ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1304、シカゴより

2011年10月11日 | Weblog
シカゴの友人からメールが来ました。
シカゴはもう落ち葉の季節到来で毎日落ち葉掃除に追われているようです。
彼の家は郊外の一軒家で、緑が多く落ち葉の量も多いそうです。
上の写真は秋のシカゴ川。
去年の今頃もメールが来ました。
939、シカゴからメール」を参照
9日行われたシカゴマラソンに同僚2人が参加したので応援に行ったとのことですが、ここでも「アメリカ国家斎唱」で始まったそうです。
シカゴマラソンは世界のトップランナーを始め、120か国から市民ランナー約40,000人が参加する大きな大会です。
平たんなコースで世界記録が生まれる高速コースとしても知られています。

2度目のマラソン挑戦となった日本の福士加代子選手は2時間24分38秒で3位でした。
2008年の大阪では2時間40分54秒で19位と惨敗でした。
この時はマラソン初挑戦で、前半は快調に飛ばしていましたが後半失速しています。
2回目のシカゴも前半は快調でしたが、やはり後半失速します。
しかし、何とか持ちこたえ3位でゴールしました。
日本の女子マラソンは2000年のシドニーで高橋尚子選手が、2004年のアテネで野口みずき選手がオリンピック2大会連続で金メダルを獲得しましたが、2008年の北京では中村友梨香選手が日本人最高の13位と惨敗でした。
その後もエース不在で、来年のロンドンも苦戦が予想されます。
福士選手はトラック(3000mと5000mの日本記録保持)で養ったスピードがあり、後半のスタミナが付けば希望が持てます。

去年も書きましたが、この時期駅伝シーズンが始まります。
毎年体育の日に行われる出雲マラソンで東洋大が初優勝しました。

1303、本命不在

2011年10月10日 | Weblog
オバマ大統領の支持率が低迷し、来年の大統領選での再選が危ぶまれていることについて、「気にしない。劣勢に立たされることには慣れている」と語っています。
最近の世論調査では、オバマ大統領の再選を予測する人は37%にとどまり、1期限りの大統領になると答えたのは55%に上っています。
オバマ大統領の支持率がどんなに低下しても民主党の大統領候補はオバマ氏で決りです。
問題は共和党の大統領候補が誰になるかですが、本命がいません。
本命候補と見られていたペリー・テキサス州知事も支持率は伸びず、有力候補と見られていたロムニー前マサチューセッツ州知事も低迷しています。
1980年のレーガン氏のような有力な候補は現れるか?
1104、空母と被災住民」を参照

オバマ大統領は全米で広がっているデモに対しても「国民の不満が高まっていることのあらわれだ」と呑気なことを言っていますが、不満を解消するのは政府の責任でしょう。
1302、99%」を参照

オバマ大統領の支持率が下がっても共和党に有力な候補がいないので、結局オバマ氏が再選される可能性は高い?
1250、オバマ再選?」を参照

1302、99%

2011年10月09日 | Weblog
アメリカの1%の富裕層が富の20%を独占し、99%は貧困に喘いでいるので、富の象徴「ウール街を占拠せよ」のスローガンで始まった抗議デモは、首都ワシントンを始め全米に拡大しています。
「大学を出たが」仕事がない、景気低迷や高い失業率に苦しむ若者を中心として経済格差是正を求める運動は終息の気配が見えません。
リーマンショック以降失業率は9%台で高止まりしていて、7日発表された雇用統計でも9.1%と、依然として高くなっています。
この運動が政府を動かし「アラブの春」ならぬ、「アメリカの春」になるか?
1297、ブルックリン橋占拠される」を参照

アラブの春には「打倒独裁者」という明確な目標がありましたが、今回のアメリカでの運動には明確な目標が見えてきません。
政府に対して批判しているのか、1%の金持ちを批判しているのか、ウオール街を改革し99%を98%にしようとしているのか?
景気を回復させ雇用を拡大させるのは、デモでは達成されないでしょう。
具体的な目標の無い運動は、やがて終息に向かうでしょう。

1301、剛腕も案外小心?

