お気に入りその252～香田監督

今回のお気に入りは、香田監督です。

今年の夏の甲子園、駒大苫小牧は1回戦敗退。
4年連続決勝進出の夢は途切れました。
そして香田監督の辞任発表！
天国（優勝）と地獄（不祥事）を繰り返し、心身ともに疲弊しきった末の辞任でしょう。
今回ばかりは引き止める声が少なかったのは、香田監督の身を気遣ってのことは明白です。

36歳の働き盛り。
無理のきく年齢とはいえ、異常な緊張からくる胃潰瘍は年々ひどくなり辛かったことでしょう。
完治は環境を変える事でしか望めなかったことも理解できます。
この上は身体を早く治して、また指導者として復帰してくれることを期待します。

香田監督は北海道だけでなくおそらくは全国の野球指導者に一石を投じました。
・守備はエラーをしない。
・ランナーは常に次の塁をねらう。
・バッターは大振りをせずにジャストミートを心掛ける。
・ピッチャーはどんなに打ち込まれても勇気を持って立ち向かう。
・そしてチームはたとえどんな状況でも心をひとつに前進するのみ。
当たり前のことといえばそれまでですが、基本に忠実なことだけがとりえのこのチームが優勝できたのは偶然ではなく必然だったことは、みている私たちの心が強く揺さぶられたことからもわかります。
こんなチームを育て上げた監督の手腕の見事さ、それが野球会に投じられた一石。
一握りの天才やスター選手がいなくても全国制覇ができるのです。
今後は香田監督に刺激を受けた指導者が続々と生まれることを期待します。
さらに香田監督には復帰後のレベルアップした采配を期待します。

監督、今までいっぱいの感動をありがとうございました。
早く良くなってまたすばらしいチームを育て上げて下さい。