キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ソリテルに合う料理を捜す

2009年08月05日 | Weblog
先日、フランスからサプライヤーがやって来ました。本当は春にやって来る事になっていたのに、パリ・釜山間の飛行機の中でひっくり返り、肋骨を5本折って韓国の病院で治療を受け、その後フランスまで護送され、この数ヶ月自宅療養しながら事務ワークをしていたようです。残念ながら我が社が取り扱っている彼の有機ワインの成績は芳しくなく、打ち合わせも湿った内容になってしまいましたが、それでも今回元気な顔を見せてくれてほっといたしました。

近所のイタリアン、ご存知テンダロッサでお昼をご一緒しました。あわせる料理が見つからず困っているソリテル2007と2008を持ち込んで、料理に合わせて見ることにいたしました。ズッキーニの花にチーズを入れてテンプラにしたもの、鮪のカルパッチョ、クエのような魚のマリネ、タスマニア・スモークサーモン、生ハム、キビナゴのオイル漬けがアンティパストで出ましたが、魚と野菜には思いのほか合いました。イワシと夏野菜のパスタにはまあまあ、サラミとチーズ、クワトロフロマージュのピッツアにもまあまあでした。結論的なことを言ってしまえば、冷たい前菜料理には合う可能性が高いということで、本来であれば白ワインが出番のところにこれをもってくると、結構いけるという事です。多分ピエモンテには長い間ろくな白ワインが無く、バルベーラをアンティパストに合わせて飲んでいた可能性が高かったのではないでしょうか。シモーネがフレッシュチーズとサラミに合うといっていたのがやけに肯けます。

本来であれば、サプライヤーのワインを持って近所のフレンチに行けばいいのですが、前の事務所の頃から長い間馴染みにしていた”シェ・コパン“が昨年店を畳んでしまい、ワインの持込を急に受け入れてくれるフレンチの宛てがありませんでした。ソリテルと料理の解がこれで出たのは慶賀すべきことですが、昔馴染みが関内から消えてゆくのは実に辛いもので、心の隙間のほうは中々埋まりそうもありません。
コメント
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