キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

日記

2014年11月27日 | Weblog
横浜は火曜日も雨だった。初冬の雨は冷たい。
小春日和が続いた後だけにやけに寂しくも感じる。

暖かいものを食べようと裏中華の清香楼へ行き、麻婆豆腐を頼んだ。
スープにも豆腐が入っており、若布に玉子をちらしてあって身体が温まった。
麻婆豆腐は豆腐以外にあまり具が入っておらず、さみしい内容であったが、榨菜と杏仁豆腐が付いて650円でやっているのだから文句も言えまい。
スープをお代わりした。

雨の野毛から福富町を通って伊勢佐木町へ抜けたが、福富町にマンションが建ち、ワインバーが出来ていた。
街は刻々と姿を変える。
気が付いた時に写真でも撮っておかないと、以前の街の風景はあっという間に忘却の彼方へと消え去り、思い出すことも難しくなる。

有隣堂で坪内祐三「続酒中日記」講談社を購入する。
少し前に出た本だが、買おうと思っているうちに時間が過ぎてしまった。
日記の面白さを教えてくれたのは、山田風太郎だが、武田百合子も面白かった。
山田風太郎はタバコを買ったことが、武田百合子は食材の購入価格と食事内容が何時も書かれていて、その繰り返しが面白かった。
山田風太郎は戦時中如何にタバコを得るかに腐心し、そのことが生きる中心課題であったから人の心を打つんだな。
武田百合子は、泰淳からは何を食べたかだけでも書いて置けよと云われ始めた日記である。
坪内祐三は前著で、何処へのみに行ったかを克明に書いていた。
銀座のロックフィッシュへかなり通っていたような気がする。

コメント
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