旧型Vmaxで長く所有されている方が多く、メーターが1周している方も増えてきました。
年末からスタータークラッチが空回りするという件で、ご連絡を頂いており、レッカー入庫でお預かりです。バッテリーが弱っていたので、補充電し、点検しましたが、やはりスタータークラッチが空回りしており、点火時期確認用の穴から見るとスタータースイッチを放してギアが止まる瞬間にピンが噛んでマグネットローターが少し動いていたので、エンジンオイルを抜き、分解しました。オイルフィルターもご希望により交換です。クランクケースカバーを外していて気が付きましたが、新車時から分解した形跡が無さそうで、スタータークラッチも初めての交換のようですが、10万キロも使っていたと思うと少し感動しました。
スタータークラッチですが、ボルトが3本とも緩んでおり、本体もカバーが分離していました。
ボルトが緩んでいても、角度さえ合えばピンが噛んでクランクが回ることもあるのですが、本体が割れているとピンが噛んでも割れているところが広がって滑るのでクランクシャフトが回りません。交換修理を行いました。別件で、各部に給油していて気が付きましたが、4番気筒のキャブレターのドレンボルトからガソリンが漏れていましたので、Oリングを交換し修理しました。
最終チェックと試乗です。エンジンは始動できましたが、しばらくエンジンを掛けていなかったので、若干不調でしたが、少し乗っていると復調しました。
2019.01.19 作業担当 ヤダ(矢田)