斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

街で見かけた車達14

2005年03月11日 | 街で見かけた車達
最近は原点に返ってこのシリーズです。

皆様は、コロナスーパールーミーというクルマをおぼえていますか。
バブル真っ只中の平成2年に、トヨペット50周年記念モデルとして500台限定で販売された、コロナのリムジンです。
時のコロナ(ST171型)EXサルーンG(最上級グレードです)をベースに210mmほどストレッチして作成されたクルマです。
このクルマの売りは、高級感とかステイタスといった、ツマラナイものではなく、驚異的に広い後部座席のレッグスペース小型車の枠に収まる車体寸法です。
その広さは、当時のセンチュリーやセルシオよりも上だったというから,バカには出来ません。
でも内装がいただけません。ベース車とほぼ一緒なんですから。
こういうクルマの場合は、形状は一緒でもかまいませんが、シート表皮がコノリー社製のレザー張り(元ネタはレパードJフェリー)とか、ウッドパネルが天童木工謹製の本木目(元ネタはホンダレジェンド)を採用し、間違った方向に高級感を出して欲しかったものです。

バブルの勢いで造っちゃった感満点なコロナスーパールーミーですが、現代の目で冷静に見てみるとタクシーのベース車輌によさそうですよね。FFだから雪道にも強そうだし,正規に中型車になるし‥。
バンパーにゴム貼って、強引に中型車にしている車より良心的ですよ。
何せ、21cmもストレッチしているんですから(笑)。

なんとなく、中古並行で輸出されたコロナが、アジアの町工場(個人的にはフィリピンのマニラ郊外あたりのイメージ)で改造されたクルマに見える、コロナスーパールーミーが気になった方は、個人サイトなので、直リンはまずいので、「カタログコレクション コロナスーパールーミー」というキーワードで検索して詳細をご覧ください。
当方もこのネタを書くにあたって、参考にさせていただきました。

補足
1日に5台(!)も見かけました。
ということは、販売台数の1%が栃木県内を走っていたことになります。
登場から約15年が経過しているため現存台数を考えると、割合はもっと高くなると思います。
しかも1台は、「栃木53ナンバー」なので、ワンオーナー車の可能性があります。
3台は同じ色でしたが、ナンバーは全部違っていたので、間違いありません。
ネットなんかで調べてみると、5ナンバー車のはずなんだけれども、2台はなぜか3ナンバーになっていました。
同じ時期のトヨタ車で500台限定モデルなら、「ソアラ・エアロキャビン」の方が見たい。
ヤフオクなんかで写真は見るけれど、実車は2年ぐらい見ていません。

追伸
愛知万博スペシャルとして、トヨタ自動車様にはこんな感じの特別限定車を出して欲しいものです。