キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

父のかたみ

2014年11月29日 | Weblog
昨日は呑まずに帰ったが、生憎電車が快速では平塚で降りる.
次も平塚止まりで時間潰しにさくら書店を覗く、橋爪大三郎「面白くて眠れなくなる社会学」PHPを手に取る。
奥付けを見ると2014年12月4日第一版第一刷発行とあり、この日は親父の誕生日だなと思い、去年亡くなった10月6日の発行の本を探したが見つからなかったことを思い出す。

二宮駅に降り立ち、父の誕生日に若い頃愛飲していた宮崎本店の「宮の雪」を供えてやろうと石田屋に寄った。
四合瓶の純米を買って代金を払おうとしたら、父が平成20年8月13日にビール券を持ち込んでいて、その後何度か酒類を買っていたが残高が千二百なんぼかあり、三十円ほど足して買えてしまった。
律儀にその伝票をとっておいた石田さんの娘のみどりちゃんにもに驚いたが、そんなことをしていた父の足跡に触れジンと来た。

その伝票を貰ってきて、母に見せたが同じ気持ちだったろう。
言葉を発せずしわくちゃな伝票を眺めていた。

酒と本を仏前に供えた。
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