内容紹介
いまいちやる気のない従業員で売り上げが落ちこむ中堅ホテル・フィデルホテル。
支配人の永野は悩みながらも改善策を打ち出せないでいた。
そんなある日、大学で社会心理学を教えていた変人教授が社長職に就くことに。
彼が打ち出した案は「従業員総選挙」。
落選すれば解雇もやむなしという崖っぷちの投票制度。
ざわつく従業員を尻目に、さらに管理職の投票も行われた。
混乱しつつもなんとか新体制が整い、徐々にそれぞれが新たなやりがいを見いだしていき……。
『県庁の星』の著者が描く、感動のエンタメ小説。
読書備忘録
投資ファンドが送り込んできた社長は大学教授。
いったい何をするのだろう?とわくわく読み始めた。
病院からの帰りに寄ったカフェでの実験になるほど・・・そうかもしれない。
固定観念のラーメン屋さんでの実験にもなるほど・・・そうかもしれない。
年功序列の給与体系に、年くってても仕事のできないのはたくさんいるし、若くても優秀なのはいるから、仕事に対して見合う金を払うようにしないと。
その通りだと思っているのはたくさんいるのだろうけれど・・・
段階を踏んでいる時間はないしチャンスもない、一発逆転を狙うしかない。
新社長が打ち出した九回の裏!作戦?が・・・総選挙っ!
採用され仕事をしていた部署とは全く違うところで働くことになったスタッフたち・・・
へぇーすごいことをやり始めた。
が、
まるで実験のごとく・・・
と、
思わせておいて、始まりの就職活動中の学生向けのインタビュー映像
が、
おしまいには、おっ!変わった。
スタッフからの誕生日プレゼントに、感動した。
私が感動してどうする。
もらった本人は感動しているのかっ!飄々として・・・もー!
でも動かされたのね。
面白いっ
楽しかったぁ~・・・