キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

倹約は美徳か

2019年04月04日 | Weblog
昨夜、娘たちが晩飯にやって来て、天婦羅を喰いながら酒を呑み、会社設立のための送金と法務局への申請の打ち合わせをした。
昨日は朝、ワクワクでタラの芽を買ったので、それを理由に妻が天婦羅を揚げると宣言した。
揚げ物は命取りだから止めようよと言っているのに、毎日何かを揚げている。
一昨日などは昼と夜に豚カツを揚げていた。
これではダイエットは虚言空語にしかならず、実際全然痩せない。
それにもかかわらず目の前に、海老、烏賊、長芋、椎茸、白魚、かき揚げが順次揚がって来たので、がつがつ喰ってがぶがぶ酒を呑んでしまった。
嫌いじゃないからねえ。
会社の設立資金を横浜銀行で僕の口座から娘の口座に送金するので、32年前に結婚を機に妻に預けた預金通帳を持ってきてもらい中を見た。
そして驚いた。
残高が300万円以下なのだ、いくらなんでももっとあるだろうと余裕をかまして隠居して来たのだが、二宮と小田原支店の口座を合わせてもそれだけなのだ。
子供たちから「かぼ(妻のこと)は、ラルフローレンやビトンなどをバンバン買ってたよ」といった類のことはよく聴いてはいたが、そんなものは高が知れていると気にも留めなかった。
たが、現実を酔眼で見届け、昨春妻が後2年で貯金が底をつくと言ってたのが冗談では無かったのだと分かり、一人で思い悩んでいたのかなと申し訳なく思った。
そういや新婚旅行の時、デューティーフリーショップでブランド品の貴金属のガラスケースに爪を立てて動かなかった遠い昔のことを俄に思い出した。
ガラスに爪なんか立つもんじゃないが、引っ張てもビクともしなかったので驚いた。
我が身の来し方を省みれば、趣味の読書のため書籍に1千万、仕事ととは言え、飲み喰いに4千万以上を使っているので、余り大口を叩けないのだが、遅まきながら「倹約は美徳」と書いて貼り紙でもして今後の戒めにしよう。


ともあれ今朝10時に娘たちがやって来て、横浜銀行二宮支店で送金をし、資本金の照明を取り、辻堂の法務局迄車で出かけた。
この時期湘南道路は空いていて、予定の時間より早く法務局に着き、予定の書類に15万円の収入印紙を貼って提出し受理された。
問題が無ければ12日に登記が完了する。
子供たちにはサラリーマンにはなるなと、自分の経験から言って来たが、そんなことを言わなくてもそのつもりのあるやつはいなくて、先ずは娘が起業した。
上の子供は釣具屋でアルバイトをやりながら釣りをやっているが、娘の会社が軌道に乗って人手が必要になったら手伝いをしたいようだ。
親戚が平塚港で遊漁船をやって成り立っているので、船を買って大磯港で遊漁船をやるのもいいなあと思っていたが、それもイナリヤト食文化研究所の定款に入れてあるので実現したい。

釣りたての魚に神経締めや血抜きの最も有効な処置を考えるのも食文化に大いに貢献するし、調理方法、酒やワインとの相性を研究してみたい。
それと同時にルアーフィッシングでお世話になった平目は放流事業の成果でもあり、魚の生態の解明や環境整備にも目配りしたい。
野菜も農家の方と親密に連携して、色々な品種の管理や調理方法を研究するのももちろんのことだ。

夢は大きく膨らんでいるが、思ったより資金が無いことが分かり、資金調達に広く皆さんに声を掛けないといけないなあと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする