キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ダニエルと秋の鎌倉を歩く

2014年11月10日 | Weblog
朝10:30に大船で待ち合わせ、ダニエルと鎌倉を巡った。
北鎌倉まで行き、円覺寺を参詣したが、ここで鎌倉 を観た。
アルバロがキュベタカのラベルに使った寺紋だが、円覺寺を開門した北條家の家紋で、正三角形でなく二等辺三角形となっている。

横須賀線で鎌倉まで行き、ダニエルの買い物に付き合いながら御成町通りを歩いた。
路地を入ったところにある、昔友人と良く行った手打ち蕎麦屋が運良く空いていて、奥のテーブルに陣取って、冷やを頼んで、私はおろし蕎麦、ダニエルは外人には珍しくかけを頼んで食べた。
新蕎麦の風味は、驚くべきことにダニエルが固執したかけのほうが良かった。

長谷寺方面へ歩き、知人が今月頭に大仏脇に開いた割烹料理店を覗き、開店の御祝いを述べ、大仏を参詣して、バスで藤沢に出た。
ダニエルがUNIQLOでシャツを買っている間に、有隣堂5階の古書店コーナーで、石原吉郎「望郷と海」筑摩書房 1972年、吉田健一著生野宏訳「まろやかな日本」新潮社 昭和53年、川西正明「私の変幻」福武書店 1991年、杉浦日向子「うつくしく、やさしく、おろかなり 私の惚れた「江戸」筑摩書房 2006年を買う。
4冊も変えたので気分が良かった。

バスク料理店へ行き、チャコリ、メンシアを呑み大いに食べた。
1年半前に開店したそうだが、バスク人のシェフはマドリッドの干しつきレストランのスーシェフをしていたそうで、料理は抜群に美味かった。
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昨日は次男の誕生日

2014年11月09日 | Weblog
午前中、昨日が誕生日だった次男と共に散歩しながら、わくわくまで行く。
胡瓜、茄子、蔓紫、春菊、蕪、ほうれん草、小菊、草餅を買う。
帰りに西友に寄り、シェービングクリーム、傘、母の靴下、膝サポーター、食品売り場でヨーグルトドリンク、和牛肩ロースを買う。
旧秦野街道のパン屋でワイン用のパンを買う。


午後平塚まで行き、BOで山川方夫「夏の葬列」集英社1991年1刷2012年13刷を友人のために買う。実はこれを午前中読んでいたのだ。
河野多恵子「臍の緒は妙薬」新潮文庫平成23年、数日前に年老いた河野多恵子の写真を見たばかりだ。
それが無かったら買わなかったろう。
池部良「言伝て鍋」文藝春秋2000年、これは持っているかもしれないが、母の読書用に買った。

オネエサンの顔を久し振りに見て、餡パンとメロンパンを買う。
相変わらず元気だ。
駅ビルの魚屋でカマスにしようかと迷ったが、誕生日だから鯛にして、朝飯用に鮭を買う。


夜、シャブシャブ、鯛塩焼き、パン、チーズ、モレサンドニ2006で次男の誕生日を祝った。
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ワインの科学

2014年11月08日 | Weblog
名古屋での有意義だった仕事が終わり、新幹線のわずかな待ち時間に三省堂へ飛び込んで、ジェイミーグッド著 梶山あゆみ訳「新しいワインの科学」河手書房新社を買った。

日本にも同名の本があり、お世話になっているが、いささか古くなってきている。
一度最新の科学的成果を読んでおくのにうってつけの本のような気がした。
著者は大学で植物生理学を修めているが、私も千葉大学園芸学部で同じような事を学んだ。

まだ頭のほうしか読んでいないが、科学の捉え方が私と似ていて、物事を解明して行くのに、時に有効な道具であるが、決して万能ではないと観ている。
それゆえ無味乾燥なデータの羅列の論文とは異なり、面白味のある文章になっていて、一気に読ませる事を可能にした。
前著の「ワインの科学」がベストセラーになったことも頷ける。
ワイン業者必読の書であることは間違いない。
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クードクール

2014年11月08日 | Weblog
一寸前になるが、野毛の福家でスーパーニッカを飲んでいたら元気になった。
酒は鬱を晴らすと云うが、まさにその通りで、詰まらん事を忘れさせてくれる。

ここには洋書を持ち込んで一人読書をしながら呑む御仁がいるのだが、私も真似て矢沢永一を読む。
若い人がこの店には入り難いのだろうが、ぜひ背伸びをして来てくれると面白いのではないか。

帰りの東海道線で引き続き谷沢永一の「百言百話」を読んだ、
酔っぱらって字句を追ってるばあいじゃなく、いきなりガツンとハートに来た。
クードクールってやつだ、フランスの専売特許じゃねえぜべらぼーめてなもんだ。

唐突ではあるが、近頃そのギダシェットのクードクールを一目惚れと訳すのがいいんじゃないかと思っている。

あの日以来「百言百話」はベッドの脇の本の山の中にほっぽってあったが、手にとって、ハートを一撃したのは何処だろうとページを繰ってみたが分からない。
またスーパーニッカを呑み出すことから始めないと見つからないかもしれない。
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兎と亀

2014年11月07日 | Weblog
昨日は朝から忙しかった。
夕方、タリケのイチエがやって来るので椿山荘のイタリアワインの試飲会に早目に行かなければならない、そのため幾つかの仕事に追われた。
追われた仕事はミスが出る。
特に私はプレッシャーに弱いのでボロボロであった。
どうも普段愚鈍なタイプの人がこのような時にもペースを乱さずに仕事をする。
亀と兎は亀に分があるようである。


兎に生まれた以上亀になるわけにはいかないから、なるべく素早く仕事を片付けて余裕をかましてるのが理想である。
先手必勝とは兎さんのための戦略だろう。

イタリアワインの試飲会ではカラブリアのメーカー2社のものを興味深く飲んだ。
内田洋子がカラブリア出身の三兄弟の魚屋のことを書いているが、舞台はミラノだ。
軽い赤が魚に会うと説明されたが、そういう土地柄なのだろう。

帰りがけ会社のそばのフレンチにボージョレヌーボーの商談に行ったが、お祭り騒ぎに関わりたくないとのことで全く関心がなかった。
リヨン料理の店であってもだ。デュブッフの功罪、ボージョレヌーボーの光と影が見えた。

イチエの試飲と説明を聞き、鳥伊勢で呑み、帰りに一人さとしの所へ寄った。
アサヒビールの人とベルギーに7年住んだ人がいて、当然ビールの話しや、その他諸々の話題で盛り上がった。
見聞が大いに広がるラーメン屋で、これほど面白い店を近頃知らない。
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スペインからの客

2014年11月06日 | Weblog
昨日は午後スペインから若い人がやってきた。
1年半前に会社を設立したそうで、スペインの物産をコンソリデートして海外へ送る仕事を始めたそうだ。
ヨーロッパは既に競争が激しく、マーケットをアジアに置いたそうで、秘書の女性と二人で既に一ヶ月以上アジアの国々を回っている。

若いうちは野望を持った粗野でない人が良い。
まだまだ手持ちの商品は少ないが食品全般を持っているので、地方のスーパーなどでいっぺんに商品が欲しい場合は、このような人たちがいると有り難いはずだ。
ワインは安いものからかなり高いものまでばらついているが、安いものの中に可能性があるものがあった。
高いものについては別のインポーターを紹介した。

ここのところ海外にも行かないで会社や展示会場でサプライヤーの方と会っているが、世代交代が進んでいることを感じる。
きっと海外の展示会場に足を運べば、更に世代交代が進んでいることを感じるだろう。
しかし、これだけ長くワインのバイヤーをやっていると、売れるものとそうでないものが分かるようになる。
ただし、だんだん年齢を重ねてくると、3,000円位からのワインが好ましくなってくるもので、残念だが、これは体力的に飲めなくなってきていることと関係している。

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シャンパーニュ・酒・焼酎

2014年11月05日 | Weblog
昨日は昼にボージョレヌーボーのサプライやーが来て、午後シャンパーニュ、バロン・フエンテのエリックがやって来た。
予定の時間の二時間も前に関内へやって来て、喫茶店でPCを弄って時間を潰したらしいが、時間をもてあまし馬車道のところでうろうろしているのに、遅い昼飯から帰ってきたところで出くわした。

夕刻、取引先のシャンパーニュバーで試飲をしながら会社とワインの説明をしたが、久し振りに飲んだ、グランレゼルブとグランセパージュ・シャルドネは良く熟成して、まとまりの良い味わいになっていた。
2004年は酸も強く味わいがしっかりしていて格の違いを見せつけた。

夜、友人と[あうん]で会食の予定があり、一緒に行くかと誘ったら行くと云うので燗酒を呑みながら和食を楽しんだ。
ここは酒の肴のコースがあり、酒を楽しむのにうってつけの店で酒はチロリで湯煎器に入れ出してくれる。

東海道線の上りに乗せて別れ、友人と私は茅ヶ崎のさとしの店に向かい、野菜炒め、餃子、炒飯を肴に黒霧ソーダを呑み、拉麺で締めた。
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だるま

2014年11月04日 | Weblog
昨夜10時に寝たら2時前に起きてしまった。
川崎長太郎の「裸木」が日本文学100年年の名作第三巻に入っているのを読んだ。
海岸町すなわち小田原の芸者の話だが、娼婦や芸者を書かせると酷く良いんだなこの人は。
小田原の町が懐かしいからつい読んでいるのかもしれないが、この人がいてくれたお陰で昔の小田原が何時までも残ってくれる。
川崎長太郎が毎日昼に通ってチラシを食べた「だるま」が今もあるのが嬉しい。

その「だるま」へ身体が不自由になった父母を連れて天丼か刺身を食べに行ったことを思い出した。
まだ子供だった長男が女を連れて名古屋で暮らすことになり、アパートを探しに名古屋へ行った帰りに、二人を連れて酒と飯を食わせたことがあったのも思い出した。

今は父も亡くなり、息子も女と別れてしまった。
回数は少ないが、ことあるたびに「だるま」へ行っていたんだなと思う。
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11月のにぎわい座

2014年11月03日 | Weblog
胡瓜の叩き、ミニトマト、叉焼、茹で落花生、蜜柑をもって、にぎわい座に行った。
ここは落語を聴きながら呑み喰い出来るからいい。
近頃は真剣に聴いて、無理に笑わなきゃいけないところもあるが、つまらなけりゃ寝ていられるのも良い。

桂夏丸「酉の市」長身痩驅で声がでかい、こういった人が年を取るとどうなるか、長生きして観てみたいものだ。
東京ガールズ、この二人田舎臭い芸だが、三味線弾いてるんだから粋にやりゃいいのにと思う。
林家鉄平「高砂や」林家の伝統なのか前振りで随分笑わせて、一気に最後まで行く話しっぷりは良かった。
中入り後、入船亭扇里「サンマ火事」暗い感じがする噺家だが、噺にも今一つ華がなかった。
やなぎ南玉の曲独楽は昔ながらの芸で、色物の役割を心得た端正な芸であった。
柳亭楽輔「幾代餅」は、とりに相応しい華やかな噺で、体型といい明るさといい、鉄平に似ているなと思った。
ただし楽輔が二三年先輩の由。

帰りに平塚で途中下車してBOに寄る。
いつも何かしらあるのにこの日は空振り、それでも前に藤沢有隣堂の古書店街で買い求めた鹿島茂「神田村通信」清流出版 2007年がいい状態であったので、この本をきっと喜んで手にするに違いない友人のために買い求める。
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来るべきハイパーインフレを阻止するには

2014年11月02日 | Weblog
今日はいい天気になるとの予報だが、昨日は一日天気が悪く、風邪をひいて具合が悪かったので、一日中ベッドに横になってうつらうつらして、起きると本を読んで過ごした。

読む時間がいくらでも有るとかなり読めるような気がするが、実はそうでもなく、飽きるとペースが極端に落ちるもので、予定通りに行った例がない。

「ジャパンクライシス」をほとんど読み終えたのだが、来るべきハイパーインフレにどう対応するかが大いに気に病むところで、ドルにするか、元にすべきか、あるいは金を買うか土地を買うか、大いに迷うところである。

まあ、自己防衛はそれとして、できることなら消費税を35%にすべき根拠をきちんと示して、財政破綻を避けたい。
問題の先送りは日本のお家芸なんだから仕方がないで済ますわけには行かない。
開戦を阻止できなかった政治を批判する同じ批判の矛先で、分かりきった財政破綻への道を阻止できないものか、目の前に迫った二度目の敗戦をどうしても避けたい。
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