内容紹介
姑が亡くなり、住んでいたマンションを処分することになった。 業者に頼むと高くつくからと、嫁である望登子はなんとか 自分で遺品整理をしようとするが、あまりの物の多さに立ちすくむばかり。 「安物買いの銭失い」だった姑を恨めしく思いながら、 仕方なく片づけを始める。夫も手伝うようになったが、 さすが親子、彼も捨てられないタイプで、望登子の負担は増えるばかりである。 誰もが経験するであろう、遺品整理をユーモアーとペーソス溢れる筆致で描く長編小説。
読書備忘録
いやいや、なになに!すっごい荷物!
お金は使ってしまっていたけれど、不動産を処分して賃貸に住んでいてくれたことには感謝したんだわ。不動産はね負動産ってのもあるからね。
義母に比べて実家の母親はと、絶賛していたけれど、義母の人柄でここの嫁でよかった。ってなるわけ・・・
寄ってたかって助けてくれた。それは生前義母がたくさんの人から慕われるような生活をしていたから・・・
確かに遺品整理は迷惑。こんなものまでなんで取っておくかな・・・断捨離は大切。ただ、姑が実家の母親のようにきれいさっぱりして死んでいったとしたら、姑の人となりはわからなかったわけで、大変だったけれど、よかったの。今後の望登子の生き方もかるのでしょうね。
★★★★☆