サイズは大きくないが、相当に強力な台風15号が、9月9日未明に首都圏を直撃した。
特に、千葉県内で広範囲にわたる甚大な被害が出た。
殊に、大規模停電が発生、復旧が大幅に遅れて、2次被害も出ており、こゝのところ連日、トップニュースになっている。
地震等と同様、被災状況が迅速、且つ、的確に把握出来ていない中で、県や東電等の担当組織が復旧見通しを安易に公表した。
要するに、論理的思考がなされずに、拙速な行動だけが先行したもので、日本人の悪い癖だ。
迂闊であった、予想以上だった、或いは、教訓が生かされていない等、首長・自治体職員、或いは、電力会社が釈明していたが、そういった話ではなく、まず、起こった事実を正確に把握し、理解する、といった基本動作の問題だろう。 その上での対応策、見通しの話だろうに。