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気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“AIに関するキーワード”とは

2018-01-13 23:50:48 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

AI(人工知能)に関するキーワードとして、以下のようなものがよく登場します。

"スマートスピーカー" AIを利用し照明やロボット掃除機をコントロールしたりする情報機器。米アマゾンの「Amazon Echo」(2014年11月~)、米グーグルの「Google Home」(2016年11月~)など。

"機械学習" 大量のデータを読み込んで自ら知識を得る技術。コンピュータの高性能化がその進展をもたらしている。

"ディープラーニング(深層学習)" 機械学習の一種で脳をモデルにした手法。学習を進める時に注意すべきポイントを人間が提供する必要なし。例.猫の顔の認識のケース:輪郭や境界線を見つける→線で構成される顔のパーツを認識する→パーツの配置から猫と認識する。

"アルファ碁" 米グーグル傘下のイギリス企業が開発した囲碁AI。盤面をある種の絵のように読み込み、形勢を判断する。人間の最高棋士にも勝つ(3連勝)。

"シンギュラリティー(技術的特異点)" AIが人間を抜き去る時点のこと。この概念は、数学者のヴァーナー・ヴィンジとフューチャリストのレイ・カーツワイルにより提示された。

"第3次ブーム" 1950~60年代の第1次、1980年代の第2次に次ぐもので、現在進行中。機械学習、特に深層学習によって牽引されている。


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"ワイヤレススピーカー 『LF-S50G』(ソニー)"とは

2017-12-27 23:56:48 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

ソニーが2017年12月9日に日本で発売した「AIスピーカー」です。米国で先行発売しており、日本やヨーロッパでは2017年12月からのようです。米Amazonの「Amazon Echo」、米グーグルの「Google Home」、あるいは米アップルの「HomePod」と類似の製品です。

「声で手軽に音楽再生・情報取得・対応機器操作」、「ソニー初Google アシスタント搭載スマートスピーカー」、「部屋の全方向にバランス良く広がる360°サウンドを実現」といったフレーズがつけられています。

2017年11月18日にソニーモバイルコミュニケーションズから発売された「エクスペリアハロー」(※)では、自社技術を採用して実現されたようですが、このLF-S50Gでは、消費者への提供を早めるために米グーグルのAI「グーグルアシスタント」が採用されたようです。

※ 関連ブログ("エクスペリア ハロー(ソニーモバイルコミュニケーションズ)"とは、2017.10.25)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/a26c855a41c67aa7e083ac6d3975725cです。

ソニーの音響技術を使用し顧客を獲得しようとしているとのことです。即ち、台所やリビング、ダイニングなどで高音質を楽しめるよう、360度に良質な音が広がる構造としたようです。

なお、音声だけでなく、ジェスチャーでも操作ができるようです。

オープン価格ですが、税抜2万5000円前後と想定されています。これは、米グーグルの「Google Home」よりも1万円以上高額になっています。

プレスリリース(2017.10.26)のサイトは、http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201710/17-1026/です。


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"大人のAIと子供のAI"とは

2017-10-21 23:11:38 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

AI研究の第一人者である松尾豊氏(東京大学准教授)により指摘されている、AIの2つの分け方です。

「大人のAI」は、すでに存在しているビッグデータから一定のパターンを発見するもので、発見にあたっての判断基準を人間が予め設定するタイプのようです。大人(即ち、専門家)ができることをできるようですが、実は人間が裏で作り込みをしているようです。即ち、特徴量の設計が必要です。ビッグデータやIoTに基づく判断、IBMのワトソン、Siri、Pepperなどは、「大人のAI」に対応しています。現状、販売やマーケティングなどに応用されており、今後は医療、金融、教育などへの応用が考えられています。

一方、「子供のAI」は、背景知識のほとんどない状態から、AI自身が試行錯誤を繰り返して性能を向上させるタイプとのことです。AIの研究の歴史において50年もの間、実現が難しいとされてきましたが、ディープラーニング(深層学習)という、特徴量を自動で抽出できる技術の開発がブレークスルーとなって、今後への期待が高まってきています。2015年には画像の認識において人間の精度を超えるプログラムが米マイクロソフトや米グーグルで開発され、現実味を帯びてきたようです。「子供のAI」は、認識技術の向上、運動能力の向上、言語の意味理解というように、人間と同じように技術進化していくようです。認識機能を持った「子供のAI」とロボットを組み合わせることにより、これまでにない新しいビジネスの創出ができると期待されているようです。

松尾氏によると、「大人のAI」は外国に遅れをとっていて挽回も難しいようですが、「子供のAI」はこれからでありモノづくりが中心となることから、日本にもチャンスがあるとのことです。


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"AIスピーカー"とは

2017-10-08 23:48:26 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

話しかけられると、AI(人工知能)が音声の内容を分析し人間のように回答を返してくれる機器です。一種のIoT機器とも言えます。

マイクを内蔵しており、音声をキャッチしそれをインターネット経由でAIシステムへ送るようにようになっています。話しかけるだけで、様々なことができるようになっています。天気予報やニュースといった情報を得たり、ネット通販に注文をしてもらったり、タクシー配車を依頼したり、家電のスイッチ操作をしてもらったり、等々です。

