キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

吉田健一に合う酒

2021年03月27日 | Weblog
昨夜長男が帰って来た。
今月は月初に4日休みになり帰って来たので2度目だが、今日晩飯を食べて帰って行った。
家を出て3か月になるので居ないのに慣れたが、帰るとなると寂しいものだ。

今日は朝から晴れて気温も上がったので桜が一気に咲き進んだ。
午前中JA湘南まで自転車を飛ばし、ほうれん草、椎茸、胡瓜を買い、郵便局に寄り、一度荷物を置いて国府新宿で苺と九条葱を買った。
苺は人気があるとみえ残り1パックで、集金箱に札がねじ込まれていたので纏め買いする人が居るのが分かった。
この直売所は裏道の人通り無いところなんだよ、皆さん美味いものには敏感で目が無いんだなあ。

昼は妻が豚丼を長男のために用意したが、車で外に食べに行ってしまいガッカリしてた。
豚丼ソースにフライパンで焼いてと書いてあり、妻がその通りやろうとしたので、直火で焼かないと香ばしさが出なくて美味くないと言って止めさせた。
メーカーも売らんがために簡便な方法を取るけど、せめてセカンドオピニオンとして書いて欲しいね。
北海道ではすき焼きや焼き鳥に玉葱を使うけど、この十勝豚丼には長葱を使い、しかもその方が断然美味い。

先週の続編の「The Return of Frank James」1940年を観た。
後年のヘンリーフォンダは魅力的だが、この頃と同一人物と思えない。
南部人のヤンキー嫌いがあからさまに描かれてた。

叔父に書類を送るレターパックに石黒ケイのCDを入れて送った。
郵便局へ行ったついでに葛川沿いの桜を観たが、朝観た時より開花が進んでいた。

風呂に入ってから相撲を観た。
運は高安を見放したか、俄然照ノ富士が出てきたが、未だ横並びだ。
追い上げる方が有利だが、運命の女神は気紛れだ。

鰹の刺身、ポテトサラダ、ひじき煮、板わさで「久米仙」の湯割りを2杯飲み、落花生でティーチャーズの湯割りを1杯飲んだ。
長男は豚丼を食べていた。

吉田健一「酒肴酒」を読了、とは言っても途中から読み出し、行ったり来たりしている内に終わっちゃた。
初めて読んだと思われる個所もあるが、何度も読んでるところもあり、この本は何時もこうやって読んでいて終わりがない、いわゆる愛読書だ。
吉田健一の文体は中毒になるから、長い間読まないでいられない。
そして読むときにはコニャックが欲しくなる。

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コメント
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