ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/20日 戸台側の南アルプス林道歩き その1:戸台大橋から林道を歩き始める。 廃村集落を通る

2016-05-26 06:48:47 | 草花
風邪の病み上がりで、山歩きが未だ本格的ではありません。
そこで、どの山域を歩くかということは、結構重要です。
ハードではないけれど、歩きでのあるところということで、南アルプスの信州側(戸台側)を歩くことに決めました。
もしも元気が有り余る暁には、北沢峠までを往復歩くことにすれば、これは相当なアルバイトになります。
そして、もしも元気がなくて最悪の場合は、林道バスが歌宿(うたじゅく)まで折り返し運転していますので、それを利用すればよいことになります。

前(5/19日)夜、夕食後の20時に家を出ました。
目的地はいつもですと戸台大橋のすぐ近くの駐車余地なのですが、ここは先日遭難死に遭われた方の、お気の毒な駐車場所でしたので、そこはとりあえず縁起が悪そうでしたから避けておきました。

車中泊をして、翌(20日)朝は4時起き、準備を済ませて歩き始めたのは、午前5時少し前のことでした。

位置図 ↓

駒ヶ根市から中沢峠(1317m)を乗り越して伊那市長谷戸台(旧長谷村戸台)までやってきました。



実行図 ↓

戸台大橋のところから、左から右にピストンしました。



断面図 ↓

左から右に歩いたのですが、右端のコブは、いたづら心で最後に登り返してみた部分です。




鳥瞰図(カシバードで描画) ↓

歩いた部分を鳥瞰してみました。




歩き始め ↓

遭難事故死者が車を止めた場所ということで、大変お気の毒なことでしたが、ここで車中泊するのはやめにして置き、車を駐めるだけにしました。



クサノオウ ↓

歩き始めにこの群落がありました。この地では歩行中も多くこの姿を目にしています。



カキドオシ ↓

これも山地で見る定番植物ですね。




戸台大橋 ↓

このゲートがあるので、一般車は入って行けませんが、歩行者は往来自由です。




オニグルミ ↓

橋の上から川岸に立つオニグルミが見えます。



黒川 ↓

下の川は戸台川から名前が変わり、黒川となり、以後三峰川、天竜川と名前を変えて太平洋に注ぎ込みます。




キリ ↓

今は桐の花の真っ盛りでした。




キリ ↓

どういうわけなのか、山中でも林道沿いで何度かこの木を見かけます。




キリ ↓

近い枝のものを近写しました。




廃村集落への道 ↓

戸台大橋を渡ってすぐ左折した小道(廃道)に入っていきます。




テンナンショウ属 ↓

道のわきにテンナンショウ属の花が見えます。




廃村集落 ↓

やがて道(廃道)が行き止まり、そこには5、6軒の廃屋があります。
全盛時には今歩いてきた道は、車も通れた道だったようで、大掛かりな建物跡が見えました。




フジ ↓

家は廃れましたが、樹木は見てくれる人がいなくても花をつけてきます。




ヒトリシズカ ↓

盛んにヒトリシズカが出てきますが、どれ一つとして花をつけたものはありません。
花の時季に一度はそれを見たいものだと思いました。




電柱に沿って ↓

廃村集落跡から急峻な山斜面を歩いて中腹のもう一軒の廃屋を目指します。道はありませんが、かつては電線を張った名残りの電柱が一定間隔で立っていますので、それを頼りに歩きます。




オオヤマフスマ ↓

そんな斜面で、オオヤマフスマの小さな花を見つけました。
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雨の来る前に、ちょっとした買い物でも・・・、ひと歩きは傘を持って

2016-05-25 20:06:11 | 草花
天気予報では、東海地方では薄い雲が掛かり、雨がぱらつくこともあるが、本降りとはならない・・・と言うことでした。
市内の、あるスーパーで割引セールが始まるということを聞いていたので、それを徒歩で見に行くことにしました。
こうもり傘を持って歩いて行けば、びしょ濡れにはならないだろうと勝手に解釈し、カメラの水濡れにも配慮して、朝食後に出掛けました。

なるほど天気予報通りに途中から、パラパラと落ちてきたり、止んだりを何度か繰り返しましたが、濡れることなく、歩き始めておよそ一時間弱で、目的のスーパーにつきました。

そこで買い物を済ませて、家路につきますが、同じ道をなるべくなら歩きたくはないので、ことさら大回りの道を取ることにしました。
帰り道は堤防沿いを歩きましたが、梅雨入りの近い景色がありました。

アカバナマンテマ ↓

ヨーロッパ原産の植物が、三河の片田舎にまで押し寄せています。地球は狭まったものです。



ヘラオオバコ ↓

これもヨーロッパ原産で、二級河川猿渡川の堤防で今や繁殖しています。



シロツメクサ ↓

これもヨーロッパ原産です、出てくる目立った花は皆外国産ですね。日本ガンバレ!



