大切なことはすべて君が教えてくれた 第５話 ＊感想＊

＊　大切なことはすべて君が教えてくれた　「真相」　＊　　番組HP

ついに　ひかり（武井咲）の口から明らかにされた真相・・・。
焦らされて焦らされて　やっと明らかにされた真相には　やっぱりそんなことなんかぁ～いっ！とツッコミたくなる。
第３話で　明らかにされたひかりの過去に続き　今回の真相にもかなり拍子抜け。
第１話と第２話で描かれていたミステリアスなひかりが　あまりにも魅力的だっため
次々と明かされる彼女にまつわる真相が　何だかとっても陳腐なものに感じられるのよねぇ。

今回の魅力は　やっぱり夏実（戸田恵梨香）のモノローグだろうなぁ。
「一番憎んでいいはずの私が、一番修二を救いたいと思った。これが愛なら、愛って苦しい。」
という冒頭のモノローグから　私の心をグッと掴むように夏実の想いが伝わってくるのは好印象。
「皆に軽蔑される修二を見ると、すごく辛いの。」
「修二は生徒と寝るような男じゃない。」
「修二のことは、やっぱり大切。でも死ぬほど憎い。」
「私の知らない修二がまだいるのかもしれない。」・・・と　
一連の事件をきっかけに夏実の心情が変化していく様子が　言葉になって表現されているのは面白かった。
そして
「もしかしたら修二は、初めて誰かを愛し始めたのかもしれない。
だとしたら、私が修二にしてあげられることは、結婚を止めることしかない。」と　最後に大きな決意をする夏実。
お腹には修二の子供がいるようだし　果たしてこれから夏実の心情がどのように変化していくのか・・・
視聴者を煽るエピソードもやっと終わったことだし　今後はそんなことに注目しながら見てみたい。

自分には夏実がいるように　ひかりにも待ってくれている人がいるのか　と　ひかりのことを気にする修二（三浦春馬）。
「いるとしたら、僕なんじゃないかな。」と　世の女性全てを敵に回しそうな台詞を吐いていたけれど
個人的には　この修二の心の変化はイヤじゃない(笑)。
今まで散々振り回されてきて　そのうえ　ひかりの中にある繊細で不安定な心を覗いてしまい
さらには　大勢の生徒の前で修二が好きだと告白されてしまったのだもの
ひかりのことを気にかけ　居場所の無くなってしまったひかりのことを支えたいと思うのも無理はないかも。
「初めて誰かを愛し始めたのかもしれない。」と　夏実が語る“愛”が
教師が生徒を思う愛なのか　それとも　男が女を想う愛なのか・・・
う～ん　このドラマの進む先に何があるのか　まだ見えてはこないわねぇ。

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