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秋野菜の仕入れの合間を縫って・・・☆

2015年10月28日 08時04分22秒 | 山形の漬物
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

10月28日(水)の山形県酒田市は、深夜に降った雨が上がり曇りの天気となっています。

今日の天気は、雨のち曇り、最高気温は18度、降水確率は10~60%で午前中の降水確率が高くなって来ています。

ここの所寒暖の差が激しく、風邪を引いている方も多いようです。

一部では、インフルエンザも出始めたとか。

体調の管理には十分注意してお過ごしください。

秋野菜の仕入れの合間を縫って、今日は「福味漬」の刻みを行います。


漬物の梨屋「福味漬」



「福味漬」の刻みは、刻み→圧搾→ほかし→汁入れ→袋詰め→殺菌の工程を3日間かけて行います。

初日の今日は、刻みと圧搾の工程、そして味付けの要「福味漬」の汁を作る作業を行います。

この中で特に大変なのが、「福味漬」の汁を作る作業です。


漬物の梨屋「福味漬」の汁



「福味漬」の汁には砂糖や水飴などが入るため、火をかけてから完全に溶けるまでは掻き回し続けなくてはいけません。

完全に溶けるまでには10分程度かかるため、その間ずっと釜の横で掻き回しています。

ここで手を抜くと、底に残った砂糖や水飴が焦げてしまい汁が台無しになります。

また、「福味漬」の汁は煮立つまで火にかけて置くのですが、注意して見ていないと釜から溢れてしまいます。

「福味漬」の汁が出来上がるまでの間、一切目離しができないのがこの作業です。

出来上がった「福味漬」の汁は、十分に冷ましたあとに刻んだ具の中に注して、味が十分に浸みこんだところで袋詰めします。



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