【記事作成日:2014/2/16、最終改版日:2015/1/2】
ブログ主は先日、奮発してソニーのハイレゾウォークマンNW-ZX1を買ってしまいました。\(^o^)/
このエントリではZX1を実際に使ってみた感想等を記載してみたいと思いますので、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
1. ZX1に出会ってみる
ブログ主は音楽を聴くことが大好きでして、旅行に行くときなどは好きな音楽を聴きながら車窓を眺めることが至福のひとときだったります。
そんな人間なので音楽を聴くときは少しでもよい音質で楽しみたいという気持ちはあるのですが、だからといってオーディオヲタクというまでの強烈なこだわり(及び知識)がある訳でもありませんでした。
これまでは
「これだけの出費と手間で、これだけの音が聴けるのなら十分だろう」
的な割り切ったところがありまして、
・音楽ファイルは一部WAVEで、基本は320kのMP3
・プレーヤーはKENWOODのMG-G508
・イヤフォンはオーディオテクニカのATH-CK90PRO MK2 (実売1万円台後半のそれなりに高音質なタイプ)
を使っているという状況でした。
(一般人からすれば、これでも十分高音質な環境だと思いますが)
ところが昨年末(2013年12月)に価格は二の次で、ひたすら音質を追求したという、かつてのソニーらしい“とんがった”製品が出てきました。ZX1 公式ホームページ(ソニー)
そして年明けにヨドバシカメラに行った際に、たまたま立ち寄ったオーディオコーナーでこの製品を試聴することができたので、興味本位で聴いてみたところ、はっきり言って衝撃を受けました。
これはポータブルオーディオが出す音じゃないわ (←褒め言葉)と。
以来この製品が気になって仕方がなかったのですが、7万円後半という価格がネックになって、なかなか買う決心がつきませんでした。
そして2週間近く悩んで末、ついに1月中旬にヨドバシカメラに注文。ただしこんな価格な製品でも大人気で品薄とのことで、1月末まで待たされた上(しかも代金前払い)、ついに2月1日にGETしました。
そのついでにハイレゾ対応を謳うソニーのヘッドフォンMDR-1RMK2(公式サイト)も併せて購入したものなので、合わせて10万円超の出費となってしまいました。
2月はPS4も発売されるし、XJ6 Diversion(バイク)の車検もあるので、想定外の散財月間となってしまいました。\(^o^)/
2. 開封の儀
ヨドバシから入荷連絡を受けた翌朝(土曜日)、開店一番乗りでZX1を引き取り、早速自宅に持ち帰って開封してみます。
箱を開いたところ
箱からして高級感があってイイ感じです!
ZX1 本体右側
ボタンは左から右にかけて、再生戻るボタン・再生/停止ボタン・再生次の曲ボタン・音量DOWN・音量UP・電源ボタンとなっています。左側にはボタンはありません。
ZX1 本体底面
左からイヤホン接続部、USB(充電)コネクタ部、ストラップを通す穴となっています。
金色のイヤホン接続部のコネクタ部はしっかりした作りになっています。USBコネクタはソニー製品の専用コネクタです。汎用のMicro USBではないのが残念です。
ZX1 添付品等
一番左下は専用ケース、真ん中の上は説明書等が入っている箱、その下(本体の右)はポータブルアンプ等を接続する際のスペースを埋めるアダプタ(スペーサ)です。ZX1は下膨れな形状なので、スペーサは本体上部の空き部分を埋めるために使用します。
マニュアル類はこんな感じ
目的別の薄い小冊子がいくつか入っています。
ついでにヘッドフォン(MDR-1RMK2 シルバー)
ヘッドフォンの中身
こちらもしっかりした箱に入っています。
MDR-1RMK2の添付品
ケーブル類3本と持ち運び用の皮+布ケースが入っています。
3. ケース・保護シートについて
ZX1を添付品のケースに入れたところ
