Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

アイルトン・セナの思い出

2005-09-21 01:54:05 | 実はクルマ好きです

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
普通の専業シュフ・ヴィシアがお送りしているこのブログ、ネタもグルメなど女性向けのことが多いので、おそらく読んでくださっている方も女性の方が多いと思うのですが、今夜はちょっと趣向を変えて、どちらかというと男性向けのお話をしてみたいと思います。

でもしょせんワタクシの書くことですから、難しいことはありませんので(笑)、いつも読んでくださっている女性の方々、よかったらちょっと違う世界ものぞいてみてください。

お題は・・・モータースポーツの最高峰、F1についてです。

ヴィシアは夫・ぱぴりお共々、F1が大好きです。
知識はぱぴりおには全然かないませんし、鈴鹿サーキットに日本グランプリを観にいったこともありませんが、テレビ観戦のキャリアは結構古く、80年代後半くらい、ぱぴりおと知り合うはるか昔から、ず~っと(毎週開かれるわけではありませんが)日曜深夜に決勝を観たりしていました。

特に誰かF1に詳しい知り合いがいたわけでもなかったので、独学?でいろいろ覚えていったわけですが、当時の花形ドライバーといえば、何と言ってもアイルトン・セナでしょう。
(トップ画像はY.GARLAND氏撮影)

(上の画像はKeith SUTTON氏撮影)

当時F1の実況を一手に引き受けていた古館伊知郎氏に「音速の貴公子」という絶妙のニックネームをつけられた彼、実際にブラジルの資産家の息子なのですが、「セナ足」等と呼ばれた天才的な才能と、情熱的な走り、クールなフランス人ドライバー・”教授”アラン・プロストとのガチンコ勝負、憂いを秘めたまなざしの甘いルックスで、女性ファンの人気も高く、90年代前半ごろのF1ブームの立役者でした。

ところが、1994年5月1日、イタリア・サンマリノグランプリで、トップを順調に走行中、マシントラブルが起きて制御不能になり、高速コーナーを曲がりきれずにコンクリート壁に超高速で激突し、帰らぬ人となってしまったのです。

その事故の模様はもちろんレース中でしたから、一部始終がテレビ中継され、私は深夜、ビール片手にのんびりテレビを観ていたのですが「ガバッ」と跳ね起き、以後は自分の手が震えているのを感じながら、ぐったりしたセナがマシンから運び出され、ヘルメットをかぶったまま心臓マッサージを受け、ヘリで病院に搬送されていくのを、祈るような気持ちでおろおろしながら観ておりました。

しかし、私をはじめとする全世界のF1ファンの願いも届かず、あまりにも才能に恵まれすぎたこの天才は、神様に気に入られて、連れて行かれてしまったのです。

セナが死んでしばらくは、私もショックでF1を見る気がしませんでした。
いくらか月日が経ってから、ぱぴりおと青山のホンダの本社に行ってみると、1階のショールームに、セナがかつてF1チーム:マクラーレン・ホンダに在籍していた時の赤と白のカラーリングのマシンが飾られてありました(事故死の時は、セナは別のチーム:ウイリアムズ・ルノーに移籍していました)。

ブラジルの国旗の色をあしらった、見慣れたセナの黄色いヘルメットが置かれ、誰が添えたのか、花束がいくつか置かれていました。

「セナはもういないんだなぁ・・・」と思うと、本当に残念で、時速300kmの世界に命を捧げたきわめて非凡な男性の短い一生を思い、ずうっとそのマシンを眺めていました。

その後、F1界はドイツの”サイボーグ”:ミハエル・シューマッハーが非常に強くなり、あんまり強くなりすぎてひところの大相撲の「北の湖」状態になってしまい(^▽^;、F1自体がつまらなくなって人気もだいぶ下火になったのですが、去年あたりからじわじわと若手が芽を出してきて、今年は非常~に面白い年になりました。

そのあたりの話をアツク書きたいのですが、セナの話がついつい長くなってしまったので、それはまた今度ということで・・・すみません、もう2時だし

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5 コメント

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天才たる所以 (tomo)
2005-09-21 23:28:47
セナは記録にも記憶にも残るドライバーですよね。F1のシケインでは微妙なアクセルワークが必要なのだそうで、何度もアクセルON、OFFを繰り返すそうです。セナのON/OFFの動きは誰も真似できないほど早く、これが彼の速さの所以の一つだったそうです。
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セナ足 (ぱぴりお)
2005-09-21 23:57:12
tomoさんお疲れ様です。

ビミョーなアクセルワークのことって、セナ足ってやつですね。

我が家のインスパイアではできないなあ...レスポンス悪くて。

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tomoさんへ・ぱぴりおへ (ヴィシア)
2005-09-22 00:54:52
tomoさん、お久しぶりです。

またいらしてくださって、本当にありがとう!

これからもよろしくお願いしますね。(^▽^)



tomoさんのコメントの下でぱぴりおが書いていますが、セナ足は本当にすごかったんだそうですね。



当然、チーム側ではドライバーのアクセルのON/OFFはモニターされているわけですが、当時のチームメイトのゲルハルト・ベルガーに比べて、桁違いの速さだったんだそうですよ。



どういうトレーニングでそういう技量を身につけたんでしょうね。

セナはどちらかというと小柄な方で、シューマッハのようなマッチョではないのですが、足のバネがよかったんでしょうね。



tomoさんはモータースポーツはお好きなのですか?

よろしかったらいろいろ教えてください。

今ウチでは、来季のF1各チームのドライバーズシートについて、夫婦であーでもない、こーでもない(笑)とヘッポコ予想立ててます。

目下の焦点は「ウイリアムズとザウバーの2ndドライバーに誰がなるか」です。

tomoさんのご意見がありましたらぜひ伺いたいです・・・。(^^)



ぱぴりおへ:

コメントありがとう!

ウチのインスパイアでセナ足をやっても、クルマがレスポンスする頃にはシケインを思いっきりショートカットしてしまっているような気が・・・。(^^;

それにぱぴりおがセナ足なんかやったら、足がつっちゃうんじゃないでしょうか。(^▽^;

トシヨリの冷や水、などと言われないように、安全運転でボチボチいきましょうかね・・・。

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こんにちは。 (ミュンコ)
2005-09-22 12:30:53
私もF1のことは、あまり詳しくありません。

でも、セナのことは、本当に残念なことだと

思っていました。

まだまだ活躍して欲しかった選手ですよね。



それから、紹介して頂いたらくちんFLVメーカーで、サクラの動画をアップしました。

それから、ヴィシアさんから紹介して

頂いたことも書きました。

本当にありがとうございました。

やっぱり動画は良いですね~。
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ミュンコさんへ (ヴィシア)
2005-09-22 13:30:30
ミュンコさん、コメントありがとう!

F1のことをご存知の女性はまだまだ少数派なので、女性からコメントをいただけるなんて嬉しいです。(^^)



セナはほんとに惜しいことをしました。

あの時にはもうライバルのプロストは引退していたので、セナにはあのままもう3,4年がんばって、頭角を現していたシューマッハとどんどん競り合ってほしかったのですが・・・。そうすると盛り上がったでしょうね。



動画アップ、うまくいって本当によかったですね。

サクラちゃんムービー、拝見しましたよ。

最後のほうは顔をしかめて嫌そうでしたね~(笑)。

動画が載せられるようになると、また一層面白さが増しますよね。

これからも更新、楽しみにしています!

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