美しい隣人 第５話 ＊感想＊

＊　美しい隣人「絶体絶命」　＊　　番組HP

衝撃シーンがタップリ入った前回や　物語が大きく動き出しそうな次回と比べると
比較的落ち着いたストーリーではあるけれど　絵里子（壇れい）を追いつめる沙希（仲間由紀恵）の悪意を
ジワリとカンジさせる内容で　楽しめた。
駿（青山和也）が誘拐されたんじゃないかと恐怖に慄く絵里子のエピソードが良かったなぁ。
絵里子が沙希に　初めて薄っすらと不信感を抱く様子はスリリング。
けれども　絵里子の中に初めて芽生えた沙希への不信感を　彼女は打ち消してしまうのねぇ・・・。
何をボヤボヤしているのっ？　いい加減　沙希の正体に気付きなさいよ～っ！！
などと　じれったくなる展開なのだけど　そんなじれったさも　このドラマの魅力なのだと思う。
神経質で　どこか頼りなげな絵里子が　大切な心の支えとなっている沙希のこと失いたくなくて
「友達だよね？」「信じてるから。」と　沙希に語りながら自分自身に言い聞かせるラストシーンも
いかにも絵里子らしくって面白かった。

コミュニティーから離れた加奈（鈴木砂羽）が　絵里子の周りで起きている変化を敏感に察する様子や
加奈は　慎二（渡部篤郎）に女がいるのではないかという疑惑を　最後まで絵里子に忠告できなかったのに
又聞きした真由美（三浦理恵子）が　ペロリと喋ってしまう様子などにも　
いかにもありえそうな　“らしさ”が感じられるのがいい。
今までも真由美の描写には　あるある～っ　いるいる～っ　といったツボがたくさんあって楽しめたのだけど
今回の真由美の行動にも　女の嫌らしさのようなものが感じられるのが面白いわぁ。
あれほど険悪な関係だったのに　慎二の秘密を嗅ぎつけた途端　絵里子に歩み寄ってくる真由美。
真由美は本気で絵里子の心配をしている　というトコロがミソだと思う(笑)。
本気で心配はしているんだけれど　真由美の心の中には　絶対それだけではない何かがあるよなぁ
とカンジさせるトコロが面白いわぁ。　あ～　女って怖い～！！

「良くないことしてるだろ？」
「何でよ？」
「楽しそうだから。」
「絵里子さんに言ってみれば？あたしが何か企んでるって。言ってごらん。」
という　沙希と理生（南圭介）の会話も　かなり楽しめたなぁ。
「言ってごらん。」って・・・。　女王様・沙希の口調がツボにハマる～♪

次回は　エキセントリックな沙希の様子を　またしても見られそうだし　楽しみ楽しみ。

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