気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“ビデオテープ録画映像のデジタルデータ化サービス”とは

2015-10-24 23:39:54 | ソフトウェア技術・サービス・SNS

VHS方式のビデオカメラや8mmビデオカメラで録画した映像をデジタルデータ化し、クラウドサーバー上に保存し、それをスマホやタブレット上の専用アプリで視聴できるサービスです。

デジタル化が進展する以前に利用されていたアナログ方式のビデオカメラで撮影された映像は、ビデオテープに保存され対応する再生機で再生して楽しむ形態でしたが、ビデオテープの場合、画質の経年劣化が避けられず、保管スペースも増加し、しかも、再生機も生産が中止されるなど、かつての映像を楽しみにくい状況となってきていました。この点に着目し、さらに、クラウドサービスの進展を受け、この種のサービスが登場してきました。

この種のサービスとして、「おもいで玉手箱」(プラザクリエイト)、「思い出アルバムonフレッツ」(NTT西日本)、「想い出スマートビデオ」(ピーシーデポコーポレーション)、「思ひ出シアター」(クライム)などが知られています。

例えば、「おもいで玉手箱」の場合、利用者は、ネットで注文し、その後届けられた専用の箱に、対象のビデオテープなどを入れて送ります。約1ヶ月で、ディジタルデータ化され、クラウドに保存されますので、専用のアプリをスマホやタブレットにインストールして、動画を楽しめるようになるとのことです。

料金としては、「ディジタル化するための料金」(依頼本数により可変、平均的に1000~2000円程度/本)と「クラウド利用料」(約100円から数百円以上/月)がかかるようです。

なお、家庭用ビデオカメラで撮影した映像が対象で、テレビ番組の録画や市販された映画のテープなどはサービス対象外となっているようです。


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