オオキンケイギク ↓

今度は北アメリカ原産の特定外来生物として栽培が禁止されているものが出てきました。
こういうものが我が国固有のカワラナデシコやヤブカンゾウを駆逐してしまうので、この美しい花も、今や害草に成り下がっています。



ムラサキツメクサ ↓

こちらもヨーロッパ、西アジアおよび北西アフリカ原産だそうで、河川の堤防上には外来種ばかりが目立っています。



新幹線 ↓

外来種の猛威ぶりを横目に睨んで、新幹線は疾走していきます。



新幹線を潜り抜け ↓

これはちょっと珍しい潜り抜け道です。農道間の連絡路を意識したもののようで、自動車が通るような広さも高さもありません。
東京駅の起点からの距離が316k199mとありました。



ドクダミ ↓

新幹線の潜り抜けの手前にて、咲いていました。



キュウリ ↓

我が家につき、庭の様子を見ておきます。雨模様ですので本日の水遣りは必要なさそうです。
キュウリも採れ始めました。


ガクアジサイ ↓

紫陽花はぽつぽつ花が見えてきました。



ナンテン ↓

ナンテンの花はもうちょっとですね。



ミニトマト ↓ 

これから実が出来てくるところです。



ナス ↓

ナスも一番どりができましたが、まだ後が続いて来ません。
コメント (2)
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蒲郡市の相楽山(さがらやま)に遠足 (下の段):スイカズラ コウゾリナ ノアザミ ツルアリドオシ

2016-05-25 07:30:45 | 草花
山の中を歩いているうちに、孫たちが「お腹が空いた」と合唱し出しました。
広場の多目的集合場の大屋根の下に入り、涼しい日陰でお昼の準備をします。
お湯を沸かして、「赤いきつね」を作ればそれで満足してくれます。

昼食を済まして、少し遊びの時間を取り入れたあとは家路につきます。
帰りの車の中は暑くて、エアコンを利かせっぱなしで走っていました。

夕ご飯を食べて、孫たちはパパとママに連れられて帰っていき、ホットデーはこうして暮れました。

イヌビワ ↓

イチジクを小さくしたような実です。割って口に入れましたが味はありませんでした。



ミツデカエデ ↓

ミツデカエデだと思います。この科に特有の翼果をぶら下げています。



木登り ↓

タブの大木がありました。登るのに手頃そうだとみていますと、孫が進んで登り始めました。




スイカズラ ↓

これは不思議です。花をちぎって蜜を吸おうとしますが、一向に甘さが来ませんでした。




コウゾリナ ↓

この山地では明るいところでこの花をよく目にします。




ノアザミ ↓

ノアザミも咲いていますが、吸蜜に来る蝶々はついに捕れませんでした。



ウツボグサ ↓

残念ながらウツボグサはもう少しで花を見られるといった状態でした。




ムラサキシキブ ↓

こちらも蕾で、”ムラサキ”の色を未だ感じられません。



ハクサンボク ↓

今回は随所でこの木を見ました。



ツルアリドオシ ↓

林縁でこの小さな花を見つけました。こうして見ると美しい花ですね。



イチヤクソウ ↓

イチヤクソウの蕾はまだ固くて、このまま当分の間は待たせられそうです。



ガンピ ↓

林縁でこの小さな木を見ました。あまり元気が良くありませんね。



丸木遊び ↓

昼飯の後、広場で遊ぶ時間を設けました。子供たちはなんでも遊びの道具にしてしまいます。
伐り出してゴロンと横になっている大木の上をおっかなびっくりと歩いていきます。
コメント (6)
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蒲郡市の相楽山(さがらやま)に孫二人と爺・婆の四人で遠足に行きました。(上の段)

2016-05-24 06:37:12 | 草花
小学生の孫たちの運動会が土曜日にあって、週明けの月曜日はその代休とやらで、孫たち兄弟が二人して我が家に乗り込んできました。
迎え撃つ爺・婆は連合軍で、(よせば良いのに)外に連れ出すことにしました。
昨日の名古屋地方は真夏日で、相当暑い一日でしたが、出掛けた先は、山地でしたので緑陰のクーラーが効いていて、耐えきれぬほどの思いをしないで済みました。

老若4人で出かけた”遠足”の模様を上・下二つの段に分けてレポートいたします。

ヤマボウシ ↓

出掛けた先は蒲郡市郊外の相楽山というところで、昔は国民宿舎のあった景勝地ですが、10年以上前にそれは取り壊されて、今は静かな山中の公園地域となっています。
車を置いた場所にヤマボウシがたくさん花をつけていました。(恐らく植栽もの)



