気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“RC”とは

2020-01-14 23:02:38 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

Role Change(ロールチェンジ)を略したものです。特別なキーワードではなく、文字通り、「役割の変化」を意味します。

しかしながら、最近の人工知能(AI)ブームを受け、人の役割の変化ということで注目されつつあります。

現在は、いわゆるディープラーニングを特徴とする、AIの第3次ブームと言われていますが、この種のAIの進展により人の仕事が減ってしまうのではとの声も聞かれます。

が、これに対し出てくることばがRCです。AIは人の仕事を減らすのではなく、その役割(あるいは仕事の質)を変える(RoleをChangeする)ということです。人が進化を求める限り、必ずRCが必要になるということです。

1990年にノーベル経済学賞を受賞した米国のマートン・ミラー教授は、1991年当時に上記のようなことを発言していたようです。そして、AIが進化すると、人は肉体を動かすことが不要となるため、対応策として、人間同士のコミュニケーションのあり方を考えたり、新規情報の獲得や創造が必要であろう、などと指摘していたようです。(日経産業2018.7.5)

 


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“エッジAI”とは

2020-01-02 23:41:37 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

エッジコンピューティングとAI(人工知能)とを組み合わせた概念です。対比される概念として「クラウドAI」があります。

IoTにおけるAIの実装の仕方が発展して、クラウドAIとエッジAIに分化したと考えられます。IoTの進展によって色々な分野でCPS(Cyber-Physical System)が実現されつつありますが、CPSではリアルの世界のデータをセンサー経由でクラウド上のサーバに集めAIにより分析、予測などを行ない、その結果をリアルの世界へ反映させます。

分化する前のAIはクラウドサーバ上に実装される「クラウドAI」でした。CPSシステムの実装において、通信量の問題、機密情報をクラウドへ置くことの問題、遅延時間(リアルタイム性の保証)の問題などから、クラウドコンピューティングの分化にあたるエッジコンピューティングという形態が登場しましたが、これと同様に、AIの実装においても、リアルの世界に近い機器の方に実装する「エッジAI」という形態が登場してきました。

「クラウドAI」と「エッジAI」は単一実装形態、両者併用形態のいずれも考えられます。両者併用形態の場合、例えば、前者は蓄積された大量のデータの分析により学習済モデルを作成する、後者は当該モデルを利用して現場のデータから予測や判定を行なう、といった具合です。

 


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“レノボ スマートクロック(レノボ・ジャパン)”とは

2019-07-16 23:57:11 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

レノボ・ジャパンが、7月9日に予約販売を開始し、7月19日から出荷開始予定の、人工知能(AI)を搭載した目覚まし時計で、ベッドサイドでの利用を想定した製品です。Lenovo Smart Clockと綴ります。

米グーグルの独自AI「グーグルアシスタント」が採用されていてアラームのセットなどが音声によって操作できるようです。グーグルアシスタント対応のスマート家電のコントロールも行えるようです。

また、4.0型の液晶ディスプレイが搭載され、アラーム設定時間の30分前から徐々にディスプレイを明るくしていく「めざましディスプレイ機能」、画面をタップすることでアラームを止められる「タップ機能」などがついているようです。

さらに、事前に設定すると、「おはよう」の一言で、その日のニュースや天気、スケジュールをチェックできたり、「おやすみ」の一言で、グーグルアシスタント対応の照明をオフにし、スマートフォンをマナーモードに設定し、リラクゼーションサウンドを再生させるなどができる、とのことです。

スピーカーにもこだわっていて、音楽やインターネットラジオ、オーディオブックなどを高音質で楽しめ、Bluetoothスピーカーとしてスマートフォンの音楽の再生も可能なようです。

本体のサイズは、113.88×79.2×75.0mm、重さは328gです。

直販価格は、9100円(税抜)です。

本製品の関連サイトは、例えば、https://kakakumag.com/av-kaden/?id=14066、製品紹介の動画サイトは、例えば、https://www.youtube.com/watch?time_continue=16&v=NojoRYyO67I、です。


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“新型BMW3シリーズ(独BMW日本法人)”とは

2019-02-22 23:29:31 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

独BMW日本法人が2019年1月30日に発表し、同日、事前受注を開始した、全面改良されたBMWの主力セダン3シリーズです。売り出しは3月9日となっています。1975年の第1世代の登場から数えて今回の全面改良で第7世代目にあたるとのことです。

今回初めて人工知能(AI)による音声認識機能が搭載されたようです。運転中に、音声ベースで、目的地を設定したり、エアコンを操作したりと色々な指示が可能な上、タイヤの空気圧など種々の情報の確認が可能なようです。

内装や外装を刷新するとともに、高性能な「3眼カメラ」の搭載により、近距離、中距離、長距離の撮影を行い、広い視野での危険予測を可能とするなど安全性も高めています。

排気量が2リットル(1998cc)の4気筒ガソリンエンジンを搭載し、希望小売価格が税込み452万円~、となっています。

新シリーズ発表(2019.1.30)の動画サイトは、例えば、以下です。

https://www.youtube.com/watch?v=O7Gt4uAybGI


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“Echo Show(Amazon.com)”とは

2019-02-06 23:57:22 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

米Amazon.comが、2018年12月12日に発売した、AIスピーカーの新モデルです。「Alexa」と呼ばれる、Amazonの音声人工知能が搭載されています。

今回のEcho Showは第2世代のものですが、第1世代が日本で販売されなかったため、第2世代のものが日本で利用できる最初のEcho Showとなります。

タッチ操作対応の画面は10.1型長方形のハイビジョン対応で、映像、写真、文字などが見やすくなっているようです。第1世代の画面は7型正方形となっています。

本機に対し音声で問い合わせたり指示したりすることにより、画面上で、結果を確認したり、映像や写真、ニュース動画を視聴したり、その他カラオケ歌詞を表示するなどいろいろなことができます。音声でブラウザ(シルクあるいはファイヤーフォックス)を呼び出し、画面上のキーボードをタッチして検索したりもできます。

本体前面上部にはカメラ(500万画素)とマイクが内蔵されており、別なAIスピーカーの「Echo Spot」や専用アプリをインストールしたスマホとの間でビデオ通話をすることも可能です。また、このカメラを通しての部屋の様子を外出先のスマホから確認することも可能なようです。

本体のサイズは、246(幅) x 174(高) x 107(奥)mmです。 

価格は、2万7980円(税込)です。

プレスリリース(2018.9.21)のサイトは、https://amazon-press.jp/Devices/Alexa-Echo/Press-release/amazon/jp/Devices/2018/20180921_New_Amazon_Echo/です。

Echo Showでできることについては、例えば、以下のサイトにまとめられています。

https://freelifetech.com/what-can-echo-show-do/

 


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“NOID(アイリッジ)”とは

2019-01-02 23:58:10 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

ネットサービスの企画・開発を行うアイリッジ(iRidge、東京都港区)が、9月4日に公開した、プログラミング不要でスマートスピーカーのスキル(注:スマートフォンのアプリのような位置づけのもの)を開発できるクラウドサービス、即ちスマートスピーカー向けアプリの開発プラットフォームです。ノイドと読みます。

現在は、AmazonのAI「 Alexa」を搭載したスピーカー「Echo」のみのスキルを開発可能となっています。即ち、WebブラウザからNOID管理画面にアクセスし、画面に従って、ユーザーのどんな呼びかけ(input)に対して、音声アシスタントに何をさせるか (output)、をマウスで操作するかテキスト入力することにより、スキルの作成からストアへの公開までをワンストップに行えるようです。なお、ストアへの公開には、amazonの審査を通過する必要があります。

今後は、Google Homeにも対応するようです。

利用には会員登録(無料)が必要で、サービスプランとしては、無料の「フリープラン」(ストレージ5MB、ストリーミング流量0.1GB、リクエスト数100回)と有料の「ライトプラン」「プロプラン」が用意されているようです。

無料プランは、自分用のスキルを作りたい個人から商用スキルのテスト開発を行いたい法人まで幅広い利用を目指しているようです。一方、有料プランは、企画力やシナリオ作成力の高いプロクリエイターや制作会社による利用を想定しており、開発コストや納期を減らし高品質なスキルを効率的に作成してもらおうとして提供されています。有料プランは、10月16日に提供が開始されています。下記のプレスリリースを参照。

プレスリリース(2018.9.4)のサイトは、https://iridge.jp/news/201809/22765/です。

プレスリリース(2018.10.16)のサイトは、https://iridge.jp/news/201810/23070/です。

 


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“Googleアシスタント(Google)”とは

2018-08-08 23:06:25 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

Googleが開発したAIアシスタント(会話型AI)です。

当初は、AIスピーカー「Google Home」の一環としてリリースされました。2016年のことです。現在では、アンドロイドやiOSのスマートフォンでも利用できるようになっています。アプリは無料です。

アプリストアからダウンロードしてインストール後、画面のマイクのアイコンをタッチ後、12、3秒以内に、音声で知りたい内容を問いかけると、音声ですぐ回答してもらえたり、そうでない場合は「こちらをご覧ください」などと表示されて、回答に近い内容の検索結果のサイトを表示してくれます。

アンドロイド搭載のスマートフォンで少し試してみました。例えば、「今日は何曜日?」と質問すると、音声で「今日は木曜日です」と回答が返ってきました。同じように「今日の天気は?」と聞くと、「**の天気は、今日は####でしょう。」(注:**は現在地の名前、####は天気予報の内容)と音声で返ってきました。画面にも回答内容が表示されます。位置情報を有効しておいて外出先で「ここはどこ?」と問い合わせると、地図が表示されて、郵便番号や住所が音声で読み上げられたりします。また、「何故、今年は猛暑日が多いの?」と質問をすると、音声はなく、「お調べしました」という表示が出て、その回答が含まれているようなサイトが表示されました。また、「5200円を3人で割り勘すると?」と聞くと、「5200円割る3人は、1733.3333円です。」と返ってきました。

