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読書備忘録
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内容紹介
まったく新しい時代ファンタジー長篇誕生!
時は江戸。ならず者の巣窟「極楽園」と異形の存在「金色様」に翻弄される人々の運命を描く長篇。人間の善悪に迫る、著者の新境地。
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一年に一冊しかでないの? フーイーから一年待ちました。が・・・長いっ!441ページ読むのに???だったから4日もかかっちゃった。
目次 真夜中の風1
第一章 神が剣を与えしもの
第二章 荒ぶる修羅の四季
第三章 咎人捜し
第四章 霧の朝に旅立つものたち
第五章 狐の影、冬を渡る
第六章 移ろいの一年
真夜中の風2
第七章 叶わぬものたち
断章 ゆきおんなきえる
夜明けの風
第八章 いつもすぐそばで
第九章 鬼神天女
第十章 闇に消えるものたち
終章
まず・・・熊悟朗
心眼の持ち主で、自分に対しての殺意があると黒い霧のようなものが相手を覆っているのがみえて、嘘をついていると火花がみえる。
遥香・・・両親を殺されって、殺したのはあの人なのだけれど、医者に拾われ娘として育てられるが、手を触れる他人は死ぬ。安楽死に使われるわけ。
医者である父親に「世の中の善悪はね、人の喜ぶこと、望むことをしてあげるのが善で、そうでないことをするのが悪だ」だから苦しんでいて望むなら・・・触れる。
その二人の登場から話が始まるのだけれど、時代が行ったり来たり・・・さらに表題は金色機械。金色様が現れる。
金色様は地球以外から来たらしいのだけれど、初めは母ででたから女でしょ?いつのまにか男になっていたような気がする。
気がするというのは、本が分厚すぎて読み返すのが面倒だから放っておいて先に行っちゃったからって事。
金色様登場には、大仏みたいな物かと思っていたら口が聞けて、歩ける。金色の鎧のような姿でなければ人。ピッポとかピコンとかわいい音を出したのは宇宙から来たからか?
橋のたもとにある処刑された罪人の首が置かれている首置き場のくだりで、なぜか三島由紀夫の首を思い出した。
冬かむりの話がふしぎでよかったわ。それだけのお話読んでみたい。
最後は・・・。
この本がすごいのは、途中棄権させないで読ませる。なんだかんだ?がついても最後まで連れて行ってくれた事。
でも・・・私は夜市のほうがずっと好き。
今の時代に遥香がいたら、重宝。