鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその191~竹鶴政孝58

2007-01-13 15:55:04 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート58、「バキュバンとシングルモルト余市1984」です。

「バキュバン」は飲みかけのワインを保存するための替え栓です。酸化を防ぐために真空ポンプと組み合わせて使います。以前行きつけの居酒屋で竹鶴17年のキープボトルに使っているのを見かけ、いいものがあるもんだとおもっていました。
購入に当たり他社の同様の商品と比較しましたが、商品テストの結果でオランダ製のこの「バキュバン」がダントツで成績が良かったので多少高めではありましたが購入しました。

バキュバン購入のキッカケになったのは「シングルモルト余市1984」でした。
先日ふっと自分の部屋のボトル棚を眺めていて気がつきました。そうだ!「シングルモルト余市1984」にバキュバンをすればいいんだ!
このボトルは息子の20歳の記念に購入したものです。家族で飲もうと奮発して購入しましたが、モルトの個性が強すぎてそのままでは飲みづらく、今まで残っていました。開栓から結構時間が経っていますがこれ以上風味が失われないようバキュバンを急ぎ購入し付けることにしたのです。

「シングルモルト余市1984」の特長についてニッカは次のように発表しています。
  長期貯蔵に由来する熟成感や複雑な余韻をお楽しみいただけるだけでなく、
  使用しているすべての原酒がシェリー樽に貯蔵したものであるため、
  赤みを帯びた深い琥珀色や華やかで甘い香りが特長となっています。

それにしても余市のモルトのハードさには驚かされます。シェリー樽の甘い風味をほとんど吹き飛ばしてしまうほどに圧倒的にハードな個性です。ただせっかく「20年というアニバーサリーにむけたモルト」と銘打って500本限定で出荷したのですから、アニバーサリーのひとつ、新成人が飲み慣れないウイスキーのファンになってくれるような味わいにヴァッティングできなかったものか、と残念でなりません。

このウイスキーは、その内、他のモルトとバッティングして美味しい調合を試しながら味わおうと考えていますが、それまでの間の保管はバキュバンにお任せすることにします。
コメント
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