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本・川上未映子・村上春樹 「みみずくは黄昏に飛びたつ」

2017-10-06 07:19:09 | 図書館本 読書備忘録 
みみずくは黄昏に飛びたつ

 内容紹介
ただのインタビューではあらない。『騎士団長殺し』の誕生秘話、創作の極意、少年期の記憶、フェミニズム的疑問、名声と日常、 そして死後のこと……。誰もが知りたくて訊けなかったことを、誰よりも鮮烈な言葉で引き出した貴重な記録。11時間、25万字 におよぶ、「作家✕作家」の金字塔的インタビュー。


               

 読書備忘録 

川上未映子さんの鋭いツッコミと村上さんのちゃんと応えております。って感じが・・・

後輩や後進を育てる意識はあんまりない。”IQ84”の青豆も居酒屋メニューの青豆豆腐から突然浮かんだり、麦頭はどうやって思いついたのか覚えていない。騎士団長殺しも突然頭に浮かんだ。その登場人物になんだったっけ?で川上さんに教えてもらっていたりで、川上さんが村上さんの作品のたくさんのことをよく覚えているのには驚いた。
村上さんは本当に忘れちゃうらしい。

小説の書き方の話と、性格の話に、へぇー・・・
作品は出来上がってから出版社にご自身で持ち込むという話は以前なにかで読んでいたから、知っていたけれど・・・

村上さんのご自宅でのインタビューの第四章が好き。

「村上春樹賞」とかってどうですか?にイヤだ。と言ったら、わかりました「イヤ」って書いておきます。

楽しかった。

「騎士団長殺し」を読むのが楽しくなった。

わが町図書館に34冊あり1500人ほどがお待ち!
私は出遅れ700番台で待っている。

待っている間に文庫出ちゃう?

買えばいいのにね・・・

★★★★★

カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」
わが町の図書館、昨日は在庫有りだったのに今朝になったら300人近く予約が入っていた。
昨日のうちに入れておけばよかった・・・



本・浦島茂世 「東京のちいさな美術館めぐり 」

2017-10-05 18:24:20 | 図書館本 読書備忘録 
東京のちいさな美術館めぐり

 内容紹介
これまでのガイド書や雑誌では紹介しきれなかった東京近郊(関東近辺)の個性的な美術館ばかりを掲載。
掲載美術館数はこだわりの106館。
各美術館のミュージアムショップやグッズ紹介のみならず、隣接のカフェなどのプラスαの情報も豊富な写真とともに紹介。もちろん地図などのアクセスデータも全美術館掲載しています。全ページオールカラー。


               

 読書備忘録 

へぇー・・・がいっぱい。

岡本太郎記念館へは行ってみたいと思っていた。

見ているだけで楽しい本でした。

この本には載っていないけれど千代田区三番町の小川美術館がある。
彌生画廊による美術館で有元利夫の作品がみられる美術館だが、いつでも開いているわけではないから、こまめにチェックはしているだけれど、ほんのちょっとの期間に行かれるかどうかということが問題で・・・
なので一度も行ったことはない。
今年はずっと休館
作品は2017年9月16日(土)-2017年12月10日(日)まで京都のアサヒビール大山崎山荘美術館にお出かけとなっている。
帰ってきたら来年は小川美術館でみられるのかしら?

★★★★★


本・辻村深月 「かがみの孤城 」

2017-10-04 07:38:41 | 図書館本 読書備忘録 
かがみの孤城

 内容紹介
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作


               

 読書備忘録 

全てが明らかになったときの驚き!

学校で会えるといいな、みんなと一緒だったらまた学校に行けるかな?って読んでいたから・・・

平行世界・・・ときどきそういうお話に出会いますが、まさしくそれっ!

転校してきてまた転校していく東条さんの「たかが学校のことなのにね」
転校もたいへんだったんだろうね。その域に達しちゃったのか・・・

たかが学校なの・・・

生きやすい人なんかいるのかね?

どこかで折り合いつけて生きているんじゃないの?

★★★★★


本・佐藤健寿 「奇界遺産 2 」

2017-10-03 17:37:53 | 図書館本 読書備忘録 
奇界遺産2

 内容(「BOOK」データベースより)
人類に、奇妙な何かを造り出させるものとは?前作でカバーしきれなかった“奇界遺産”を収録した第二弾。


               

 読書備忘録 

バイコヌール宇宙基地
知っています。なんで知っているかと言いますと・・・
元TBSの秋山さんをみていたから・・・
生で空を見上げて秋山さん乗ったソユーズがミールにドッキングする寸前をみていたからで、そこいら辺のことは、テレビにかじりついていましたからね。
そろそろだね・・・と寒空に庭に出て子供たちと空を見上げていたのです。

