ANAホールディングスが2020年内にも開始予定の、QRコード利用のキャッシュレス決済事業です。
最近の業績悪化を背景に、顧客(注:現在、マイレージクラブ会員は約3700万人)の囲い込みを図り新たな収益源として成長させたい狙いがあるようです。
この決済サービスは、スマホの「ANAマイレージクラブ」アプリにJCBのQRコード決済システム「Smart Code」を搭載することで実現されており、「ANAマイレージクラブ」アプリ経由で使用するようです。事前にANA Pay対応のクレジットカードと紐付けておく必要があるようです。
ANA Payは、日常の買物(注:全国のSmart Code加盟店)などでの決済に利用できる他、将来的には旅行や保険などのサービスをネット上で購入する際の決済にも利用できる様になりそうです。
決済時に200円あたり1マイルが付与されるようです。またチャージの際も1000円の入金につき1~11ポイントがカードの種類によって付与されるようです。
ANAホールディングスは10月27日に事業構造改革を発表しており、その中に顧客データ活用のプラットフォームビジネスの拡大が盛り込まれています。
ANA Pay関連のサイト(ITmedia NEWS)は、https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2011/24/news087.htmlです。
また、事業構造改革に関する資料(2020.10.27付け)のサイトは、https://www.ana.co.jp/group/investors/data/kessan/pdf/2021_10_1.pdfです。