DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ホプキンス、歴史的快挙!!

2011年05月25日 04時44分13秒 | 世界ボクシング
先週末21日土曜日、カナダで行われた試合結果です。
WBCライトヘビー級戦:
挑戦者バーナード ホプキンス(米)判定3対0(115-113、116-112、115-114)王者ジャン パスカル(カナダ)

*この試合を通し、目を引いた事が3つあります。

まずはリングの色、赤でした。これって結構珍しい事だと思います。

そして7回が始まってからのホプキンスの行動には笑えました。どの回もゴングがなると同時に準備が出来ていたのはホプキンスです。それとは対照的に、ゴングがなるまで椅子に座り続けていたのが若いパスカル。そんなモタつくパスカルに業を煮やしてか、待たされ人ホプキンスは腕立てを始めました。この時は5回。ちなみにレフェリー、フロアにタッチしたホプキンスのグローブを拭きませんでした。そして試合終了後、再び腕立てを始めたホプキンス。この時は1回少ない4回でした。そして最後はパスカルも一緒に腕立てをやっていました。

最後に試合を通じ、2度のダウンがありました。9回と10回、それぞれパスカルがダウンをしています。9回、ホプキンスの右を受けたところ、リング中央でバランスを崩す感じでパスカルがフロアに手をつけています。10回にも同じ事がリング中央で起こっています。試合後のインタビューで、ホプキンスも「あれはスリップだ」と言っていました。しかし2つのダウンとも、レフェリーによってはダウンとみなしていたでしょう。

何はともあれ46歳4ヶ月の新王者登場しています。これはこれまで元ヘビー級王者ジョージ フォアマン(米)が保持していた45歳9ヶ月という記録を半年以上も上回るもの。判定は僅差ながらも、明白なホプキンスの勝利を支持しています。この判定にはホプキンスにとり敵地のファンも、そして戦友パスカルも異議はなかった様子です。

初回から4回まではイーブン。次の4回(5回から8回)でホプキンスがペースに乗り始めました。そして後半4回、ホプキンスが完全にペースを握っています。最終回、パスカルの右でピンチに陥ったホプキンスですが、そこはホプキンス。非常にうまくパスカルの攻撃をさばきました。

私(Corleone)は116対112でホプキンスを支持。ホプキンスの継続的に放たれる左ジャブ、突然の右、そして小刻みなステップワークが目につきました。

50歳まで戦い続けると宣言した新王者。今後の対戦者候補に、チャド ドーソン(米)、パスカルの同胞でIBFのスーパーミドル級王座を保持するルシアン ブテ(カナダ/ルーマニア)の名を挙げています。

この試合にはWBCの正規王者、同ダイヤモンド王座、そしてマイナー団体IBOの王座が争われました。しかしホプキンスがIBOに認定料を支払わなかったため、同王座は空位となっています。個人的には、そんなもの払う必要はないと思いますが。

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3 コメント

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まだIBO有ったんすね! (中野吉郎です!)
2011-05-25 15:02:06
IBシリ-ズはFがメジャ-でA,C,Oが有ったんすね!WBはC,O,A,F,Uで?先日の対マヨルガのコットが試合後に見慣れないベルトしてましたが新団体すか?!昔WAAって有ったけど一瞬で消えてたのに!今のマイナ-団体はイキが長いですね!
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頼んでもないのに (Unknown)
2011-05-26 01:49:34
勝手に認定して認定料払えなんて
馬鹿げた話、
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Unknown (Corleone)
2011-05-26 05:30:11
本当に馬鹿げた話ですよね。

IBAは時々聞きますが、IBCはもうほとんど聞きませんね。一時期はマイナー王座で幅を利かせていたのがWBF。現在ホリフィールドがヘビー級王座として君臨しています。

WBUという団体が欧州である程度認知されていました。リッキー ハットン(英)もこの王座を長らく防衛に成功していました。

最後になりましたがIBOです。ヘビー級ではウラジミール クリチコ(ウクライナ)、クルーザー級ではダニー グリーン(豪)、バンタム級ではビック ダルチニアン(豪)が現在、王者として認定されています。

これらのマイナー団体、いつも思うのですが、主要4団体のインター王座と合併すればかなりの戦力になるし、無駄な暫定王座も減少すると思うのですが。あくまで空想ですよね。

今後もコメント、お待ちしております。
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