2011年10月08日 | Weblog
6日に初公判を終えた民主党・小沢一郎元代表が同日夜、病院に救急搬送されました。
病院は7日午後、元代表の病状について「左尿管結石」と発表しました。
医師によると、自然に排斥される可能性が高いとみられ、点滴による治療を行っていて1週間程度で退院できる見込みだそうです。
しかし、病状が長引けば公判延期もあり、タイミング良い結石です。

公判後の会見でも検察批判を繰り返し、強気の姿勢を貫いていますが、追い詰められて焦っているように感じられます。
発言は感情的で一貫性がありません。
私も「尿路結石」になったことがありますが、結石は体質や食事などもありますが1番の原因はストレスです。
剛腕で鳴らす小沢氏も、相当なプレッシャーがあったと思われ、強気の姿勢を崩さないのは動揺した心を隠すもののように感じます。
633、42歳」で書いた球界の番長、清原氏も繊細な心の持ち主かも知れません。

1300、ジョブズ氏逝く

2011年10月07日 | Weblog
10月5日、米アップルはスティーブ・ジョブズ取締役会長が、同日死去したと発表しました。
56歳の若さでした。
斬新な製品を次々に生み出した天才経営者で、カリスマ的存在でしたが、新商品発表の場でも黒のシャツとジーンズという、飾らない青年のような姿でした。(上の写真)
8月24日、「職責を果たせなくなった」と最高経営責任者(CEO)の職を辞任してから僅か1か月後のことです。
すい臓がんやそれに伴うさまざまな症状に苦しめられ、健康状態は悪化していました。

同年代(共に1955年生れ)でIT業界を牽引してきたマイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏は「ジョブズ氏と一緒に働くことができて非常に光栄だった、彼の死は本当に悲しい。彼のように大きな影響を与えられる人物は世界にめったにいない」とする談話を発表しました。
オバマ大統領も「インターネットをポケットの中に収めることを可能にする、楽しいIT革命を起こした。世界は先駆者を失った。」という声明を発表しています。
アップルの取締役会は声明を発表し、「スティーブの才能、熱意、エネルギーは、すべての人々の生活を豊かにし、改善するための数限りないイノベーションの源泉となってきた。スティーブのおかけで、世界は計り知れないほど豊かになった。」と述べ、ジョブズ氏の功績を称えました。
同社の時価総額はエクソンモービルを抜いて世界一の企業になりましたが「カリスマ経営者」を失い、アップルの快進撃が今後も続くか注目されます。

エジソン、フォード、ディズニーなどの歴史の先駆者と比肩される発明家で、経営者であった、と評価されています。
彼はこの小さなガレージで会社をスタートさせ、世界を変えました。

1299、イーストリバーで!

2011年10月06日 | Weblog
4日午後、パイロットとイギリス人観光客4人が乗ったヘリコプターがイーストリバーに墜落しました。
ヘリポートはマンハッタン島東の端、34丁目のイーストリバーに面したところにあります。離陸直後にバランスを失ったヘリは墜落し、乗客の女性1人が死亡、3人がけがをしました。
目撃者によるとヘリは7メートルほど上昇した後に機体が回転を始め、川に落ちたということです。
機体は水面で上下逆さまになり、間もなく水没し、ダイバーや救助艇が出動して救助に当たりました。
死亡した女性は後部座席にいて脱出できなかったとみられ、墜落から約1時間後に遺体で見つかりました。
ほかの乗客は自力で脱出して救助され、近くの病院に運ばれました。

マンハッタンを上空から眺めるヘリでの遊覧飛行は観光客に人気がありますが、私がニューヨークにいた頃も、ときどきイーストリバーに墜落しました。
遊覧飛行は一時禁止されていましたが、再び行われているようです。
上の写真は34丁目のヘリポートで、救助活動が行われています。
上を走るのはFDRです。

下の写真は墜落して上下逆さになったヘリ(左)と救助艇(右)。


FDRとイーストリバーについては「15、FDRドライブ」の写真を参照。
中央より少し右寄り、エンパイアステート・ビルを東に進んでイーストリバーに突き当たったところに34丁目のヘリポートがあります。
写真の右端に国連ビル(平べったいビル)が見えますが、国連は42~48丁目にあり、その約10ブロック南です。
500、イーストリバー・パークと団地」の団地は左端の方。