ZX1には添付の本体ケース(カバー)がありますが、サイズはきつきつで、本体がこすれて傷がつきそうな気がすることと、ケース装着時はボタン操作ができないので全く使い物になりませんでした。
ZX1にシリコンカバー(クリアタイプ)と液晶保護シート装着した状況
そのため本体周辺を密着してカバーするタイプのケースを購入し、合わせて液晶保護シートを購入しました。
ケース装着時の裏側+側面
このケースは、装着していても普通にボタン操作が出来るのでなかなかイイ感じです。
【2014.4.12追記】
ブログ主はその後、充電(USB)コネクタ部に蓋をするゴム製のカバーを購入して付けるようになりました。
型番はサンワサプライのPDA-CAP2BK (3個入り)
コネクタキャップを取り付けたところ(ピンぼけ)
これがあると清掃がしにくいコネクタ部への埃侵入を防ぐことができるので、なかなかイイ感じです。これから本体+カバーを購入されるのであれば、このコネクタキャップも合わせて入手されることをお勧めします。
4. 音楽ファイルの扱いについて
ソニーの音楽関係ファイルというと、誰得な独自規格やソフトを使わないといけないようなイメージがあって、一時私がソニー製品を敬遠するきっかけにもなっていたのですが、ことZX1に関しては“とりあえずMUSICフォルダに音楽ファイルをぶっ込んでおけばOK”というフリーな仕様になっています(喜)。
PC接続時のフォルダ構成
ZX1の実体はAndroid4.1のデバイスなので、PCにUSB接続後、このドライブのMUSICフォルダ配下に手持ちの音楽ファイルをコピーしておけばOKとなります。
ブログ主のフォルダ構成の一部
ブログ主の場合は、MUSICフォルダ配下に歌手やジャンル別のフォルダを作成し、そこにさらにアルバム用のフォルダを作ってそこにFLAC(一部MP3)のファイルを突っ込んでいます。
ZX1のマイライブラリー(音楽再生のトップメニュー)
そしてブログ主がよく使う再生方法としては、ZX1の再生メニューから中央3段目のフォルダーを選択し…
フォルダ→再生ファイルを選択
そこから聴きたいアルバムの1曲目を選択する方法で聴くことが多いです。
なお、音楽CDからの取り込みやデータ転送は、ソニーが出している「Media Go」というソフトを使うことでお手軽に操作ができます。(Media Goの公式サイト)
このソフトはZX1を持っていなくても使えます。
ちなみにブログ主は、CDからの取り込みが面倒くさいときはすでにWAVE音源として取り込んでいるデータをfre:acというソフトでFLAC形式に変換し、STEP_Mというソフトでタグ編集を行っています。
・fre:acの公式サイト
・STEP_Mのページ(窓の杜)
5. 実際に使ってみた感想
購入してから2週間ほど使ってみた感想ですが、とにかく
あぁ^~ いいですわ~
の一言に尽きます。
うまい表現はできないのですが、ブログ主がこれまで聴いてきた音楽プレーヤーと比べると、とにかく音質の次元が違います。
クソ耳ユーザのブログ主でも、同じCDから取り込んだ音楽でも非可逆圧縮音源(高音質モードで作成した320KのMP3)とロスレス音源(FLAC)との音質の差が簡単に判るレベルです。そしてロスレス音源を聴くと、MP3には戻れなくなってしまいます。
またMP3に関しても、これはこれで高音質に再生してくれるので、既存音楽データを充分に楽しむことはできると思います。
ハイレゾについては、現時点でブログ主が持っているハイレゾ音源は広谷順子さんのレコードを業者にデジタル化してもらったときのデータしか持っていないので参考にもならないですが、
「その愛に…」というアルバムに関しては、
レコードのハイレゾ音源 >> Q盤CDから作ったロスレス音源
という感じでした。
ただし昨年デジタルリマスターで発売された「ENOUGH」に関してはハイレゾ音源とロスレス音源の違いが判りませんでした。
ハイレゾ音源再生中 (左下の曲名のところにHRのアイコンあり)
また、今のところ一番高音質だと思ったのは、年末のエントリでも言及した大滝詠一さんの「A LONG VACATION 30th Edition」でした。
