Googleが提供している検索連動型広告掲載サービス(Google Ads(注)、旧Google AdWords)における新たな掲載手法です。”動的検索広告”と呼ばれます。2017年頃から利用されているようです。
注)Googleは、2018年にGoogle AdWordsからGoogle Adsに改称しました。
従来の検索連動型広告では、広告主はキーワード、入札単価、広告タイトル・説明文・表示URLを登録して入札したのに対し、DSA(動的検索広告)ではキーワードの代りに広告をクリックした時表示されるページのURL、入札単価、テンプレート説明文のみを登録するだけでよくなっています。広告のタイトルはシステム側で自動生成されます。
このような手法が導入された背景には、広告主が従来のようにキーワードを指定して入札しても、一般のネットユーザーの検索に用いるキーワードとが完全に一致しない実態があるようです。
例えば、製品の型番が多いサイトや商品アイテム数が多いサイトなどを引っかけたい場合に、広告主が指定したキーワードとは異なるキーワードで検索が行われるケースが多いということです。
そのため、広告主にキーワードを指定してもらう代りに、LP(ランディングページ)のURLを指定してもらい、システムでURLで指定されたLPに関連する検索キーワードを自動的に選び出すようにしたようです。
以上のように、このような広告手法は、製品の型番が多いサイトや商品アイテム数が多いサイトなどを検索連動型で取りこぼしがないようにしたい場合に有効と考えられています。
Yahoo!も類似の動的検索連動型サービスとして、”DAS:Dynamic Ads for Search(動的検索連動型広告)”と呼ばれるものを提供しています。
DSAについて紹介するサイトは、例えば以下です。
https://support.google.com/google-ads/answer/2471185?hl=ja
https://jp.feedmatic.net/blog/about-dsa