キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

落語から遠ざかって

2019年04月25日 | Weblog
「二十八人二十八演」を読了した。
好きな落語の話なので楽しんで読んだが、最近落語を聴きに行ってないなあ。
マイク・モラスキーじゃないがジャズは生演奏を聴いてなんぼのもんだとすれば、落語は寄席に通ってなんぼのもんだろう。
二年前に落語好きの女友達がスペインに去ってから、一人でわざわざにぎわい座迄出かけるのが億劫になった。
旅は道連れと云うが、横浜までの旅でも相方は大切だなあ。
それでも月に一度くらいのペースでTJLに通っているから、今夢中なのはジャズってことなのか。

今朝は4時に目が覚めて志らくの「立川流鎖国論」を読み午前中に読了した。
志らくの落語を生で聴いたことはないが、立川ブラザーズの相方の談春は一度知人が独演会に招待してくれ、にぎわい座で聴いたことがある。
談春の「赤めだか」は読んだが、内容はすっかり忘れてしまった。
談志亡きあと、志の輔、談春、志らくで立川流を背負っている感があるが、志の輔も同じ知人が独演会に招待してくれ関内ホールで聴いた。


読書の間、音楽は蒲地幸子を聴いていた。
最近「あの日言えなかった言葉は、今もこの胸の中に眠ってる」のフレーズが急に浮かんできて、なんて歌の歌詞にあったのかと4時間聴いていたが、読書をしながらなので分からずじまいだった。
ネットで検索したらすぐに「遠い日のNOATALGIA」と出てきたから、この手の検索機能は凄いなあと感心した。
このフレーズの後に「あの日もう少し勇気を出せば君を失わずににすんだかも It's too late」と続くのだが、胸に染み入って忘れることが出来ないなあ。
男ってのは若い頃、恋についてバカみたいに内気で、云えなかった言葉が37年もこの胸の中に眠ったきりになっててね、Too lateという言葉では納まりきらないよなあ。


午後、平塚の税務署に会社の件で行くので、早目に昼を食べた。
妻に早目の昼をお願いしたら、待ってましたとばかりにカレー炒飯を作ってくれた。
不味くはないのだが、カレー味が飽きるんだよね。
スープが無かったので、南瓜のスープを作った。

税務署での要件は30分ほどで終わり、仕事を依頼した方と社長である娘と3人で駅ビルの蕎麦屋で一応の節目を祝してビールで乾杯、2合徳利の菊正宗を5本ほど呑んだ。
アボカドとカマンベールの天婦羅、ハムカツ、烏賊一夜干し、卵焼きを肴に2時間ほど昼酒を愉しんで4時過ぎに散会。
僕は同じ階のさくら書店で新刊を眺め、朝、新聞広告で見た鈴木透「食の実験場アメリカ」中公新書を買い求めた。
その後、地下の食品売り場で娘を探したが見つからず、オネエサンのところへ行ったが、パンはよく売れたらしく白餡パン一つしかなく、それとクッキーを買った。
BOで小一時間古書を眺めたが、短期間に3度来たので欲しいものがなかった。


6時前に家に帰り、風呂に入って、7時前に晩飯になった。
本マグロの刺身、これは妻が本鮪だぞーっと自慢していたが、自慢する程美味くはなかった。
蕨のお浸し、ブロッコリーのチーズ焼き、空豆と挽き肉が入った卵焼き、如何にも酒を呑みたくなるおかずだったが、昼酒が覚めておらずお茶を飲むにとどめた。


コメント
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