キショウブ ↓

山の中腹が広場のようになっていてそこには池もあります。
池の周りには渡来植物のキショウブが咲いています。



シャクトリムシ ↓

孫が後ろで何かを見つけたようです。戻って、近づいて見ると尺取虫でした。


ハナミョウガ ↓

折角ですので、見晴らしの良いところへ連れて行こうとしますが、急坂を登らねばなりません。
坂道を上る道端にハナミョウガを見つけました。



ニガナ ↓

ニガナの花もポツポツと出てきます。
なおこの遠足では孫たちにもカメラを持たせて、自由に写真を撮らせています。



展望台から ↓

潮見展望台から、蒲郡の海岸線を見下ろします。今日は望遠レンズを持ちませんでしたので、こんな景色の画で我慢します。
なお双眼鏡を持ってきていますので、それを取り出すや、早々に孫たちに取られてしまい、爺婆たちは老眼で眺めるだけになってしまいました。



展望台から ↓

上の画より西を見たところで、眼下に三谷温泉が見えていて、海の向こうには薄く渥美半島が見えています。



ザトウムシ ↓

孫が地面を動く虫を見つけて、毒グモが居たと騒ぎます。腰の赤い点には見覚えがありましたので、てっきりセアカゴケグモに違いないと思って二匹を踏みつぶしましたが、これはザトウムシのようで、赤い点はダニですね。とんだ勘違いで、罪深い殺生を重ねてしまいました。心が痛みます。



ソクシンラン ↓

細長い茎(草丈約50センチ)に付く小さな花を見つけました。ソクシンランでユリ科でしたね。



シライトソウ ↓







今回この山に入ったのは、このシライトソウが目当てでした。孫たちも盛んにカメラを構えます。
花の時季はちょど良かったようで、古びた花はひとつも見ませんでした。
コメント (4)
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昨晩の満月 ネットのお友達の真似をして・・・・・

2016-05-23 11:25:57 | 草花
昨晩のことでしたが、新しいネットのお友達のところで、現在進行形に近い記事が出ていました。
それはそよかぜさんのブログでしたが、折からの満月を記事にされていました。
そのことに触発されて、カメラを持って外に出ましたが、いろいろ工夫してみても一向に良い写真になりません。
何十枚も撮った中で、月の表面の模様が出たものをやっと一枚だけ選び出せました。
月の右隣りは火星でしょうね、これも仲間に入れてみました。

満月 ↓





火星 ↓




月と火星 ↓



一茶の句に
      ♪あの月をとってくれろと泣子哉(なくこかな)♪
または  ♪名月ををとってくれろと泣子哉(なくこかな)♪(文化版) 
または  ♪明月ををとってくれろと泣子哉(なくこかな)♪(文政版)
                   という有名な句がありましたね。 
一茶とかかわりのあった子供はいずれも夭折しているそうですから、哀れさが際立ちます。

一茶の句のついでに、宿題になっていた「あなた任せ」の語句について、少し記述させていただきます。

♪ともかくもあなた任せのとしの暮♪ 

この句では「あなた任せ」という言葉に深い意味があるようです。
小生の観念的な浅読みでは、他人任せに世を送る軟弱な一茶像を抱いていましたが、これはどうも違うようです。
人生の辛酸をなめつくした一茶が、ただ”か弱く”他人任せに生きていることはないはずですね。

この句の前文にはこうあります。:
「後生の一大事は其の身を如来の御前に投げ出して、地獄なりとも極楽なりとも、あなた様の御はからい次第、あそばされくださりませと、御頼み申すばかり也・・・・」とあります。

そこで、仏教者のこの句に対する解釈を拾ってみるとこうなります。:
「浄土真宗の門徒の家に生まれ、念仏者としても知られる、俳人小林一茶のこの句での“あなた任せ”というのは、他人まかせとういう意味ではなく、“あなた”とは阿弥陀如来様のことを指しています。
どんなに裕福であっても、貧乏であっても、おごることなく、卑屈になることもなく、ありのままに年を越していきましょうという意味ですから、とらわれの無い年の送り方です。」・・・となります。
(浄土真宗西本願寺派立徳寺の法話より)

つまり、「あなた任せ」の意味は仏教的であって、前文通りに「阿弥陀仏にお任せすること」という意味にとるのが正しいようです。
これは他力本願・(本願他力)の浄土真宗で用いられる語のようでした。

とすると、仏教者の解釈が句作者・小林一茶の心情に一番近いのかもしれませんね。
コメント (2)
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