Weblog喫茶 モンブラン

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百人一首を暗唱せよ!

2010-01-06 17:28:43 | しゅんけいツインズ

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年末年始は子供たちだけで島根のぱぴりおの実家に行って、いとこたちと楽しく遊びほうけていたらしい、しゅんけいツインズ。
4日に帰宅しましたが、その後は案の定宿題に追われて「ケツに火がついて」(by けいけい)います。ばっかもーん。

国語の宿題で「百人一首を暗唱する」というのがあり、休み明けにテストがあるそうなので、必死に覚えているしゅんしゅん。
いっぺんに和歌100首ですからねぇ、大変そうです。
現在19首まで一応覚えました。

百人一首なんて久しぶりに耳にしましたね。
私は北海道出身ですが、北海道の百人一首は他の地域のとは違うんですよ。
普通は上の句を読んで下の句の札を取るそうですが、北海道では「下の句を読んで下の句の札を取る」のです。

「それってただのカルタじゃん!」(by しゅんしゅん)

わはは、その通りかも。
なので北海道の人はほとんど、百人一首は下の句しか知らないと思います。

しかも、北海道の百人一首の取り札は、木の板でできているんです。
板に黒々と全然読めない筆書きで、下の句が書いてあるのみ。
普通は取り札は紙で、読みやすい字で書いてあるそうですね?

なんで木でできているかというと、それはたぶん北海道の百人一首が、ものすごく激しいからなのです。

昔、お正月に親戚が集まり、さんざん飲んだ後に百人一首が始まると、腕まくりをして燃え上がるのはおじさんたち。
床をバンバンバンバン!と叩いて相手を威嚇しつつ、札を取る時にはとてもグダグダの酔っ払いとは思えない早業で「バシィーッ!」と札を横に弾き飛ばすのです。
だから取り札が、丈夫な木製なんでしょう。
猛烈な勢いで飛んでいった札が当って、壁に傷がつくこともしばしば。
和歌を覚える教養というよりは、ひたすら反射神経で勝負する、おじさんたちの正月のスポーツなのです。

そんなわけで私も、百人一首の上の句はほとんどわかりません。
一番人気の札は「乙女」でしたねー。
「乙女の姿しばしとどめむ」ってやつです。
おじさんたちに混じって子供も参加すると、「乙女」の札は自分の前に置いて、絶対取ろうとがんばったものでした。

今でもあのハードな百人一首は、北海道で続いているんでしょうか。
当時のおじさんたちが皆おじいさんになった今、あの騒ぎを懐かしく思い出します。

ともあれ、暗唱がんばれ、しゅんけい!
覚え方のコツなどご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひアドバイスをお願いします。(^^)