Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

情熱とビジネスの間

2008-12-05 23:56:20 | 実はクルマ好きです

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

来シーズンのドライバー発表が待たれていたホンダレーシングF1チームでしたが、今日、今季限りでF1から撤退することが発表されました。

世界的な不況で、自動車がとにかく売れなくなり、アメリカの3大自動車メーカー(ビッグスリー)も、BMWなどの欧州大手メーカーやトヨタも、業績が悪化しています。

ホンダも例外ではなく、年間500億円かかる「金食い虫」のF1を続けていくのはもう無理ということでしょう。

ホンダは過去、優れたエンジンをF1に供給し続けていましたが、2006年からは車体もエンジンも自社で作る「フルワークス」チームとして参戦しました。

しかし成績は低迷続き。今年も散々な結果でしたが、早くから(今年は捨てて)来年の規格に沿ったクルマの開発に注力しているということで、来期こそはと活躍が期待されていただけに、「一足遅かったか・・・」と残念です。

F1に参加することが、はたして企業にとってビジネスとして益であるかというと、たぶんお金がかかりすぎて、割には合わないのだろうと思います。
宣伝やイメージアップのためなら、他にもっとコストパフォーマンスのいい方法があるでしょう。

けれどもクルマを作り続けている人として、「最高に速いクルマ」「誰にも負けないクルマ」を作って勝ちたい、という気持ちは、あるんじゃないかと思います。

もはや、気持ちだけでやっていける時代ではありませんが、でも情熱の火は消さないでほしいですね。

ビジネスのためだけじゃない、みんな「勝ちたい!」から、あんなきつい仕事をやってるんだよな・・・と思うから、私は毎年F1を見続けているんです。

ホンダがいずれまた、F1に戻ってくる日を待つことにしましょう。

ホンダ所属の、F1界イチのイケメンドライバー、ジェンソン・バトンがこのままいなくなったら寂しいしねぇ・・・。



(画像は Honda Racing F1 Team からの転載です)