起動画面の左下にはキーボードのアイコンがあり、それをタッチすると、音声でなく、文字入力での問い合わせも可能です。また、スマホのホームボタンを長押しすることによってもこのアプリを起動できます。

最近では、スマホだけでなく、小型コンピュータのRaspberry Pi 、アウディとボルボなどの自動車、一部の企業が販売する冷蔵庫や洗濯機、オーブンなどのスマート家電にも搭載されているようです。

また、類似のサービスに、「Yahoo!音声アシスト」、「マイデイズ(NTTドコモ)」なども知られています。

関連ブログ("グーグルホーム(グーグル)"とは、2017.5.22)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/c65be8b470fe6803442f12f31c747ec1です。

関連ブログ(“マイデイズ(NTTドコモ)”とは、2018.5.18)は、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/83184d2242077f2f032e45b52d2dea9cです。


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“AIタクシー(NTTドコモ)”とは

2018-08-01 23:06:15 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

NTTドコモが、2018年2月15日に日本全国の法人企業向けに提供開始した、AI(人工知能)を活用したタクシー乗車需要(客数)予測サービスです。

「AI×IoTでリアルタイムに乗車需要を予測し、お客さまの利便性とタクシー業務の生産性を向上」といったフレーズがつけられています。

このサービスでは、タクシー近辺のエリアについて、500m四方を単位として、現時点から30分後までのタクシー乗車需要の予測結果などのデータをオンラインで配信してくれるようです。さらに、500m四方の中でも特に需要の高い100m四方のエリアを点線で示してくれるとのことです。

具体的には、タクシー運行データ(乗降場所・日時など)や気象データ、周辺施設(POI:Point of Interest)データなどの多様なデータに加え、ドコモが独自に算出する「モバイル空間統計」のリアルタイム版(注:エリア毎や属性毎の集団の人数を示す情報。以下、「人口統計データ」と呼ぶ)を活用し、日本各地の性別や年齢層など、属性ごとの人数分布の移動による変化をリアルタイムに把握しながら、各データをAIで分析することにより、乗車需要を10分ごとに予測する、とのことです。

なお、広域で人数分布の移動による変化をリアルタイムに把握できる人口統計データとAIを活用してタクシー乗車需要を予測するサービスは世界で初めてとのことです。

このサービスを利用することによって、売り上げが増えたり、実車率が向上したりといった効果が出ているようです。

報道発表資料(2018.2.14付け)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/02/14_00.htmlです。


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“マイデイズ(NTTドコモ)”とは

2018-05-18 23:32:31 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

NTTドコモが、2018年5月30日より本格提供予定の、スマートフォン(スマホ)などで利用できる会話型AIサービス(エージェントAIサービス)です。アルファベットでは、「my daiz」と綴ります。

具体的には、スマホやタブレットなどに「マイデイズ」のアプリをインストールして利用するようです。スマホに対し、例えば「マイディズ、ポイント残高教えて」と呼びかけると、音声や画面表示により回答してくれるようです。

また、スマホ経由で収集したデータに基づいて利用者の好みや行動を学習し、利用者の行動を予測し、その情報を利用者の行動に先がけて(先読みして)提供してくれるようです。例えば、通勤や通学に利用している電車が遅れた時などに、それを利用者が知る前に通知してくれたりできるようです。

アプリの使用料は、天気や交通情報などの基本的なものについては「無料」で、利用者の行動を先読みする機能については「100円/月」とのことです。

サービスの紹介動画のサイト(youtube)は、https://www.youtube.com/watch?time_continue=75&v=kghg2crUnGAです。

また、報道発表資料(2018.5.16)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/05/16_00.html です。


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"FMV ESPRIMO FH90/B3(富士通)"とは

2018-01-20 23:01:33 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

富士通が1月18日に発売した、個人向けのデスクトップ型パソコンです。

AIアシスタント機能を搭載した個人向けデスクトップパソコン」といったフレーズがつけられています。即ち、人工知能(AI)と音声認識機能を搭載している点が特徴です。搭載されている、AIによる音声解析技術は、富士通子会社の「富士通クライアントコンピューティング」によって開発されたもので「ふくまろ」と呼ばれます。

パソコンへ向かって、動画の再生を指示したり、天気予報を問い合わせたりすると、その内容をAIが理解して、動画のコンテンツを再生したり、天気の予報を音声や文字で教えてくれるとのことです。

その他、画面サイズが27インチ、CPUはCore i7 7700HQ(Kaby Lake)、 メモリの記憶容量は8GB、ストレージ(HDD)の容量が3TB、OSはWindows10 Home 64bitなどです。

オープン価格ですが、税別で24万円前後と想定されているようです。

同日には、同じFHシリーズの機種として、23.8型画面で省スペース設計のFH52/B3」(価格は16万円強)も発売されています。

プレスリリース(2017.12.26)のサイトは、http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/12/26.htmlです。


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