キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

春の茅ヶ崎ナイトクルージング

2016年03月24日 | Weblog
夜、茅ヶ崎の取引先を3軒廻る。
先日母が30万円ほど小遣いをくれたので、業務店廻りの軍資金は豊富だ。
幾つになっても子供は子供で、いい大人なのに時々小遣いをやらなきゃいけないと思うらしい。
要らないと云うと機嫌が悪いから、ありがとうと素直にいただいておく。

途中BOに寄り、鈴木邦男「愛国の昭和」講談社 2008年、野坂昭如「人間通になれ」青春出版 1994年を買う。
先日も思ったが、鈴木邦男は気をつけて探していると結構置いてあるもので、これで四五冊纏めて入手したので、新右翼のことが少しは分るようになるのではないか。
今時身体を張って発言をしている人は少なく、心の底からの強い言葉を感じる。

野坂昭如は、若い頃「ほたるの墓・アメリカひじき」「エロ事師たち」「骨餓身峠死人葛」
等を好んで読んだが、その後長い間、気が向くと新刊を買う程度で、余り良い読者ではなかった。
ところが亡くなってみると気になりだして名前を見つけると買い求めている。
これはベストセラー「人間通」を意識した題名だが、版元の編集者が考えたものであろう。
冴えない題だ、しかし22年前にはどんな事をどんな文体で書いていたのだろうかとの興味がある。

最後は聡の所でハイボールを飲み、野菜炒め、中華丼を食べる。
ベルギーでテロがあり死傷者が出ていると聡に教えられ、ベルギーに旅行中の友人に安否をたずねる。
幸い無事で、人が集まる処を避けて旅をしているとのこと、君子危うきに近寄らず、を励行していたらしい。
駒田さんと餡子屋のオネエサンと、昔の莨の銘柄とデザイン、テロ、宗教等について話をする。
聡曰くウイスキーのグレードを上げたそうだ、餡子屋のオネエサン曰くこの前のより苦いとの事、凄い舌を持っていると感心したら、一発で黒霧、白霧、赤霧をブラインドで当てた女だといわれた。
オネエサンに拠れば、それぞれの特徴は、強い、柔らか、甘いだそうだ。
聡のハイボールのこだわりは、10ozグラスにウイスキーを45ml入れる。
好みのバランスで、美味いと思う。
この夜3杯飲む。

茅ヶ崎の駅に来たら、快速と平塚止まりがきて、15分も待たされた。
23時過ぎに家にたどり着き、この日買った本をざっと見て内容を記憶する。
積読派としては、読まないまでも、この作業は欠かせない。
コメント
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