ワイクリフ・ウェル
おー・・・宇宙人がたくさん。
アボリジニ・ミーツ・エイリアン
オーストラリアに限らず移民の国ではUFOが頻繁に目撃される傾向が強いらしい・・・

福建士楼
知っています。なんで知っているかと言いますと・・・
夫が行ったからです。白川郷好きな人は好きかもね?なんて言ってことを覚えている。
「CIAを震え上がらせた、中国古来のマンション」

奇態編にアルベロベッロも載っていました。

奇矯編の小矮人王国
世界を震撼させた小人たちを集めたテーマパーク

シュヴァルの理想宮
これは本を読んでいたから知っています。まさかこの本に載っているとは・・・

十字架の丘
これはリトアニアの旅の案内によく出ています。

カプチン修道会のカタコンベ
これはイタリア。

チェルノブイリの卵
森に置かれた白い卵・・・

今回はお隣のお国のお下の公園が・・・
ドラマのロケ地として使われたことから、昨今は日本の熟女が大挙して訪れる、風光明媚な港町。しかしそんな美しい港町の外れに、このお下の公園があった事は知らないでしょ?
知らなくて良かったわね。
そのお国のはもう一つお下公園が・・・

写真家さんだから世界中にいくのだろうけれど・・・

ページをめくってぶっ飛びました。

知らないことだらけ・・・
たった60年ちょいしか人間していないからね。
知らなくてもいいところもあるけれど、知らないより知っている方が楽しい。

★★★★★


本・加門七海 「怪談を書く怪談」

2017-10-02 06:20:06 | 図書館本 読書備忘録 
怪談を書く怪談 (幽ブックス)

 内容紹介
海が怖い。海は死に近いからーー。山では、「この先に行ったら、私は死ぬ」というような直感で足がすくんだこともある。海は、実際恐ろしい目にあったことがないのだけれど、怖い。ある日、友人が海に纏わる怖い話を始めた。話を聞いているうちに、生臭い匂いが立ちこめ……。(「船玉さま」より) 加門七海の五年ぶりの怪談実話集。本書のために新たに三篇を書き下ろし。 ぞくぞくする最強の怖さ。 「"これ本当に実体験! ?"と驚くことばかり。ぞくぞくします。」 高松亮二さんも絶賛の声! (書泉グランデ)


船玉さま 
とある三味線弾きのこと 
郷愁 
誘蛾灯 
カチンの虫 
いきよう 
島の髑髏 
浅草純喫茶 
茶飲み話 
聖者たち1 
聖者たち2 
怪談を書く怪談


               

 読書備忘録 

「船玉さま」「とある三味線弾きのこと」はさほど怖いことはなく、あーね・・・

「郷愁」は、六本木が 「ひと昔前、東京の片田舎であった界隈に残る家々からは、変わらない意地と変われないことへの羞恥と、変えられてしまった怨念がうっすらと立ち昇っている」

「誘蛾灯」
こ、怖いっ!
だっから私は古い旅館や温泉が苦手なのだっ!
読んでいるだけでメンバーの一人となって、暗い廊下や、人のものではない声などが聞こえるところに行っていたけれど、温泉宿で怖い目にあっている私は・・・こっわいのよ。もー・・・
ほら、憑りつかれてしまって、もー・・・
幽霊にも偽物?この旅館は「お化け屋敷だな」と言っちゃうところが・・・幽!
今はもうやめてしまわれたけれど、担当の美容師さんとはこんな話ばかりしていた。
行くたびに、何か新しいことありました?

「いきよう」も怖い・・・聞こえちゃうんだから。本当に聞こえちゃうらしい。

「島の髑髏」
そうそう沖縄に行くと、その場のものは持ち帰ってはいけないというのはよく聞く。石とか・・・
この話は骸骨なんだけれど、そんなのみつけても腰ぬかすだけで持ち帰りはしない。
ただそこは沖縄・・・テーゲー・・・

「浅草純喫茶」
アリゾナってまだあるのだろうか?昔母と行ったときにメニューがこれだけ?になっていたことがあった。なんか変じゃない?出てきたのもすぐそばのデパ地下にあるものをお皿に並べたってのがありありで、もう来るのはよそう。と言っていたら、お店が閉まっていることが多くなりつぶれた?
その後復活して有名店になったみたいだったけれど・・・なんて思って読んでいた。
「Y」ってどこだ?

「茶飲み話」
やはり木の祟りってあるのだろうか?

「怪談を書く怪談」
呼んじゃう?雰囲気のあるところでそういうお話はしないのっ!ってことですね?

面白かった。
休日、家族がいる時に読んだ。
こういうのはヒトリの夜には怖いから読まないことにしている。

★★★★☆