キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

素晴らしい天気になった

2019年04月03日 | Weblog
近頃ずっと晩酌をしていて、昨夜もカジキのソテ、野菜スープ、胡瓜と若芽の酢の物を肴に「牧水の詩」「盛升」を冷で呑み、落花生を出してきて摘まみながらNHK7時のニュースを観ていた。
4月から女性アナウンサーが変わり好みの子になったので嬉しい。
ニュースを観る動機なんて所詮こんなものだ。
何処の局もあらかた同じことを一日中やっていて、ニュース以外これといった観たいものも無いから繰り返し同じことを聞かされて嫌になっちゃう。
ところが好みの子が出ていると姿を眺めているだけで楽しいから、芸のないお笑い芸人やタレントと称する人たちが出ているくだらない番組より見応えがある。
時々新聞で視聴率を見るが、バラエティー番組なんてほとんど上位に無い。
先週は相撲とニュース番組が大勢を占めていた。
TVは視聴率が生命線だから、この結果を受けて自ずとニュース番組が多くなるんだろうね。


9時からプレシネを観るので一先ずお開きにして二階で軽く本でも読んで出直そうと思ったら、妻があなたにつまみを買っておいてあげたわとウルメ鰯の干したのを出してきた。
酒に飽きてコニャックを飲んでいたが、ウルメ鰯じゃあやっぱり酒だなと、再び「牧水の詩」に替えて、ストーブで鰯を炙った。
9時まで観たいTV番組もなく、娘のベッドルームからPCを持って来て、背中にストーヴを背負い少しお仕事に励んだ。

この日は2本映画を観た。
昼は「LE GRAND BLEU」で、1988年の仏伊合作映画、さすがに2年映画を観てきたので、エンゾ役のジャン・レノだけは知っていた。
素潜りの競技を軸に物語は展開してゆくが、説得力に欠けるもので面白くなかった。
しかも長尺で退屈だった。
ジャック・マイヨールという名前だけは知っていたが、若い頃は、このような競技をやっていたのか。
長時間素潜りで海中を遊泳できれば楽しいだろうなとは思う。

夜は、「World War Z」2013年 米映画、カテゴリーはパニックアクションらしい。
よっぽど暇を持て余している人は観ればいいが、そうでない人は観る必要がない。
アクション、スピード、暴力に快を求めなければならない文化って、いわゆるオワッテルってやつだ。
ハリウッドが大衆の不満の解消の窓口になっているが、アメリカもどうしようもないんだなあと思う。
その国に追随している日本も希望が無いなあ。


酒をかなり飲んだ後、暖房を点けて観ていたので居眠りが出た。
11時過ぎに2階に上がりベッドに入って本を読むつもりだったが、いきなり眠ってしまった。
目が覚めたのが3時前だったが、頭もすっきりしていたので荒井由実の時代のアルバムを聴きながら「しあわせ論」を読んだ。
最近、西部邁の評論の場合、何を題材にしても物を考えるときの道具が一緒なので、書かれてることは幾つかのパターンをはみ出さないなあと思う。
このことを自著の中でも云ってるけどね。
特に大学教授を辞めてからの収入は原稿収入がほとんどと思われ、自ずと著書が増えるから同じ説を繰り返すことが多くなるのはやむを得ない。


目覚ましを掛けて一眠りし、7時半に起きて風呂に入り、朝飯を作ったのは何時もの通りだ。
野菜スープともつ煮を温め、ホッケを焼くだけだったので、卵焼きを作ってみた。
卵4個を濾して、砂糖、塩、味醂、醤油を入れて割と強い火で4回に分けて焼いた。
ふっくらとカステラの様な触感で、焦げ目をつけたので香ばしく中々の出来だった。

JA湘南へ自転車で行ってきたが、途中葛川沿いの桜並木を走った。
強い日差しにかなり開いた桜が輝き美しかった。
JAで苺、エシャレット、ワクワクで櫛団子、ブロッコリー、山下でバケットを買った。

一度家に帰ってから、いい天気だったので南へ向かって散歩に出て、葛川沿いの桜を眺めた。
ここも春の強い日差しに輝いて綺麗だったなあ。
12時頃家に帰り、買ってきたバゲットでサンドイッチを作って食べた。
朝も食べた昨日の夜の帆立が入ったクリーム野菜スープがまだあり、庭のレタス、胡瓜、ソーセージ、ハム、カジキマグロ、豚ヒレのソテなどで食べた。
齧りついたら、先週エスカレーターで打った前歯が少し傷んだが、思っていたほどでもなく回復を実感した。
日柄ものってやつだね。
最後に紅茶とみたらし団子と草団子を食べた。
異常に柔らかくてあまり美味くなかったな、たぶん日持ちするように軟化剤が入っているんだろう。
大手のパン屋じゃないんだから、町の和菓子屋がこんなことがしたら勝ち残れないぞ。


紅茶をもって母の居間に移動してプレシネ「Vera Cruz」1954年だから生まれる前の米映画、バート・ランカスターとゲーリー・クーパーの共演、名前は知っているのだが顔を知らない有名俳優だ。
南北戦争の後にメキシコ帝国・フランスとメキシコ共和国・アメリカが戦ったところへ、南北戦争を戦った兵隊やごろつきが絡んだ時代があったらしいが、その頃のお話。
東海岸で独立しインディアンとメキシカンの土地を略奪して西へ南へと国土を広げた悪辣なやり方は、ある意味今も変わらないのに、戦争の時に相変わらず正義を振りかざすのには呆れてしまうが、ある意味本気なのと強大な力を背景としているので手の付けようがない。
でもこの頃は正義なんて関係なく金になればいいやってごろつきが沢山いて、そういう奴らってのは面白いから良く映画化されるんだろう。
「南部で馬を盗んだら死刑だぜ」というセリフがあったが、当時、馬は命に係わる大切なものだったんだなあ。


ニ時間ほど二階で昼寝をしてから、西友で歯ブラシと色鉛筆を買う用があったので、北へ向かい葛川沿いを桜を観ながら歩いた。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする