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気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“RR-XP008(パナソニック)”とは

2016-08-01 23:11:12 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

パナソニックが2016年7月8日に発売した、ICレコーダーです。

最大の特徴は、本体の形状です。スティック型、小型軽量、クリップ付きで、胸ポケットへ入れることができ、かつ入れたまま操作も行えるようになっている点です。黒、白、紫、ピンクの4色の本体色を揃えています。

英会話などの語学学習に役立つ「かんたんシャドーイング再生」機能がついていて、この機能を利用することにより、英語のリスニング・スピーキング力を高めることができるとのことです。なお、シャドーイングとは、音声を聞きながら、聞こえた音をほぼ同時に繰り返し発声する学習方法です。再生して利用できるコンテンツが6種類用意されているようです。

また、USB端子を持っていますので、PCと接続して、録音した内容をPCへコピーしたり、本機を充電したりできるようです。 

その他にも、「ステレオ強調録音」機能、「ノイズキャンセル再生」機能、「音声レベル自動調整」機能、「MP3音楽ファイル再生」機能などもついています。

その他、内蔵メモリー容量が4GB、PCM 44.1kHz(ステレオ)の録音可能時間が6時間、本体サイズが14.8(幅)×126(高さ)×14.8(奥行)mm、重量が約33g(充電式電池を含む)、電源が単4形ニッケル水素充電式電池1本または単4形アルカリ乾電池1本、などです。

オープン価格ですが、実売価格は1万2800円前後となっています。

プレスリリース(2016.5.13)のサイトは、http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/05/jn160513-3/jn160513-3.htmlです。


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“Bluetooth LE(BLE)”とは

2016-02-06 23:55:41 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

Bluetooth Low Energy(BLE)のことで、低電力化を図った近距離無線通信規格です。

よく知られているBluetoothはIEEE 802.15.1として標準化されています。Bluetoothは、バージョン1.0が1999年7月にリリースされ、その後、バージョン1.1(2001年2月)、1.2(2003年11月)、2.0(2004年10月)、2.1(2007年7月)、3.0(2009年4月)、4.0(2009年12月)、4.1(2013年4月)、4.2(2014年12月)とアップされ、現在に至っていますが、BLEは、バージョン4.0の一部として提供されたものです。

従来のBluetoothが信号の中断が許されない音声通信の用途を狙いに開発されたのに対し、BLEはセンサーやタグとの低電力の間欠的通信の用途を狙って仕様化されています。

通信速度は1Mbpsと従来の規格と同程度で、通信距離を短くして送信電力を節約したり、転送パケットのサイズを小さくしたりしています。

通信距離は30m程度まで可能なようですが、電力消費をできるだけ少なくする様にして通常は2~5m程度で利用されます。

通信形態として、(1)ブロードキャスト型、(2)コネクション型の2種があります。

(1)はブロードキャスタ(アドバタイザー)が通信範囲内の(複数の)オブザーバ(スキャナー)へアドバタイズパケットを定期的に送信し、これをスキャンしたスキャナーがデータを受信するもので、1:多の片方向通信です。コネクションなしで動作します。例えば、スマホなど(スキャナー)がビーコン端末(アドバタイザ)から識別データをコネクション設定なしに受信し、関連情報をスマホに表示したりできます。

一方、(2)はセントラル(スマホ、タブレットなど)がペリフェラル(センサーデバイスなど)からのアドバタイズパケットをスキャンした時、適当なタイミングでそのペリフェラルと1:1のコネクションを確立し、コネクション状態ではセントラルがマスター、ペリフェラルがスレーブとなって、定期的に双方向のデータ通信を行います。複数のペリフェラルとのコネクションを設定し、ネットワークへ参加させることが可能です。例えば、スマホが、センサーデバイスとつながって、その後コネクションを確立してセンサーデータの受信をしたりする場合が想定されます。

BLEは、モノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)のラストメートルの接続手段として注目されています。

 


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“IoT無線タグ TWE-Lite-2525A(モノワイヤレス)”とは

2016-01-05 23:07:50 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

モノワイヤレス㈱(2015年9月1日設立)が提供している、3軸加速度センサー付きの無線タグです。 型番は「トワイライト・ニコニコ・エー」と発音するようです。

超小型無線マイコン「TWE-Lite」(トワイライト)にコイン電池ホルダと3軸の加速度センサーを25 x 25 mmのサイズに小型ワンパッケージ化した構造となっています。重さは6.5 g(電池込)です。

同社が発売している超小型無線マイコンTWE-Liteを利用しやすいように加速度センサーを搭載した製品となっています。

なお、TWE-Liteは、IEEE802.15.4/ZigBeeによる小電力無線通信を行うモジュールで、徹底した低消費電力設計によりコイン電池や小型太陽電池でも動作でき、オプションの外付けアンテナを用いることで1kmまでの通信が可能とのことです。

コイン型電池(CR2032)を入れると動作を開始するようです。そのままビーコンとして使用したり、加速度センサーの各種機能を使用して様々なモノの状態をセンシングし、その結果を無線送信できるようです。

小型で省電力で動作し、通信距離は見通しで最長1k mと長いため、様々なモノに装着し離れた場所にあるモノの状態を知ることができるようです。

全国のパーツショップや通販で購入が可能なようです。例えば、秋月電子通商での通販価格は3240円とのことです。

製品紹介サイトは、http://mono-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-2525A/index.htmlです。

 

 

 

 

 

 


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“Wi-Fiアウェア(Wi-Fiアライアンス)”とは

2015-07-22 23:20:15 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

Wi-Fiの普及を推進する業界団体「Wi-Fiアライアンス」が2015年7月14日に発表した、無線LANの通信(※)を利用して近くの機器を見つけ出す機能です。

※)無線LANの3つの運用モードのうちの「アドホックモード」を利用。このモードではサーバなどを介することなく機器間直接の通信が可能。他のモードとして、「インフラストラクチャーモード」および「ブリッジモード」がある。

専用アプリをインストールしたスマホなどの対応機器同士が近づいた時にIDなどの情報をやり取りし、相手の存在を確認できる機能です。ゲームの対戦相手を探したり、パーティで交流相手を探したり、周囲のサービスを探したり、などの応用が考えられるようです。対象の相手としては、機器を持つ人間や機器そのものの場合が考えられます。

近距離無線通信端末のBLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンとも似ているようですが、BLEビーコンでは一方向の通信が基本になっているのに対し、Wi-Fiアライアンスの方は双方向の通信が基本となっています。

今後、OSへの導入が進み、Wi-Fiアライアンス対応のスマホなどが登場すると予想されます。

関連サイトは、http://www.wi-fi.org/ja/discover-wi-fi/wi-fi-awareです。
また、プレスリリース(2015.7.14)のサイトは、http://www.wi-fi.org/ja/news-events/newsroom/wi-fi-certified-wi-fi-awareです。


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“TransferJet(ソニー)”とは

2015-01-31 23:09:40 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

ソニーが開発し、2008年に公開された新しい近距離無線転送技術です。この名称は、ソニーの登録商標です。

データを転送したい相手の機器にこちらの機器を直接「かざす」ことにより、大容量のデータを高速にかつ簡単に転送できるようです。無線特有の面倒な設定が不要、煩雑な初期設定も不要とのことです。下方に示す、ソニーのサイトでは、「サッと機器同士をかざして、パッとデータ転送ができる、次世代の近接無線転送技術、誰もがカンタンに使えるデータ通信」などのフレーズが付けられています。

電波の周波数としては4.48GHz帯を使用し、5cm程度の距離で通信可能で、3cmまで近づけると最大560Mbpsの速度で転送できるようです。この技術の最大の特徴は“飛ばない”ことだそうです。通信距離が3cm程度にすぎず、飛ばないことにより、他の機器から干渉を受けることも与えることもなく、シンプルな構成が可能になるとのことです。BluetoothやUWB(ultra wide band)で必須であった干渉防止技術が不要とのことです。

東芝では、今年の春に、トランスファージェット対応の、iPhone向けアダプター「TJM35420LT」を販売開始するようです。このアダプターを使用すると、1分間のハイビジョン動画が約3秒で転送可能とのことです。

プレスリリース(2015.1.5)のサイトは、http://www.toshiba.co.jp/about/press/2015_01/pr_j0501.htmです。

トランスファージェットの使い方のイメージ等を紹介しているサイト(SONY)は、http://www.sony.jp/transferjet/です。
また、以下には動画での紹介も含まれています。
https://msc.sony.jp/member/mail/mysony/feature/20100204_1/


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“第5世代(5G)携帯”とは

2014-11-01 23:19:48 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

2020年以降に実用化が想定されている次々世代の移動体通信システムです。

1G(1980年代)がアナログ方式、2G(1993年~)がPDC方式などで数kbps~、3G(2001年~)がW-CDMA・CDMA2000方式で384kbps~、3.9G(2010年~)がLTE方式で~100Mbps、4G(2016年~)がLTEアドバンストで1Gbps、そして5G(2020年?~)が10Gbpsとなるようです。

現在最新の通信方式LTE(3.9世代、100Mbps)で2時間の映画のファイルをダウンロードするのに約5分かかるところ、5Gでは数秒で終了する計算です。

通信(コミュニケーション)の形態は、4Gまでは人と人との間が主流ですが、5Gになるとさらに(人を介さず)マシンとマシンとの間(M2M)も追加され、情報量が急激に拡大されると予想されています。

我が国では、総務省が2020年に世界に先駆けて実用化すべく方針を打ち立てたようです。東京オリンピック・パラリンピックの開催時に利用できるようにしたい考えのようです。9月30日には、その推進体制として「第5世代モバイル推進フォーラム(The fifth geration mobile communications promotions forum, 5GMF)」(会長 吉田進 京都大学名誉教授)が発足されたようです。

欧州(エリクソン、ノキア、ドイツテレコム、英ボーダフォン・グループなど)や韓国(SKテレコム)、中国(ファーウェイ)の通信会社やメーカでも、5Gの開発が進められつつあります。2020年頃の実用化を目指して世界で主導権を獲得するための開発競争が進みそうです。


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“LTEアドバンスト”とは

2014-10-31 23:55:39 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

「第4世代携帯電話(※)」の標準規格の1つです。LTE(3.9世代)との互換性を保ちながら、高速化や高度化(つながり易さや安定性の向上)を図った方式となっています。国際的な標準化プロジェクト「3GPP(Third Generation Partnership Project)」が規格化しています。

※ 関連ブログ(“第4世代携帯電話”とは)は、以下です。
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/d371ce4c23d450a2be0551e50a67f103(2014.1.31)
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/3fab3ec018db48b131e5aad6ed7a4f19(2012.6.11)

最新の技術として、「CA(キャリアアグリゲーション)」、「MIMO(マイモ)」、「eICIC(Enhanced Inter-Cell Interference Coordination)」、「CoMP(Coordinated multi-point)」の4種類が利用されているようです。

CAは、複数の電波を束ねて高速化する技術で、2014年5月にKDDIが150Mbpsのサービスを開始、NTTドコモも今年度中に225Mbpsのサービスを開始するようです。

その他、MIMOは送受信に用いるアンテナ数を増やして高速化や品質向上を図る技術、eICICは通信エリア間の干渉を抑制しつながりやすさを改善する技術、CoMPは通信エリアの境界において基地局間が連携し通信を安定化させる技術のようです。


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“スマホ向けタクシー配車アプリ”とは

2014-04-26 23:35:27 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

スマホ向けアプリで、それを実行することにより簡単にタクシーを呼ぶことができるものです。

我が国で現在利用されている主なものとして、「Uber」(ウーバージャパン、2014.3~)、「Hailo」(ヘイロー・ネットワーク・ジャパン、2013年9月~)、「日本交通タクシー配車」(日本交通、2011年1月~)などが知られています。

多くの配車アプリにはネット決済の機能がついていて、キャッシュレス決済が一般的になりつつあるようです。例えば、日本交通では、クレジットカード決済のほか、KDDIの「auかんたん決済」に対応させ、スマホがあれば現金やクレジットカードがなくてもタクシー運賃が払えるようになっている、とのことです。

日本交通のプレスリリース(2014.4.7)のサイトは、http://www.nihon-kotsu.co.jp/about/release/140407.htmlです。


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“第4世代(4G)携帯電話”とは

2014-01-31 23:22:11 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

2016年度にサービスが開始される見通しの携帯電話システムで、光ファイバ並みの1Gbps程度の高速通信が可能となるようです。現在の次世代高速通信(LTE)は、3.9世代と言われていますが、第4世代(4G)はLTEの後継ということでその通信技術は「LTEアドバンスト」と呼ばれています。

基地局との通信に利用される電波の周波数帯は、総務省によって2014年11月頃までに希望する通信事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、イー・アクセス)へ割り当てられる予定のようです。利用される周波数帯は3400~3600MHzであり、この200MHz分のうちの120MHz分がまず11月頃に割り当てられるようです。4Gらしいサービスを提供するには1社あたり40MHz程度の帯域が必要とされるようなので、11月時点では3社に割り当てられる可能性があるようです。

4Gのサービスとして、通信事業者からは、スポーツのマルチビュー観戦(NTTドコモ)、メガネタイプのウエアラブル端末でのスポーツ観戦(KDDI)、多言語地図サービスなどが挙げられています。

関連ブログ(“第4世代携帯電話”とは、2012.6.11)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/3fab3ec018db48b131e5aad6ed7a4f19です。


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“アイコニット(メディアシーク)”とは

2014-01-11 23:58:01 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

携帯電話向けコンテンツの作成を手掛けるメディアシーク(注:2000.3.1設立、東京都港区、http://www.iconit.jp/index.html)が提供している、QRコードを読み取れるスマホアプリです。無料です。このアプリは、化粧品大手の「ドクターシーラボ」や「自民党」などで採用されているようです。

2013年12月24日より、バス会社と連携し、バス停などに付けられたQRコードの付いたステッカーをスマホアプリで読み、時刻表や地域情報を入手する実証実験を始めたようです。

7つのバス停にQRコード付きステッカーを取り付け、時刻表やバス会社からのお知らせ、近隣施設(商店、病院など)の広告などを配信するようです。2014年春には本格導入する予定のようです。

実証実験開始のプレスリリース(2013.12.25)のサイトは、http://www.mediaseek.co.jp/pdf/2013/2013_1225_01.pdfです。





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