2012 キューブ・ちょいちょい

いや、ドイツ勢が元気です。日本にいるとDHバイクの開発なんて正気の沙汰ではない感じですが（富士見に行くとそうでもないらしいのですが（苦笑）、同郷のキャニオンと言い、D系も力が入っていますねえ。

このDHモデル・TWO15も良い感じです。近頃のフルサスバイクはリンクをコンパクト、あるいは簡素化することでねじれを追放することが多い設計が主流です。こんなにリンク尽くしというのは……、好きですねえ（笑）！


















TWO15




リアクション
http://www.southerndownhill.com/news/news/cube-two15-preview.html
http://www.bikeradar.com/mtb/news/article/cube-launch-10-new-29ers-for-2012-31310

キューブのフルサスはいくつか形状の違いがありますが、AMS、ステレオ、フリッツなど基本的に4バーリンケージになります。ただユニットへの入力が異なりますから、動き的には違う物になります。

TWO15は前三角はかなり複雑ですが、チューブ自体はかなり細身です。むしろ後ろ三角のほうが太いです。しかも角材ですし。ここら辺は設計思想なんでしょうが、意図を聞いてみたいところです。


で、29erもがんばっていらっしゃるわけで。このリアクションはカーボンリジッドながらフロントディレイラーがダイレクトタイプになっているなど、流行をしっかり抑えています。個人的にはこれ以上ディレイラーの組み合わせや形式は、ややこしくならないでほしいですけど（苦笑）。形状の自由を求めてか、このダイレクトタイプは人気があります。

キューブもなんですが、29erの特にリジッドのジオメトリーはまた新たな模索の時期に入っているのかも知れません。色々なのを見かけます。なんというか、まだ確信している訳ではないのですが『前寄り』型と『後ろ寄り』型がある感じがします。ライダーの位置、重心もそうなんですが、剛性をどっちに持ってきているのかというのも作り手がかなり考えているようです。

もちろんこれはどっちが正しいというものではなく、好みに近いところでもあります。

29erも一層分化していくのかも知れません。