旧型Vmax 最近の作業 修理担当 ヤダ

溜まっていたブログをまとめてアップしようとしたら、写真のアップロードが１日当たり１００枚までなので、途中で止まってしまいました。

　　　　

コンディションレベルチェックパックAでお預かりです。点検と増し締め、キャブレター調整になります。とりあえず外装を外していきますが、トップカバーの前側のモールが止まっていません。通常は、端が接着で、後は、クリップが６か所ありますが、クリップがありません。リアフェンダーですが、前側が穴に刺さっていません。たまにフェンダーの角度を変えるためにわざと前側を下げている方がいるので、とりあえず触っていません。

　　

ヤフオクで見かける補強プレートが装着されています。

　　

クーラントは、エンジンオイルの混入は無いようです。横にカバーがあり、ダミーダクトとの間に空間があるので、押えにグロメットがあるのですが、無くなっているので、付けておきました。エアクリーナーは、純正ではなくNTB製の純正タイプです。とりあえずダイヤフラムの回転はなさそうです。

　　

フルードは、恐らく１年以上は交換していないと思います。

　　

今の所、フォークオイルは、漏れていませんが、オイルシール、クリップが錆びていますので、漏れてもおかしくはない状況です。リアブレーキキャリパーのパッド抑え板が逆になっています。

　　

スパークプラグは、NGK製JR８Cですが、錆が出ています。NGK製のプラグキャップとコードに交換されていますが、コードに劣化があることと、プラグキャップの抵抗値も違い、防水性も無いので、純正に戻した方が良いと思います。ブリーザーパイプが劣化し、オイルが出ており、上側は、エアクリーナーボックスから抜けています。

　

　

液式のバッテリーが搭載されていましたが、現状では、とりあえず平気そうです。エンジン始動前と始動後（ヘッドライト消灯時）の電圧ですが、充電系は平気そうです。

　　

シリンダーヘッドカバーのガスケットから前後ともオイルが滲んでいます。前後とも交換をお勧めします。ステムナットの組み方が違っていることと、フロント周りがゆがんでいましたので、とりあえず、一旦緩めて、まっすぐに組みなおしました。

今回は、状況の点検と車体増し締めとキャブレターの調整と同調を行いました。状況は、壊れている状態ではないですが、劣化している部分もあるので、ゴム類、油脂類の交換等は行った方が良いです。車体ですが、全体的に緩かったので、締め直しました。キャブレターについては、スロー系が濃かったので、一旦標準に戻し、同調もずれていたので、現状で合わせておきました。全体的な状況ですが、フロントタイヤがあっていないので、純正に戻した方が良いです。また、壊れている部分は少ないですが、劣化してきている部分もあるので、一旦正常に戻した方が良いと思います。クラッチについては、温まると切れなりますが、機械的には切れており、クラッチ板の貼り付きが発生していますので、クラッチ板を交換しないと改善しません。

試乗しましたが、エンジン、フレーム、足回りについて、基本的に壊れていませんので、で、消耗部品等の交換で大丈夫だと思います。

納車後の感想についてユーザーズレビューに書き込んで頂いてありがとうございます。せっかくなので、コメント欄にコピーで転記させていただきました。

今後とも、よろしくお願いいたします。

２０１７．０９．３０　作業担当　ヤダ（矢田）