http://triridedotcom.wordpress.com/2010/05/29/yeti-303-dh-2011/
いやあ、心そそられるカラーリングですねえ!
ターコイズ&イエロー。最近の黒やターコイズ&ホワイトも好きですが、イエティはこうでなければ!
ああ、イエティに乗りたい……(笑)。
この2011型303はピボットが一つなのにバーチャルピボットという、世にも希なサスペンションシステムを持っています。その秘密はメインピボットを固定してあるスライドレールにあります。初代はとんでもないパーツ量で、お世辞にも洗練されたとは言えない、メンテナンスにも手間が掛かりすぎるシステムでしたが、ここにいたりやっと実践的な形になってきました。
グラフにも出ていますが、比率が変わっていくレバー特性であり、3対1から2.5対1ほどに変化していきます。変化特性は非常に素直で、深く動けば動くほどローレシオになっていく設計です。
ちょっと他の形式と比べてみましょう。dwリンクなどはかなり個性的です。
http://www.dw-link.com/reasons.html#
リンクが死んでいるようで、こんな荒いのしかありませんでした(汗)。ですがこの線は分かってもらえるかと。最初は比率が落ちていくのですが、中盤で変わらなくなり、後半では比率が上がっていきます。この特性だけで全てを言い表すことは出来ませんが、要するに後半粘るセッティングというやつです。もちろんdwリンクすべてではありません。会社、車種ごとに異なった特性を与えられています。これは一つの例です。
でも面白いですよね。
そしてエンドの軌跡。
ほとんど垂直に立ち上がります。これもレールスライド式ピボットのもたらした物です。多くのマルチリンク式サスペンションは軌跡のコントロールと、リヤショックへの入力変化を同時に行っています(別個にすることもできます。例としてはフィッシャーのRS-1とスペシャのデモです)。303もこれに倣います。
フレームワークは奇抜ではありませんが、ダイヤモンド式で十二分に信頼に足ります。
願望としては、フロントフォークのアウターレッグもターコイズに塗りたい……。
塗りたいのですよ!!
それ以外は満点ではないでしょうか(笑)。
29erも用意してくる2011年イエティ。かなり良さそうです。
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