中島鳥山の猟(漁)日記

日本犬でヤマドリ猟をしてグレ・アオリイカ釣りも楽しんでいる自称田舎猟師もどきの日記です。H20年から猪の罠猟にも挑戦中。

また起こった有害駆除での誤射。

2015-08-29 21:12:30 | Weblog
今日も両方が勝って気分よく眠れると思っていたのに9時前のニュースで我が県南西部の那賀町でサルの有害駆除をしていた者(70歳代)が竹やぶに居た老女をサルと間違えて誤射し、被害者は病院で亡くなったとの事です。
わしは何時も何で撃つ前に姿を確認しないのかと疑問を感じると共に被害に遭われた女性に申し訳ないと思う。
我々猟師の中からまた不注意者が出てしまったことが残念だし腹立たしい。
3年ほど前に和歌山でヤマモモを採っている人をサルと間違えて誤射した事故を思い出した。
猟師が獲物(対象動物)に発砲する場合はその姿を確認してから撃ちます。
ところが矢先(弾が飛ぶ方向)を確認せずに獲物に向けて発砲した時に見透視の悪い延長線上に居た人に流れ弾が中る事故が全国では時々あるのですがこれもそう言う危険がある場合は引き金を引かない勇気(判断)が要るのに獲物にこだわるあまり撃ってしまいます。
こういう猟師は慌て者か臆病者か功名心が強い者か猟を知らない素人です。
恥ずかしながら茂みが揺れただけで銃を撃つ人がいるのを聞いたことも有るしわし自身2度ほど同行者の誤射(暴発)で弾が体の横を通った事が有り1度は大事な柴犬がわしの身代わりに成った事も有りました。(即死に近い)
その人は一人で山へ入るのが恐いと言う様な人物でした。
2度ともわしが撃ち落したヤマドリを拾いに行く時だったので興奮したら脱泡や安全装置等関係のない慌て者で冷静さも無い猟師には不向きな人間だった。
わしの犬を撃った後で猟は止めた様だが猟をする者は遊び半分で猟をしないでほしい、いい加減な気持ちではまともな猟師に成れないでしょう。
今日の事故のニュースを聞いてわしも後5年くらいは猟を続けたいので事故など絶対に起こさないぞと大いに反省しています。
それにしても猟師として起こしてはならない事故が起きて被害者に申し訳ない気持です。
明日の朝刊に大きく載るのだろうなあ、世間の人は我々猟師をどんな目で見るのだろう?。
猟師にも十人十色でピンからキリまでいるのだが・・・・・・・・・・・。(憂鬱な気分です)
今夜は色々考えて寝不足になるだろう。

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