デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

震災学 vol.4

2014-05-20 13:32:54 | 買った本・読んだ本
書名 「震災学」2014年 vol.4
発行 東北学院大学  発売 荒蝦夷

集められた論文のひとつひとつに、問題提起があるのだが、特集で組まれている防潮堤の問題については、大手マスコミの世界でも話題になっているタイムリーなもので、これをもとにもっと広く論議を闘わせるべきではないかと思った。
防潮堤に関するシンポジウムからはじまって、過去の事例(特に奥尻)、あるいは過去の遺産が機能している和歌山の稲むらの灯と呼ばれている160年前につくられた防潮堤を訪ねるルポなど、多方面からこの防潮堤のことが検討されている。安全性だけの問題ではなく、生態の問題(これは直接漁業という生業にも関わってくる)、生活の問題、景観の問題(これは観光資源という問題にもつながる)、まちづくりの問題、経済的な問題(つくればいいだけでなく、メンテの必要性)、いろいろな要素がかみ合ってくる。だからこそ慎重に、拙速ではなく、しっかりとした検討を加えたなかでどうするかを考えないといけない。それをこうした「震災学」と題した雑誌だからこそ、しっかりと提示できたと思う。
ここでなされた論議、問題提起をさらに広めることがとても大事になる。

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舶来寄席

2014-05-20 11:26:16 | お仕事日誌
明日名古屋で急に打ち合わせが入ったので、ついでに大阪でやっている舶来寄席を見に行くことにする。
会社を15時前に出て、なんばへ。
用意してもらったチケットで会場へ。そこそこ入っている感じ。客層がまったく見えない。おそらくはパフォーマンスを見に来ているというよりは、NGKに見に来たという人がほとんどなのでは。ただもちろんプログラムは何なのか知っているわけで、パフォーマーたちが多くでるということは了解すみである。前半は吉本のタレントがナビゲーターになって、新喜劇のコント、日替わりのタレントとナビゲーターが組んで、トランポリン。これに前日までは神山一朗もやっていたらしい。いわいる漫才抜きという構成だ。こういう組み方はありだろう。
休憩後バスケットボール・腹話術・コミックジャグリング・クイックチェンジ・腹話術・ローラーバランス・コミック・フラフープコントーション・ジャグリング・バランスアクトと70分間のショー。
流れ的にはこういう流れにはなると思うが、一番得をしたのは日本人の腹話術のパフォーマーさんではないだろうか。最初のネタの腹話術はちょっと技術的にどうなんだろうと思ったが、お客さんをつかっての腹話術は面白かった。こんな芸人がいるということを知らしめることができたのではないかと思う。オープニングのバスケットはやはり狭い空間をあれだけ6人で飛んだり跳ねたりするんで迫力満点だった。クイックチェンジもスピーディーで良かったし、ローラバランスもスリリング、フープアクトも優雅で゛構成的には問題ないのだが、よく理解できなかったのが同じ系列のジャグリングが二本も入っていたこと、しかもひとりはかなりのロートルで失敗が多すぎ、なぜ彼が入ったのだろう。理解に苦しむ。コメディージャグリングはネタをふたつやっていたが、馬鹿ばかしてくて良かった。トリのバランスアクトは最後で失敗。あの芸はトリにもってこない方がいいような気がした。
それでもお客さんはほんとうに喜んでいたし、こんなバラエティーショーが気楽に見れるようになる、そんな先駆けとなったような気もする。
公演後知り合いの人と一緒に軽く一杯。二軒目に入ったバーが素敵。ジンジャー入りのウォッカ、癖になりそうな味だった。
24時前にホテルへ。

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