書名 『中世日本の予言書』
著者 小峯和明 出版社 岩波書店(岩波新書) 出版年 2007 定価 777円
面白い視点から見た中世史だった。予言といえば、ノストラダムスの予言が有名であるが、日本にも同じような奇怪なイメージで未来を予言する書があったというのは、初めて知った。新書らしくコンパクトにこうした書が生み出される背景、その種類、ルーツなどをまとめ、さらにはここで主にとりあげられているふたつの予言書『野馬台詩』と『聖徳太子未来記』のテキスト分析まで、実に手際よくまとめている。そしてこのふたつの予言書の解釈本が数多く誕生する乱世の時代、中世のどろどろした実相が見えてくる。
満足度3
著者 小峯和明 出版社 岩波書店(岩波新書) 出版年 2007 定価 777円
面白い視点から見た中世史だった。予言といえば、ノストラダムスの予言が有名であるが、日本にも同じような奇怪なイメージで未来を予言する書があったというのは、初めて知った。新書らしくコンパクトにこうした書が生み出される背景、その種類、ルーツなどをまとめ、さらにはここで主にとりあげられているふたつの予言書『野馬台詩』と『聖徳太子未来記』のテキスト分析まで、実に手際よくまとめている。そしてこのふたつの予言書の解釈本が数多く誕生する乱世の時代、中世のどろどろした実相が見えてくる。
満足度3
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます