ヤマダホールディングス(ヤマダHD)とアマゾンジャパンとの提携によって開発された、アマゾンファイアTV(Amazon Fire TV※1)を内蔵するスマートテレビ※2です。製造はヤマダが独占販売契約を結んでいる家電メーカーの船井電機が行っています。
※1テレビのHDMI端子に挿しWi-Fi経由でHuluやAmazonプライムビデオなどの配信サービス動画をテレビで楽しめる小型デバイスです。
※2関連ブログ(2013.2.16)https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/6c5e71f9f2ae4783f493f083981b799bを参照
(ライバル関係にあった)家電量販とネット通販の最大手同士の異例のタッグにより登場した製品として注目されています。ヤマダ側からするとハードだけを仕入れて売るこれまでのスタイルから脱却しアマゾンと連携することによって時代を先取りできるソフト面も考慮した販売戦略に力をいれたいとのことです。一方、アマゾン側としては国内約1000店舗を抱えるヤマダの販売網に魅力を感じているようです。
このスマートテレビは、ネット配信動画と通常の地上波放送などが楽しめますが、Amazon Alexaを搭載した音声リモコンが付属しており、音声ベースで色々な操作ができる点がスマートらしくなっています。画面サイズとして、32、43、50、55インチの4種が用意されています。税込価格で5万5000円弱~約14万3000円弱です。
2月17日よりAmazon.co.jp上で予約販売を開始し、3月5日からヤマダHDグループ店舗や自社サイト(ヤマダウェブコム)で販売開始しています。
ヤマダHDとしては、今回のTVをきっかけとして、今後、AIスピーカーとの連携、コンテンツやサービスの充実を図っていくとともに、アマゾン倉庫からの配送といった物流面での連携も考慮していきたいとのことです。
プレスリリース(2022.2.17)のサイトは、https://www.yamada-holdings.jp/ir/press/2022/220217_1.pdfです。
テレビ報道の動画のサイトは、例えばhttps://www.youtube.com/watch?v=dMnklZnI_r8です。