ハイレゾかどうか以前に、普通の音楽CDでもマスター音源の差によって音質に著しい差があるようです。
もう1点判ったことは、普段からヘッドフォンを持ち歩くわけにはいかないので、外出時はカナル型イヤホンを使用しているのですが手持ちのイヤホン(ATH-CK90PRO MK2)だと、とてもZX1の性能は生かし切れないということ。
良い音質で音楽を楽しむには、さらに高音質なイヤホンに手を出さないといけないことが判り、散財が進みそうな状況です(汗)。
あと特徴的なところといえば、ZX1の中身はAndroid4.1なので、Android用のアプリを入れたり、無線LANが繋がればメールやWebが見れるということ。
またGPSがついているので、モバイルルータ+google mapかオフライン地図を入れておけば、徒歩や自転車で移動する際のナビゲーションにもうまく使えそうな気がします。
オフライン地図(MapFan)
MapFan for Androidの公式ページ
同 Google Playのページ
ただし解像度が今時のスマホと比べると小さいので、地図及び動画再生に関しては、「あるだけマシ」レベルで割り切って考える必要があるかと思います。
続いてZX1で不満に思っている点を挙げます。
これに関しては“電池の持ち”に尽きます。
今のところ電池を使い切るまで再生させたことはないのですが、ZX1ではロスレス音源を多用した環境だと電池の持ちがあまり良くなく、無線LAN/Bluetoothとかディスプレイを切っていても、10~12時間ぐらいしか持たなそうな感じです。1泊旅行等では、途中で充電が必要になりそうな感じです。
それに加えてZX1の充電コネクタはWalkmanのWMポートであり、汎用のマイクロUSBではないため、常にカバンの中に入っているスマホ(Nexus7)用のケーブルが使えないのがイタイところです。
【2014.3.9追記】
とりあえずその後、↓の安物変換アダプタを買って、使えることを確認しました(カバンの中に入れています)。
ちなみに正規品は↓です。
最後に全体的な感想を述べますが、正直なところ
“買って大満足”
でした。
決して簡単に手を出せるような値段ではなかったのですが、それでも価格に見合う価値は充分にあったと思っています。
ソニーからは、こういう“とんがった”製品をこれからも出し続けて欲しいと思うところであります。
ブログ主の状況
【2014/7/13 追記】
NW-ZX1のその後の使用感や、Sonyの高音質イヤホンのXBA-H3を使ってみた感想のページを作成しました。よかったら次のエントリもご参照ください。
「NW-ZX1+XBA-H3で音楽を聴いてみる」
【2014/10/1 追記】
愛用していたNW-ZX1ですが、半年で壊れてしまいました。 これを修理に出した顛末のページを作成しましたので、よかったら次のエントリもご参照ください。
「NW-ZX1を修理に出してみる」
【2015/1/2 追記】
XBA-H3よりも更に高音質イヤホンであるXBA-Z5を使ってみた感想のページを作成しました。よかったら次のエントリもご参照ください。
「NW-ZX1+XBA-Z5で音楽を聴いてみる」
ブログ主は先日、奮発してソニーのハイレゾウォークマンNW-ZX1を買ってしまいました。\(^o^)/
このエントリではZX1を実際に使ってみた感想等を記載してみたいと思いますので、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
SONY ウォークマン ZXシリーズ 128GB シルバー NW-ZX1/S | |
クリエーター情報なし | |
ソニー |
1. ZX1に出会ってみる
ブログ主は音楽を聴くことが大好きでして、旅行に行くときなどは好きな音楽を聴きながら車窓を眺めることが至福のひとときだったります。
そんな人間なので音楽を聴くときは少しでもよい音質で楽しみたいという気持ちはあるのですが、だからといってオーディオヲタクというまでの強烈なこだわり(及び知識)がある訳でもありませんでした。
これまでは
「これだけの出費と手間で、これだけの音が聴けるのなら十分だろう」
的な割り切ったところがありまして、
・音楽ファイルは一部WAVEで、基本は320kのMP3
・プレーヤーはKENWOODのMG-G508
・イヤフォンはオーディオテクニカのATH-CK90PRO MK2 (実売1万円台後半のそれなりに高音質なタイプ)
audio-technica デュアル・バランスド・アーマチュア型インナーイヤーヘッドホン ATH-CK90PROMK2 | |
クリエーター情報なし | |
オーディオテクニカ |
を使っているという状況でした。
(一般人からすれば、これでも十分高音質な環境だと思いますが)
ところが昨年末(2013年12月)に価格は二の次で、ひたすら音質を追求したという、かつてのソニーらしい“とんがった”製品が出てきました。ZX1 公式ホームページ(ソニー)
そして年明けにヨドバシカメラに行った際に、たまたま立ち寄ったオーディオコーナーでこの製品を試聴することができたので、興味本位で聴いてみたところ、はっきり言って衝撃を受けました。
これはポータブルオーディオが出す音じゃないわ (←褒め言葉)と。
以来この製品が気になって仕方がなかったのですが、7万円後半という価格がネックになって、なかなか買う決心がつきませんでした。
そして2週間近く悩んで末、ついに1月中旬にヨドバシカメラに注文。ただしこんな価格な製品でも大人気で品薄とのことで、1月末まで待たされた上(しかも代金前払い)、ついに2月1日にGETしました。
そのついでにハイレゾ対応を謳うソニーのヘッドフォンMDR-1RMK2(公式サイト)も併せて購入したものなので、合わせて10万円超の出費となってしまいました。
SONY ステレオヘッドホン シルバー MDR-1RMK2/S | |
クリエーター情報なし | |
ソニー |
2月はPS4も発売されるし、XJ6 Diversion(バイク)の車検もあるので、想定外の散財月間となってしまいました。\(^o^)/
2. 開封の儀
ヨドバシから入荷連絡を受けた翌朝(土曜日)、開店一番乗りでZX1を引き取り、早速自宅に持ち帰って開封してみます。
箱を開いたところ
箱からして高級感があってイイ感じです!
ZX1 本体右側
ボタンは左から右にかけて、再生戻るボタン・再生/停止ボタン・再生次の曲ボタン・音量DOWN・音量UP・電源ボタンとなっています。左側にはボタンはありません。
ZX1 本体底面
左からイヤホン接続部、USB(充電)コネクタ部、ストラップを通す穴となっています。
金色のイヤホン接続部のコネクタ部はしっかりした作りになっています。USBコネクタはソニー製品の専用コネクタです。汎用のMicro USBではないのが残念です。
ZX1 添付品等
一番左下は専用ケース、真ん中の上は説明書等が入っている箱、その下(本体の右)はポータブルアンプ等を接続する際のスペースを埋めるアダプタ(スペーサ)です。ZX1は下膨れな形状なので、スペーサは本体上部の空き部分を埋めるために使用します。
マニュアル類はこんな感じ
目的別の薄い小冊子がいくつか入っています。
ついでにヘッドフォン(MDR-1RMK2 シルバー)
ヘッドフォンの中身
こちらもしっかりした箱に入っています。
MDR-1RMK2の添付品
ケーブル類3本と持ち運び用の皮+布ケースが入っています。
3. ケース・保護シートについて
ZX1を添付品のケースに入れたところ
ZX1には添付の本体ケース(カバー)がありますが、サイズはきつきつで、本体がこすれて傷がつきそうな気がすることと、ケース装着時はボタン操作ができないので全く使い物になりませんでした。
ZX1にシリコンカバー(クリアタイプ)と液晶保護シート装着した状況
そのため本体周辺を密着してカバーするタイプのケースを購入し、合わせて液晶保護シートを購入しました。
ケース装着時の裏側+側面
このケースは、装着していても普通にボタン操作が出来るのでなかなかイイ感じです。
Cruzerlite TPUケース for ウォークマン ZX1(Clear) ZX1-TPU-Clear | |
クリエーター情報なし | |
Cruzerlite |
OverLay Magic for ウォークマン ZX1 / NW-F880シリーズ 傷修復・耐指紋タイプ液晶保護シート OMNWF880 | |
クリエーター情報なし | |
ミヤビックス |
【2014.4.12追記】
ブログ主はその後、充電(USB)コネクタ部に蓋をするゴム製のカバーを購入して付けるようになりました。
型番はサンワサプライのPDA-CAP2BK (3個入り)
コネクタキャップを取り付けたところ(ピンぼけ)
これがあると清掃がしにくいコネクタ部への埃侵入を防ぐことができるので、なかなかイイ感じです。これから本体+カバーを購入されるのであれば、このコネクタキャップも合わせて入手されることをお勧めします。
SANWA SUPPLY PDA-CAP2BK SONY ウォークマンDock コネクタキャップ 3個入り | |
クリエーター情報なし | |
サンワサプライ |
4. 音楽ファイルの扱いについて
ソニーの音楽関係ファイルというと、誰得な独自規格やソフトを使わないといけないようなイメージがあって、一時私がソニー製品を敬遠するきっかけにもなっていたのですが、ことZX1に関しては“とりあえずMUSICフォルダに音楽ファイルをぶっ込んでおけばOK”というフリーな仕様になっています(喜)。
PC接続時のフォルダ構成
ZX1の実体はAndroid4.1のデバイスなので、PCにUSB接続後、このドライブのMUSICフォルダ配下に手持ちの音楽ファイルをコピーしておけばOKとなります。
ブログ主のフォルダ構成の一部
ブログ主の場合は、MUSICフォルダ配下に歌手やジャンル別のフォルダを作成し、そこにさらにアルバム用のフォルダを作ってそこにFLAC(一部MP3)のファイルを突っ込んでいます。
ZX1のマイライブラリー(音楽再生のトップメニュー)
そしてブログ主がよく使う再生方法としては、ZX1の再生メニューから中央3段目のフォルダーを選択し…
フォルダ→再生ファイルを選択
そこから聴きたいアルバムの1曲目を選択する方法で聴くことが多いです。
なお、音楽CDからの取り込みやデータ転送は、ソニーが出している「Media Go」というソフトを使うことでお手軽に操作ができます。(Media Goの公式サイト)
このソフトはZX1を持っていなくても使えます。
ちなみにブログ主は、CDからの取り込みが面倒くさいときはすでにWAVE音源として取り込んでいるデータをfre:acというソフトでFLAC形式に変換し、STEP_Mというソフトでタグ編集を行っています。
・fre:acの公式サイト
・STEP_Mのページ(窓の杜)
5. 実際に使ってみた感想
購入してから2週間ほど使ってみた感想ですが、とにかく
あぁ^~ いいですわ~
の一言に尽きます。
うまい表現はできないのですが、ブログ主がこれまで聴いてきた音楽プレーヤーと比べると、とにかく音質の次元が違います。
クソ耳ユーザのブログ主でも、同じCDから取り込んだ音楽でも非可逆圧縮音源(高音質モードで作成した320KのMP3)とロスレス音源(FLAC)との音質の差が簡単に判るレベルです。そしてロスレス音源を聴くと、MP3には戻れなくなってしまいます。
またMP3に関しても、これはこれで高音質に再生してくれるので、既存音楽データを充分に楽しむことはできると思います。
ハイレゾについては、現時点でブログ主が持っているハイレゾ音源は広谷順子さんのレコードを業者にデジタル化してもらったときのデータしか持っていないので参考にもならないですが、
「その愛に…」というアルバムに関しては、
レコードのハイレゾ音源 >> Q盤CDから作ったロスレス音源
という感じでした。
ただし昨年デジタルリマスターで発売された「ENOUGH」に関してはハイレゾ音源とロスレス音源の違いが判りませんでした。
