浅草ほおずき市

毎日家にいると今日が何曜日高まったく興味が無くなるが、それでもTV番組で何とか世間の時間に追いついているようなもので、プレシネの番組案内をスマホで見るときに今日は何日で何曜日かと確認している。
今日は9時に家を出て、平塚の銀行へ娘と一緒に会社の口座開設に行かなけりゃいけないので、月曜日であることがハッキリしていて、ちなみに昼と夜と二度プレシネがある。
銀行では30分待たされて、割とあっさり申し込みが終わり、審査があって2週間以降にまた行かなきゃいけない。
10時半に久し振りにオネエサンの所へ顔を出したら、開店早々のためパンが全種類ふんだんにあり、白餡パン、カレーパン、チーズパン、クリームパンなどを買った。
BOへ行くと娘に言ったら、来たばかりじゃないのかと言っていたが、一緒に来て料理本を眺めていた。
30分ほどざっと眺め、金曜日とあまり変わらないのだが、ほんの少しの変化を感じながら本屋の雰囲気を楽しんだ。

三遊亭円龍「二十八人二十八演」basilico 2013年を購入。
この本はよく見るのだが、表紙に円龍のペーパークラフトの似顔があり、それが気持ち悪いので何時も買うのを敬遠していた。
今回手に取って中を見たら、鯉昇や雲助などが出ていて、それぞれの演目が5ページで要約されており、実に良く書けていてあっけにとられた。
僕なんか文才が無く、未だに魅力的な文章が書けないが、この人は生まれつきの文才の持ち主なんだろうなと羨ましく思う。

娘が駅ビルの地下で魚を見ると先に行ったので、10分ほど後に追いかけたが見当たらなかった。
同じフロアの菓子屋で手焼きせんべい、羊羹、落花生を買い、5階へ上がってさくら書店を眺めた。
ここも金曜日に来ているので変わり映えがしなかったが、川本三郎の新刊が出ていたので買おうかどうか迷った。
結局、予定した電車に乗り遅れそうなので買わずに後ろ髪をひかれながら店を出た。


家に帰ると妻がカレーうどんを作るといって鍋に野菜を入れて煮込んでいたが、パンがあるからとそれを野菜と肉のスープに変更して、アールグレイを淹れてオネエサンのところのパンを食べ昼飯にした。

プレシネは「しゃべれども　しゃべれども」で、伊東四朗が落語の師匠、そこに国分太一が家住の二つ目の弟子でいる。
クリーニング屋の香里奈と野球解説者の松重豊と子供が国分が先生になっている落語教室に通う。
国分と香里奈がほうずき市に出かけるが、40年前に恋人と行ったことを思い出した。
あの時は隅田川沿いの旅館に泊まったなあ、そいつと添い遂げようと思ったのに別れてしまった。
好きなものを手放すと一生後悔するよって映画の中でも云っていたが、その通りだよ。