キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

AIは実生活で苦悩する

2019年04月07日 | Weblog
夕方、下浜橋の桜を観に行った。
葛川に被さっている桜は満開だが、少し離れた所の桜は既に散り始めている。
川面に上流の桜の花が一面に敷き詰められているのは、午後の強風のせいだろう花筏ってやつだね。

今日は6時から野球をやっていて、母の部屋で一緒に観た。
ジャイアンツが好調でいいスタートを切ったが、補強した選手の活躍に負うところが多い。
その内晩飯に呼ばれ、風呂に入るタイミングを逃した。

最近、肉料理と揚げ物ばっかりで喰う気がしないと妻にクレームをしたものだから、鰺の酢〆、鰤刺身、葱ぬた、エシャレット、野菜と鶏のから揚げを南蛮漬け風にしたもの、山葵菜など酒の肴に良さそうなのがずらっと並んでいた。
酒の呑み過ぎで具合が悪いので、今日はやめておこうと思っていたが、妻も呑むというので結局呑んだ。
「桃川」「盛升」「高砂」「幻の滝」を冷で味を比べながら呑んだが、酒と云っても米や杜氏によってスタイルは千差万別だから面白い、この差を愉しむのが酒の醍醐味だよね。
久し振りに大磯の窯の深緑の酒器に酒を注いだが、色合いもいいが、手にした時にしっくりくるのがいい。

9時から「新日本風土記」隅田川、2年前の再放送だったが、あまり覚えていないもんだ。
浅草で幇間をやっている若い女性が「80になってクソババアになっている自分を見たい」と言ったのが印象的だった。
船大工をやっている親子は記憶にあったが、自作の船で大川を自在に上り下りして遊びたいねえ。

10時からNHKのドラマ「MARIO」を観たが、面白かった。
AIの物語で、AIは生産性の効率追求や問題解決を一直線でやるために、それを阻害する矛盾が理解できない。
人間が往々に直面する問題、ダブルバインドの状態があり得ないんだなあと教えられた。
世の中の事象ってのは、ほとんど矛盾を含んでいるので、もし人間になったら苦労するわけだ。
逆に考えると、人間としての面白味は矛盾を抱えながら生きてゆくことで、西部邁はそのことを平衡と云って重要視している。

今朝も午前中、下の息子と二人で北へ向かい葛川べりの桜を愛でながら歩いた。
多分満開で最盛期だろう、川沿いの桜は遅いと云われるが、その通りだ。
ウイークデイは老人が多いが土日は家族連れが多く、その数はウイークデイより少ない。
カネと暇を持った年寄りが多いのは、一種の労害だなあと思う。
これからの日本を思うと、子供たちが桜の素晴らしさを味わう機会が一番多くなきゃいけないんだよなあ。

JA湘南で蕗、椎茸、落花生、ワクワクでトマト、落花生菓子、西友で妻に頼まれた油揚げ、僕の「酔鯨」純米、鰹、バナナを買った。

昼はお稲荷さんを妻が作ったが、帰ってくるのが遅いとブーブー文句を言われた。
煮る時間が足りないのを予測して、煮てある油揚げも買ってやったのにだ。
お稲荷さんには妻が自信を持って漬け込んだ花山葵が刻んんで入っていたが、どうってことなかったね。
昼は水っぽくて美味くないなあと思ったが、何時ものように大量に作ったので、夜も食べたが、見違えるように美味かった。
助六は時間が経って美味くなる鮨の組み合わせだからね。

午後は5時迄ぐっすりと眠った。
夕方、下浜橋の桜を観に出かけて小一時間ぶらぶらとした。

晩飯は鰹の刺身、山芋と椎茸のソテに大根と玉葱のソース、鳥と青梗菜炒め、「酔鯨」を冷で呑んだ。
鰹の刺身は鮮度が良く美味かった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする