企業においてリーダには自分の管理下の人員や予算の配分を如何に変えていくべきかが求められますが、その際に採られる手法が「ポートフォリオ戦略」です。
「ポートフォリオ」は、もともと「紙挟み」とか「運用資産の一覧」などの意味ですが、この場合は事業の構成などといった意味合いのようです。
この考え方は、1960年代にBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)の創始者のブルース・ヘンダーソンにより提唱されたPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)が出発点と考えられています。
具体的には、キャッシュを生み出す力の指標(相対的市場占有率)を横軸に、キャッシュ需要を表す指標(市場成長率)を縦軸にとり、それぞれの大小によって4つの区分(小小→負け犬、小大→問題児、大小→金のなる木、大大→スター)に分けて考えます。
例えば、「金のなる木」の事業で得た資金を「スター」の事業へ投入したり、「問題児」の事業に資金を投じて「スター」の事業に育てたり、「負け犬」の事業からは撤退したりなどの措置をとるといった具合です。
即ち、収益性や成長性の低い事業から、より収益や成長が期待できる事業へ資源を移す戦略です。
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