1298、どんどん早まる

2011年10月05日 | Weblog
米共和党のフロリダ州支部は、2012年大統領選の同党候補者指名に向けた予備選を来年1月31日に行うと発表しました。
大統領選の予備選・党員集会は、伝統的にアイオワ、ニューハンプシャー、ネバダ、サウスカロライナ各州の順に行われています。
フロリダの決定に、これらの州は1月初めか今年中にも行うなど日程の前倒しは必至で、この流れは年々強くなっています。
共和党の候補者はこれといった本命が見当たらず、候補者もまだ出そろってない状態です。

州ごとに投票日が異なるため、最初に投票が行われる州の結果に全米の注目が集まります。
序盤で勝利した候補は資金集めや支持拡大に弾みがつくので各候補は序盤戦に力を入れます。
このため予備選を早期に行い候補者指名争いの流れに影響を与え、州の存在感を高めようとする動きが強くなります。
1年も前から予備選が始まれば有権者は本選までに疲れてしまい、大統領選への関心が薄れてしまうのではないかと心配する声も出ています。

日本では1年もすれば首相は代ってしまいますが、アメリカでは1年も前から次の大統領を選ぶ準備が始まります。
最も、2012年大統領選に向けた動きは既に始まっています。
1250、オバマ再選?」を参照
日本の首相は3日で決り、1年で交代です。
次期大統領が決る1年後まで「どじょう首相」は生き延びているか?

1297、ブルックリン橋占拠される

2011年10月04日 | Weblog
世界経済の中心、ウォール街周辺で先月中頃から若者を中心にデモが続いています。
連日1000人以上が参加していますが、10月1日は大規模なデモに発展し、ウォール街近くのブルックリン・ブリッジで座り込んだり、車道を行進して交通を妨げたりして700人が逮捕されました。(上の写真)
景気低迷と高い失業率に直面するアメリカでは貧富の差が拡大していて、格差是正を求めて政府の政策を批判しています。
金融危機を引き起こし、経済危機をもたらした金融機関の経営者たちが高額な報酬を受け取っていることに不満を持つ人たちが金融街周辺で抗議しています。
「ウォール街を占拠しろ」の掛け声のもとデモはヒートアップし、大量の逮捕者が出た後も衰える気配は無く、ボストン、シカゴ、サンフランシスコ、ロスアンジェルスなど、全米に拡大しています。
ここで使用されているのはインターネットの交流サイト、フェイスブックやツィターなどで、若者を中心にデモを呼びかけています。
この動きを中東の民主化を求めた「アラブの春」に例えるメディアもあります。

ブルックリン・ブリッジと金融街の位置関係(下の地図)


ブロードウエイ(ピンクの線)が南北に走り、東側にウォール・ストリートがあります。(赤い線)
その南にニューヨーク証券取引所を中心とした金融街(FINANCIAL DISTRICT)があります。(赤丸で囲った地域)
ブロードウエイ西には今は無きワールド・トレード・センター がありました。
ブルックリン・ブリッジは金融街の北東、イーストリバーに架かっています。(青い丸)

1296、出荷OK

2011年10月03日 | Weblog
私の住んでいる地域では10月1日から稲刈りが始まりました。
それに先駆け、放射性物質検査の結果、安全が確認され「出荷、販売できます。」という知らせが回ってきました。


米作農家も一安心ですが、台風15号による被害で収穫量が大幅に減少する農家もありそうです。
1286、秋晴れ」を参照
例年、稲刈りが始まると雨に悩まされますが今年は1日、2日と好天で順調です。
5日、6日は雨の予報なので心配です。

1235、耕作放棄地」も参照

1295、モニュメント調査中

2011年10月02日 | Weblog
8月の地震で被害を受けた「ワシントン・モニュメント」の調査が行われています。
高さ169mの頂点から命綱をつけた専門家が外壁を伝わって写真を撮ったりして、被害状況を調べています。
石造りの塔には多数のヒビが入り、内壁や外壁の一部がはがれ落ちたりして、閉鎖されています。
調査とその後の修復作業を考えると、いつ観光客が昇れるか分りません。