今回のお気に入りは、「原色牧野植物大図鑑」です。
「原色牧野植物大図鑑」が届きました。
昭和57年の初版本ですがほとんど開いた跡がなく、保存状態は良好でした。
古本に4000円もかけるなんて初めてですが、定価35000円もする本ですし、
どうせならコンパクト版でなく大判でかつ原色版が欲しかったので思い切って
購入しました。
想像通りに素晴らしい植物画の数々に時間を忘れて見入ってしまいました。
序文に牧野博士の原画をできるだけ大きく再現したこと、そのため説明文をかなり
短くしたこと、画家の一団が一所懸命に彩色してくれたことなどが書かれてい
ました
これを読んで制作サイドの意向や努力がわかり、ページをめくる楽しみが増しました。
植物画の中には彩色が素人目に下手に見えるものもありましたが、監修者の目を
満足させたはずですので、気のせいと判断しましたが・・・。
画家の個人差が見える・・・その辺りも手書きの良さでしょうね。
今ならデジタル彩色でそういった味わいは出ないでしょうから・・・。
説明文に名称の語源が時々書かれていることも面白かったです。
クリの語源は黒実(クロミ)とのことですが、それならクルミの方が音が近いなと
思ったり、クワの語源がカイコが食う葉で、食葉(クハ)というのに妙に納得したり。
ほかにもナツミカンは翌年の夏になっても食べられるからその名がついたなど。
植物と名がつく資料は手当たり次第に読んだという完全に植物オタクの牧野博士の
知識に触れることができて良い体験ができました。
それにしても江戸時代に生まれた博士が残したものが今も最上級の評価を受けている
なんて・・・。
これぞ本物!
久しぶりにそういう凄みに触れました。
「原色牧野植物大図鑑」が届きました。
昭和57年の初版本ですがほとんど開いた跡がなく、保存状態は良好でした。
古本に4000円もかけるなんて初めてですが、定価35000円もする本ですし、
どうせならコンパクト版でなく大判でかつ原色版が欲しかったので思い切って
購入しました。
想像通りに素晴らしい植物画の数々に時間を忘れて見入ってしまいました。
序文に牧野博士の原画をできるだけ大きく再現したこと、そのため説明文をかなり
短くしたこと、画家の一団が一所懸命に彩色してくれたことなどが書かれてい
ました
これを読んで制作サイドの意向や努力がわかり、ページをめくる楽しみが増しました。
植物画の中には彩色が素人目に下手に見えるものもありましたが、監修者の目を
満足させたはずですので、気のせいと判断しましたが・・・。
画家の個人差が見える・・・その辺りも手書きの良さでしょうね。
今ならデジタル彩色でそういった味わいは出ないでしょうから・・・。
説明文に名称の語源が時々書かれていることも面白かったです。
クリの語源は黒実(クロミ)とのことですが、それならクルミの方が音が近いなと
思ったり、クワの語源がカイコが食う葉で、食葉(クハ)というのに妙に納得したり。
ほかにもナツミカンは翌年の夏になっても食べられるからその名がついたなど。
植物と名がつく資料は手当たり次第に読んだという完全に植物オタクの牧野博士の
知識に触れることができて良い体験ができました。
それにしても江戸時代に生まれた博士が残したものが今も最上級の評価を受けている
なんて・・・。
これぞ本物!
久しぶりにそういう凄みに触れました。