














「大正15年に札幌控訴院として誕生しました。今の高等裁判所にあたる控訴院は、全国に8ヶ所設けられましたが、現在では札幌と名古屋だけに建物が残っています。
札幌では、昭和48年に裁判所合同庁舎が新設され移転したため、その後は札幌市資料館として活用。
平成9年、国の登録有形文化財に選ばれた歴史的建造物です。
外壁の構造は、札幌の南部に産する札幌軟石と煉瓦を交互に組み合わせて積み上げる 組積造(そせきぞう)という造り方が採用されていますが、床や柱部分を鉄筋コンクリート造とする近代的な手法も使われています。
正面玄関の車寄せ上部の庇部分に独特な書体で 札幌控訴院 の文字が浮き彫りされています。その左右には 公平を表す秤 と 正義を表す剣 を組み合わせた文字を配し、上部中央に 目隠しされたギリシャ神話の女神 が置かれています。
されに奥壁の左右には 真実を照らす鏡 も彫り込まれ、これら全てで裁判所にふさわしい 法の権威と公正の原則 が表現されています。」案内より
こちらの重厚な建物は、大通り公園 西の突き当たりに ド~ンと現れました。美しいです。