米国では進んでいるようですが、日本でも、今後、音声を用いたこのような機器が普及しそです。年内には日米IT企業が相次いでこの市場へ参入するようです。

2017年8月にはLINEの「クローバウェーブ(Clova WAVE)」が、10月にはGoogleの「グーグルホーム(Google Home)」が、それぞれ販売され、また年内にはamazonの「エコー(Echo)」、SONYの「LF-S50G」が販売されるようです。

スピーカーとユーザとのやり取りの内容は、AIシステムにビッグデータとして蓄積され、機械学習により自然な会話に近づけるようになるとのことです。

 


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"シンギュラリティ"とは

2017-06-10 23:02:49 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

英語のSingularity(風変わりな点、特(異)性)のことで、最近では、AI(即ち、人工知能)が人間の能力を超え、人類の存在意義や社会の在り方が大きく変わる時、あるいはそのような時の出来事、という意味で使われているようです。

人類の進化曲線が無限大になるポイント(技術的特異点)が本来の意味で、「AIが人間を超える点」というよりもむしろ「人間がAIと合体して更にすごくなる点」という風に理解するのが正しいようです。

以下の書籍には、シンギュラリティの本来の意味が書かれているとのことです。

レイ・カーツワイル 著, NHK出版編集:『シンギュラリティは近い[エッセンス版]ー人類が生命を超越するとき』、 2016/4/22

上記カーツワイル氏は、2045年頃に、1000ドルのコンピューターの演算能力が人間の脳の100億倍にもなり、技術的特異点に至る知能の土台が十分に生まれているだろう、その結果、この頃には人間の能力と社会が根底から覆り、変容するだろうと予想しているようです。


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"感情AI"とは

2017-02-11 23:46:16 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

人間の感情を推定あるいは認識できるAI(人工知能)のことです。

数100万人の顔写真をコンピュータで読み取り、読み取った時の表情と感情との関係を機械学習しつつデータベースに蓄積します。蓄積されたデータベース上の表情と感情の対応関係と照合させることにより、人間の感情を推定する仕組みです。

感情AIを手掛ける代表的な企業として、米国ベンチャーの「アフェクティバ(※1)」や同じく米ベンチャーの「エモティエント(※2)」などが知られているようです。

※1 ”Affectiva”と綴ります。 https://www.affectiva.jp/aboutus

※2 ”Emotient”と綴ります。2016年1月にアップルが買収しているようです。https://www.bloomberg.com/news/articles/2016-01-07/apple-buys-startup-that-sees-what-s-behind-your-smile?leadSource=uverify%20wall

米アフェクティバの仕組みでは、1つの顔写真から20個の表情を認識し、予め用意された8つの感情の最も適したものへ対応づけてデータベース化されるようです。

感情AIのビジネス応用も展開されつつあります。例えば、人の世話をするロボットに感情AIを搭載し、ロボットに搭載のカメラで世話対象の人間の顔写真を撮影し、推定・認識した感情にふさわしい世話をする、などです。

また、感情にターゲティングした動画広告の最適化なども行われつつあるようです。「感情マーケティング」といった言葉も使われ始めています。


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“エモパー(シャープ)”とは

2015-07-17 23:02:59 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

シャープが提供している人工知能(AI)です。エモーショナル・パートナーを短縮表現したものです。

シャープが2014年冬モデルのスマホの一部機種に搭載し、2015年の夏モデルでは全5機種に搭載しているようです。2015年夏モデルのものでは、性別や年齢、趣味、好きな芸能人などの情報を登録しておくと、エモパーが関連の話題をふってくれたりするようです。

センサー、GPS、時間を組み合わせることによって、3日程度でスマホ携帯者の自宅の場所を認識してしまうようです。当初のものは、自宅にいる時のみに話しかけ、外出中などは話しかける代わりに文字表示に留めていたようですが、2015年夏モデルでは、位置を細かく把握するようにして自宅以外の外出先(例えば駅など)でも話しかけるようにバージョンアップされているようです。

スマホに搭載されたAIとしては米アップルの「Siri(シリ)」が先行しているようですが、シャープのエモパーは米アップルのものと違って、エモパー側から人間の方へ話しかけてくるとのことです。

人工知能の搭載によって、スマホがより人間に接近し、親しみやすくなっていくようです。


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“ディープラーニング(Deep Learning)”とは

2014-10-08 23:05:50 | AI(人工知能)・生成AI・応用・対策

深層学習と訳されます。最先端の機械学習の一種(ニューラルネットワーク技術)です。人工知能(AI)における50年来のブレークスルーと呼ぶ専門家もいるようです。

この技術が実用化されると、自動運転や他者理解、自動翻訳などが完璧にできるようになるとのことです。最終的な形態のひとつとして、人間のように本を読んで理解できるようになることなども考えられています。そのため、社会的に非常に大きなインパクトを与えることになります。

米グーグルや米フェイスブックは、この技術に先行投資しているとのことです。また、中国の百度(Baidu)も同様に進めているようです。


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