ハイレゾ音源再生中 (左下の曲名のところにHRのアイコンあり)
また、今のところ一番高音質だと思ったのは、年末のエントリでも言及した大滝詠一さんの「A LONG VACATION 30th Edition」でした。
ハイレゾかどうか以前に、普通の音楽CDでもマスター音源の差によって音質に著しい差があるようです。
もう1点判ったことは、普段からヘッドフォンを持ち歩くわけにはいかないので、外出時はカナル型イヤホンを使用しているのですが手持ちのイヤホン(ATH-CK90PRO MK2)だと、とてもZX1の性能は生かし切れないということ。
良い音質で音楽を楽しむには、さらに高音質なイヤホンに手を出さないといけないことが判り、散財が進みそうな状況です(汗)。
あと特徴的なところといえば、ZX1の中身はAndroid4.1なので、Android用のアプリを入れたり、無線LANが繋がればメールやWebが見れるということ。
またGPSがついているので、モバイルルータ+google mapかオフライン地図を入れておけば、徒歩や自転車で移動する際のナビゲーションにもうまく使えそうな気がします。
オフライン地図(MapFan)
MapFan for Androidの公式ページ
同 Google Playのページ
ただし解像度が今時のスマホと比べると小さいので、地図及び動画再生に関しては、「あるだけマシ」レベルで割り切って考える必要があるかと思います。
続いてZX1で不満に思っている点を挙げます。
これに関しては“電池の持ち”に尽きます。
今のところ電池を使い切るまで再生させたことはないのですが、ZX1ではロスレス音源を多用した環境だと電池の持ちがあまり良くなく、無線LAN/Bluetoothとかディスプレイを切っていても、10~12時間ぐらいしか持たなそうな感じです。1泊旅行等では、途中で充電が必要になりそうな感じです。
それに加えてZX1の充電コネクタはWalkmanのWMポートであり、汎用のマイクロUSBではないため、常にカバンの中に入っているスマホ(Nexus7)用のケーブルが使えないのがイタイところです。
【2014.3.9追記】
とりあえずその後、↓の安物変換アダプタを買って、使えることを確認しました(カバンの中に入れています)。
microUSB(メス) - WALKMAN(WMポート)コネクタ(オス) USB変換コネクタ 充電 転送対応 スマートフォンのケーブルをウォークマンケーブルに変換するアダプタ | |
クリエーター情報なし | |
まねきや |
ちなみに正規品は↓です。
SONY マイクロ USBプラグ変換アダプター WMP-NWM10 | |
クリエーター情報なし | |
ソニー |
最後に全体的な感想を述べますが、正直なところ
“買って大満足”
でした。
決して簡単に手を出せるような値段ではなかったのですが、それでも価格に見合う価値は充分にあったと思っています。
ソニーからは、こういう“とんがった”製品をこれからも出し続けて欲しいと思うところであります。
ブログ主の状況
【2014/7/13 追記】
NW-ZX1のその後の使用感や、Sonyの高音質イヤホンのXBA-H3を使ってみた感想のページを作成しました。よかったら次のエントリもご参照ください。
「NW-ZX1+XBA-H3で音楽を聴いてみる」
【2014/10/1 追記】
愛用していたNW-ZX1ですが、半年で壊れてしまいました。 これを修理に出した顛末のページを作成しましたので、よかったら次のエントリもご参照ください。
「NW-ZX1を修理に出してみる」
【2015/1/2 追記】
XBA-H3よりも更に高音質イヤホンであるXBA-Z5を使ってみた感想のページを作成しました。よかったら次のエントリもご参照ください。
「NW-ZX1+XBA-Z5で音楽を聴いてみる」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます