ソーシャルメディアの発達により可能になったモノ、お金、サービス等の交換・共有により成り立つ経済のしくみを指しています。欧米を中心に拡がりつつある新しい概念で、日本でも徐々に広がっていく可能性があります。
個人が保有している遊休資産(有形)やスキル(無形)の貸出しを仲介するサービスをシェアリングエコノミー型サービスと呼んでいます。貸主、借主双方にとってのメリットが考えられます。前者にとっては遊休資産の有効活用化(収益拡大)、借主にとっては所有せずの利用可能化(節約)です。
米Airbnb(エアービーエンビー)の「Airbnb」(住宅物件などを宿泊施設として利用、2008.8~)、米Uberの「Uber」(ICT利用により移動ニーズの人と空車ドライバーとをマッチング、2010.6~)、米DogVacayの「DogVacay」(ペットシッターの登録・利用のWebサイト、2012~)、その他、色々な事例が知られています。
将来成長が見込まれる分野として以下のようなものが考えられているようです。
・移動手段(自動車、バイク・自転車、ボート)
・普段使わないもの(家庭用品、イベント関連器具、スポーツ関連グッズ)
・物理的なスペース(ガレージ、駐車スペース、オフィススペース、空室)
シェアリングエコノミーの発展に、ブログ・SNSなどのソーシャルメディアによる情報交換を通しての緩やかなコミュニティの機能が有効に働くようです。