キャブレター加工の続きですが、前回、ダイヤフラム下部(ゴムの下側)の部分の壁にパイプを取り付けました。Vmaxの場合、通常この部屋は、キャブレターのエアクリーナーボックス側のファンネル取付部につながっていて、大気圧にはなっていません。今回は、より圧力の高い大気圧を掛けるためパイプを装着したので、キャブレターの通路をゴムキャップで塞ぎます。

前回着けたパイプに、ゴムパイプを装着します。直接空気を吸い込むことはほとんどありませんが、若干空気が出入りするので、ゴミや水が入らないようにしておきます。

4個ともキャブボディの作業が終わったら、ダイヤフラムとスプリング、カバー類を戻します。

この時に、ダイヤフラムのスプリングは、ダイノジェットST-1の柔らかいものから、ノーマルに戻します。これは、今回の作業により、ダイヤフラムのゴムの部分の気圧の差が、大きくなったので、柔らかいスプリングだと少しアクセルを開けただけで、ピストンが即全開になってしまうためです。今回の加工により、ピストンの開く反応スピードを速くしながらも、閉じる反応も速くしたことになります。負圧検知用の穴は、ST-1用のままですが、これ以上の穴を開けた場合。穴の部分の厚みの問題と穴のあけ過ぎによる反応過敏が起きますので、そのままです。(過去に何パターンか実験した結果です)
今日は、夕方から雨だったので、試乗は明日に持ち越しです。
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