気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"第4次産業革命(the Fourth Industrial Revolution)"とは

2017-09-29 23:57:23 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

第1次、第2次、第3次の次に位置付けられる産業革命ということで、現在進行段階(2010年代)にあります。

2016年1月の第46回世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)の年次総会(通称、ダボス会議)によると、第4次産業革命(2010年代)は、様々な側面を持つようですが、一つには

「デジタルな世界と物理的な世界と人間が融合する環境」(注:ドイツが提唱している政策のインダストリー4.0よりも広い概念)

と解釈されているようです。すなわち、

「あらゆるモノがインターネットにつながり(IoT)、そこで蓄積される様々なデータを人工知能(AI)などを使って解析し、新たな製品・サービスの開発につなげる等」

とのことです。

なお、WEFでは、過去の第1次~第3次産業革命を以下のように定義しているようです。

第1次産業革命=>18世紀後半、蒸気・石炭を動力源とする軽工業中心の経済発展および社会構造の変革。(イギリスでは蒸気機関が発明され、工場制機械工業が幕の開けられた。)

第2次産業革命=>19世紀後半、電気・石油を新たな動力源とする重工業中心の経済発展および社会構造の変革。(エジソンが電球などを発明したり物流網の発展などが相まって、大量生産、大量輸送、大量消費の時代が到来。フォードのT型自動車は第2次産業革命を代表する製品の1つとのこと。)

第3次産業革命=>20世紀後半、コンピューターなどの電子技術やロボット技術を活用したマイクロエレクトロニクス革命。(自動化が促進された。日本メーカーのエレクトロニクス製品や自動車産業の発展などが象徴的と言われている。)

平成29(2017)年情報通信白書(第1部第3章)のサイトは、http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/pdf/n3100000.pdfです。

また、2016年1月のダボス会議のUBS白書のサイトは、http://www.tadviser.ru/images/b/b7/Extreme_automation_and_connectivity_The_global%2C_regional%2C_and_investment_implications_of_the_Fourth_Industrial_Revolution.pdfです。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« "超スマート社会(beyond sma... | トップ | "コネクテッド・インダストリ... »
最新の画像もっと見る

IoT・デバイス・プラットフォーム・変革」カテゴリの最新記事