
今回のお気に入りは、今森光彦です。
休日にDVDを観ました。
「オーレリアンの庭 ~ 今森光彦 四季を楽しむ里山暮らし」というNHKのTV放送をDVD化したものです。
今年再放送したものを録画しましたが観ないうちに妻に消去されたため、DVDをレンタルしたのです。
番組では、今森が30年間続けてきた里山暮らしの魅力を紹介していました。
今森が観察し続けてきた昆虫・植物・鳥などの秋から冬、春、夏までを追っています。
あこがれの里山暮らし。
図鑑でしか見たことがない蝶が何種類も舞い踊るシーンは圧巻でした。
蝶、特にアゲハを呼び寄せるための秘訣についても披露していましたが、なるほど納得!でした。
蝶だけでなくクワガタやカメ、カエルなどが住み着く理由が、ため池・庭・林が隣接している環境をよろこぶからというのもナルホドでした。
環境映像としても優れており、音声を落として流し続けたくなるDVDでした。
ついでに「特典映像」を観たところ、これが大正解!
「スタジオパークからこんにちは」という番組で今森がゲストで「昆虫と植物写真の世界を語る」というもの。
その中で2枚の写真について裏話を語っていました。
余りに面白かったので書きたいと思います。
①スカラベ
スカラベは世界的に有名な昆虫だがその生態写真を撮影した者はいなかったそうです。
今森はコンゴ政府に1年もかけて交渉し、ようやく撮影の許可を得ました。
サバンナの地面に這いつくばって撮影するため、ゾウやライオンに襲われる危険があったためです。
おそらくは撮影中はハンターに護衛してもらったことでしょう。
彼が語るスカラベの行動はファーブル昆虫記よりリアルで面白かったです。
スカラベはゾウのフンをソフトボール大に切り分けて丸めたあと、乾燥しないように土でコーティングしてから、運び出します。
運び出すフン玉は1kg以上もあるそうです。
スカラベはお気に入りの場所まで運び、地中に埋めてから安心して食べます。
また卵を産み付ける場合は一度フン玉を壊して、洋ナシ状に作り直すそう。
母虫の努力に感服です。
②ラフレシア
世界一大きな花として有名ですが、開花の様子を誰も撮影した者がなかったそうです。
NHKやBBCでさえ撮影できなかったとのこと。
今森は3年をかけて成功しました。
ある年つぼみを見つけ、それを囲むように小屋を建てて、5分おきに観察し、1cmほどめくれたのを発見して撮影に入りました。
そのときは小屋に助手の他、コックとハンターを常駐させました。
ハンターはスマトラトラ対策だそうです。
ラフレシアはハエを呼び寄せるため強烈な腐敗臭を発するといわれていますが、実際はそれほどくさくなかったそうです。
また自身の花粉を帯びたハエが舞い戻ることを防ぐため3日で枯れるようだという話も面白かったです
それにしてもこうして特典映像に巡り会えたのは、うっかり者の妻のおかげです。
もうひとつおまけ。
「オーレリアンの庭」の中で今森さんが切り紙作品を制作しているシーンがありました。
何て繊細で素敵な作品でしょう。
どうやら展覧会まで開いているそう。
作品集があるそうなので今度鑑賞したいと思います。
休日にDVDを観ました。
「オーレリアンの庭 ~ 今森光彦 四季を楽しむ里山暮らし」というNHKのTV放送をDVD化したものです。
今年再放送したものを録画しましたが観ないうちに妻に消去されたため、DVDをレンタルしたのです。
番組では、今森が30年間続けてきた里山暮らしの魅力を紹介していました。
今森が観察し続けてきた昆虫・植物・鳥などの秋から冬、春、夏までを追っています。
あこがれの里山暮らし。
図鑑でしか見たことがない蝶が何種類も舞い踊るシーンは圧巻でした。
蝶、特にアゲハを呼び寄せるための秘訣についても披露していましたが、なるほど納得!でした。
蝶だけでなくクワガタやカメ、カエルなどが住み着く理由が、ため池・庭・林が隣接している環境をよろこぶからというのもナルホドでした。
環境映像としても優れており、音声を落として流し続けたくなるDVDでした。
ついでに「特典映像」を観たところ、これが大正解!
「スタジオパークからこんにちは」という番組で今森がゲストで「昆虫と植物写真の世界を語る」というもの。
その中で2枚の写真について裏話を語っていました。
余りに面白かったので書きたいと思います。
①スカラベ
スカラベは世界的に有名な昆虫だがその生態写真を撮影した者はいなかったそうです。
今森はコンゴ政府に1年もかけて交渉し、ようやく撮影の許可を得ました。
サバンナの地面に這いつくばって撮影するため、ゾウやライオンに襲われる危険があったためです。
おそらくは撮影中はハンターに護衛してもらったことでしょう。
彼が語るスカラベの行動はファーブル昆虫記よりリアルで面白かったです。
スカラベはゾウのフンをソフトボール大に切り分けて丸めたあと、乾燥しないように土でコーティングしてから、運び出します。
運び出すフン玉は1kg以上もあるそうです。
スカラベはお気に入りの場所まで運び、地中に埋めてから安心して食べます。
また卵を産み付ける場合は一度フン玉を壊して、洋ナシ状に作り直すそう。
母虫の努力に感服です。
②ラフレシア
世界一大きな花として有名ですが、開花の様子を誰も撮影した者がなかったそうです。
NHKやBBCでさえ撮影できなかったとのこと。
今森は3年をかけて成功しました。
ある年つぼみを見つけ、それを囲むように小屋を建てて、5分おきに観察し、1cmほどめくれたのを発見して撮影に入りました。
そのときは小屋に助手の他、コックとハンターを常駐させました。
ハンターはスマトラトラ対策だそうです。
ラフレシアはハエを呼び寄せるため強烈な腐敗臭を発するといわれていますが、実際はそれほどくさくなかったそうです。
また自身の花粉を帯びたハエが舞い戻ることを防ぐため3日で枯れるようだという話も面白かったです
それにしてもこうして特典映像に巡り会えたのは、うっかり者の妻のおかげです。
もうひとつおまけ。
「オーレリアンの庭」の中で今森さんが切り紙作品を制作しているシーンがありました。
何て繊細で素敵な作品でしょう。
どうやら展覧会まで開いているそう。
作品集があるそうなので今度鑑賞したいと思います。
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